構造用粘着テープの市場規模、2026年に102億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「構造用粘着テープの世界市場 (~2026年):樹脂タイプ (アクリル・ゴム・シリコーン)・下地材・エンドユーザー産業 (自動車・ヘルスケア・電子&電気・再生可能エネルギー・Eモビリティ・建築&建設)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を9月24日より開始いたしました。

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構造用粘着テープの市場規模は、2020年の76億米ドルからCAGR4.1%で成長し、2026年には102億米ドルに達すると予測されています。構造用粘着テープ市場は、電気・電子、自動車、建築・建設、ヘルスケアの各業界の著しい成長により、一貫した成長を遂げてきました。さらに、発展途上国における製薬産業の大幅な成長と、熱管理ソリューションの需要が構造用粘着テープ市場を牽引しています。また、高強度、高品質、高信頼性、高精度の構造用粘着テープの需要が増加していることや、世界各地でギガファクトリーが拡大していることも、同市場メーカーにチャンスを与えていると考えられます。





COVID-19パンデミック構造用粘着テープ市場への影響

COVID-19パンデミックにより、構造用粘着テープ市場には様々な影響が出ています。自動車、建築・建設、電子・電気機器などの業界では、需要が大幅に低迷しています。一方、ヘルスケア業界は、PPEキットや医療機器の需要が多いため、パンデミック以降、需要が拡大しています。3M社、Tesa SE社、日東電工株式会社などの企業は、顧客基盤の拡大とビジネスへの影響を軽減するために、積極的なマーケティングを開始しています。

牽引要因:医療体制強化に向けた政府の救済策からの需要

COVID-19の影響による医療業界の強化に向け、EUは、英国には国民一人当たり550米ドル、ドイツとアイルランドには国民一人当たり約366米ドル、その他の欧州諸国にも同様の予算を配分することを計画しています。医療分野での取り組みとしては、専門的な医療機器や個人用保護具(PPE)の購入、研究機能の拡張、スタッフの増員や給付金の支給、病院や小国政府への支援、ワクチン製造への寄付などが挙げられます。

2020年2月、中国政府は、医療および関連部門の支援に2000億米ドルの援助を発表しました。医療用構造粘着テープは、ヘルスケア業界のさまざまな用途に使用されています。これらのテープは、呼吸用チューブを所定の位置に固定したり、静脈ラインを固定したりすることで、患者の術後のドレーンやポートの処理に役立ちます。このように、医療業界における複数の用途と、政府から割り当てられた資金が、医療業界における構造用粘着テープ市場の牽引役として機能しています。

抑制要因:原材料価格の変動

欧州の構造用粘着テープメーカーにとって、原材料の価格と入手のしやすさは、製品のコスト構造を決定する上での重要な要素となっています。天然ゴム、フィルム、発泡体、紙、PP、PVC、接着剤、剥離ライナーなどが、構造用粘着テープの製造に使用される原材料です。これらの原材料のほとんどは石油由来の誘導体であり、商品価格は原材料価格の変動の影響を受ける傾向があります。欧州における石油価格は、世界的な需要の増加や中東の情勢不安などにより変動しやすく、原材料のコストと入手可能性の不確実性は、市場の成長にマイナスの影響を与えます。




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上場
東証スタンダード
資本金
1億6250万円
設立
1995年01月