お待たせしました！「ハウルの動く城」原作者による大人気シリーズ「大魔法使いクレストマンシー」いよいよ文庫に！

第1巻『クリストファーの魔法の旅』を上・下巻で刊行。解説は、声優で作家の池澤春菜！

徳間書店

2025年11月6日 11時00分

株式会社徳間書店（本社：東京都品川区上大崎代表取締役社長：小宮英行）は、文庫『大魔法使いクレストマンシー　クリストファーの魔法の旅（上・下）』（上：https://www.tokuma.jp/book/b670268.html／下：https://www.tokuma.jp/book/b670269.html）を、11月11日（火）に発売いたします。以降、「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ全7巻を毎月刊行していきます。

本シリーズは、宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表連作「大魔法使いクレストマンシー」の文庫化。装画は、英国版「ハウルの動く城」の新装版装画も担当したしまざきジョゼ。装いを新たに、魔法ファンタジーの魅力をお届けます。

解説は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが「生涯の推し作家」という声優で作家の池澤春菜。依頼文字数をオーバーするほどの熱い解説もぜひお楽しみください。

ダイアナが書く物語は、確実にわたしの世界の彩りを深めてくれました。辛いことがあったとき、悲しい思いをしたとき、わたしはダイアナ・ウィン・ジョーンズの本を手に取ります。二時間、本の中に潜って、また現実に戻ってくると、世界に立ち向かう力が戻ってきている事に気づきます。わたしがこの世界で生きていくことの理由の一つが、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの本です。（解説より一部抜粋）

単行本は2001年に刊行が始まり、ファンタジーファンを中心に小学生から大人まで広く愛され、累計20万部の人気シリーズに！今回、あらためて多くの方の手に取ってもらいたいと、十代の読者も手に取りやすい文庫の刊行を開始します！

【あらすじ】

クリストファーは幼いころから、別世界へ旅する力を持っていた。クリストファーの強い魔力に気づいた伯父の魔術師ラルフは、それを利用し始める。一方老クレストマンシーは、クリストファーが自分の後を継ぐものであることを見抜き、城に引き取る。だが、クリストファーが唯一心を許せるのは、別世界で出会った少女「女神」だけだった。やがてクリストファーの力をめぐり、城は悪の軍勢の攻撃を受け…？　シリーズ続刊で「クレストマンシー」として登場するクリストファーの少年時代を描く。

クレストマンシーとは、あらゆる世界の魔法の使われ方を監督する、9つの命を持つ大魔法使いの称号。魔法をめぐる事件あるところ、つねにクレストマンシーは現れる！

【主な登場人物】

・クリストファー・チャント（主人公・不思議な夢をみる少年）

・お父さん

・お母さん

・ラルフ伯父（お母さんの兄で魔術師）

・ミス・ベル（最後の家庭教師）

・女神（第十系列の世界の女神〈生けるアシェス〉）

・タクロイ（〈あいだんとこ〉で出会ったラルフ伯父の助手）

・ゲイブリエル・ド・ウィット（現クレストマンシー）

・フレヴィアン（クリストファーの家庭教師）

・ポーソン博士（探知能力者）

・スログモーテン（女神の世界の赤毛のネコ）

【文庫版】「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ今後の刊行予定

●2025年11月 「クリストファーの魔法の旅」（上・下）　

●2025年12月 「魔法使いはだれだ」

●2026年1月 「魔女と暮らせば」

●2026年2月 「トニーノの歌う魔法」

●2026年3月 「キャットと魔法の卵」（上・下）

●2026年4月 「魔法の館にやとわれて」

●2026年5月 〈外伝〉「魔法がいっぱい」

【著者プロフィール】

作・ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

1934～2011。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く著し、英国を代表するファンタジー作家・ファンタジーの女王と称された。作品に「ハウルの動く城」シリーズ、「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ、『七人の魔法使い』、『銀のらせんをたどれば』、『アーヤと魔女』（以上徳間書店）、『九年目の魔法』（東京創元社）など。

訳・田中薫子

慶応義塾大学理工学部物理学科卒業。訳書に「バンダビーカー家は五人きょうだい」シリーズ、『大魔法使いクレストマンシー　クリストファーの魔法の旅』『同　魔女と暮らせば』『同　魔法の館にやとわれて』『同　キャットと魔法の卵』、『賢女ひきいる魔法の旅は』、『時の町の伝説』、『花の魔法、白のドラゴン』、『アーヤと魔女』（以上徳間書店）他多数。