次世代高効率ディスプレイ向けCdフリー量子ドットで、RGB画素のパターニングに成功
―低環境負荷、かつ高輝度・高コントラスト・広色域のディスプレイの実現へ―
NEDOの「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」において、シャープ(株)、シャープディスプレイテクノロジー(株)、東京大学は、次世代高効率ディスプレイの実用化を目指して、2019年度から「次世代高効率ディスプレイの材料およびプロセス開発」に取り組んできました。
今般、発光スペクトル幅が狭くカドミウム(Cd)を含まない量子ドットによる、電流注入での発光とRGB(赤緑青)画素のパターニングに成功しました。これにより、環境負荷が小さく、高輝度・高コントラストで広い色域を兼ね備えた、新たな自発光型のディスプレイの実現が可能となります。今後は、ヘッドマウントディスプレイをはじめとした中小型の高精細ディスプレイから8K/4K大型ディスプレイまでに適用できる省エネルギーディスプレイの早期実用化に取り組み、2030年の日本における省エネ効果量として11.3万kL(原油換算)を目指します。
シャープ(株)と東京大学は、本成果の詳細を2022年12月16日に福岡国際会議場で開催される第29回ディスプレイ国際ワークショップ(IDW’22)で発表します。
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【ニュースリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/221212-a.html
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