今の日本の音楽業界に欠けているもの…それは”大人の恋歌” 松本 隆の恋歌図鑑 ~風街を彩る恋の歌~

016年9月18日(日)19:00~19:55OA!

TOKYO FM

TOKYO FMでは、日本を代表する作詞家・松本 隆と、シャンソンの枠にとどまらずジャンルを問わない唄い手として活躍中のクミコを迎えた特別番組『松本 隆の恋歌図鑑 ~風街を彩る恋の歌~』を、9月18日(日)19:00より放送します。どうぞご期待下さい。
◆「子どもの歌ばかり…そんな日本が痛々しい。大人の恋歌が足りないのでは?」(松本 隆)

9月7日にリリースされたクミコの新曲・クミコwith風街レビュー『さみしいときは恋歌を歌って/恋に落ちる』でストレートな”恋歌”の作詞を手がけた松本 隆。今、この時代になぜ「恋歌」なのでしょうか?なぜクミコに今、ストレートな恋歌を歌わせようと思ったのでしょうか?
「クミコの音楽活動をずっと端で見てきたのだけど、生きるとか死ぬとか、曲が深刻なものばかりからさ(笑)。もう一度、恋の歌でも歌ってみるのはどうかな?と思って」さらに「歌うたいは、死ぬ間際まで恋歌を歌うべき。歌うこと=幸せを配ることだからね」とも。そんな松本 隆に対してクミコは「詞がリアルでストレート!…プライベートで何かあったんですか?」と詰め寄ります。これには、松本 隆もタジタジに…。
以前、松本 隆は自身のエッセイで「ぼくは歌をつくるとき、時代に媚びるような鏡ではなく、その次代にかけているものに光を照射するような鏡になりたい」と綴っています。そんな松本 隆が思う、今の日本の音楽業界に欠けているものとは?
「今は子どもの歌ばかりが耳につきますよね。なんだかそんな日本って痛々しいですよね。大人のためのちゃんとした恋の歌が(今の日本の音楽業界には)足りないのでは?ぼくの書いた詞に、シャンソンのクミコの歌が乗って、おしゃれな女の人の歌になった」
さらに、4年後に開催される東京オリンピックに向けて、再び変わろうとしている東京の街を前に、あらためて考える「風街」についても話が及びました。「64年の東京オリンピックがあって、再開発によって無理やり東京が変わった。家がなくなって大きな通りになった。広場や空き地が奪われてしまったーそんな喪失感から”風街”(という概念)が生まれたんです。風街とは、僕の記憶の中に残る、少年の頃の街の風景。東京に限らず、古いものが残っている街が好きですね」
また、松本 隆が影響を受けた「恋歌」についても語ります。いったい誰のどんな曲なのでしょう?9月18日(日)の放送をお楽しみに。
【番組概要】
◆タイトル: 『松本 隆の恋歌図鑑 ~風街を彩る恋の歌~』
◆放送日時: 9月18日(日)19:00~19:55 ◆放送局:  TOKYO FM
◆出演者: 松本 隆、クミコ

【プロフィール】
◆松本 隆(まつもと・たかし)

作詞家。1949年、東京・青山生まれ。20歳のとき、細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂とともにロックバンド“はっぴいえんど”を結成し、ドラムスと作詞を担当。「日本語のロック」を立ち上げ、その後の日本のポップ・ミュージックシーンに多大な影響を及ぼす。はっぴいえんど解散後は作詞家に専念。活動の場を歌謡界にまで広げる。アグネス・チャン、太田裕美、近藤真彦、松田聖子、斉藤由貴、薬師丸ひろ子、KinKi Kidsなど、膨大な数のヒット曲をクリエイト。寺尾聰「ルビーの指環」(81年)では日本レコード大賞作詞賞を受賞。作曲家・筒美京平や、細野晴臣、大瀧詠一、松任谷由実らはっぴいえんど時代からの音楽仲間たちとともに歌謡曲黄金時代を築いた。90年代以降は、若い世代とのコラボレーションが盛んになり、00年代には自らのインディペンデント・レーベルを設立、新人バンドを発掘するなどの音楽プロデュースも積極的に行った。また、クラシック音楽への造詣も深く、シューベルトの「冬の旅」(15年2月、新進気鋭のテノール歌手・鈴木准による歌で新規録音、CDブックとして発売)「美しき水車小屋の娘」などクラシック歌曲集の現代口語訳も手がけている。12年には「古事記」を題材に口語体の作詞をほどこした「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を発表しレコード大賞企画賞を受賞した。作詞活動45周年を迎えた2015年、作詞は2100曲を超え、オリコンベストテン入りした曲は130曲を超えている。そして、昭和から現在まで第一線で日本の音楽史を支えてきた松本の功績は、「第66回芸術選奨文 部科学大臣賞」にも輝いた。 
◆クミコ

1954年、茨城県水戸市生まれ。1982年にシャンソン老舗・銀座「銀巴里」のオーディションに合格し、プロとしての活動をスタート。1999年、作詞家・松本 隆と出会い、松本 隆・鈴木慶一プロデュースでアルバム「AURA アウラ」を発売。2002年、ニューアルバム「愛の讃歌」をリリース。アルバムに収録されている「わが麗しき恋物語」が大きな反響を呼び、シャンソンでは異例の大ヒットとなり注目を集める。2010年には念願の「NHK紅白歌合戦」への出場を叶えた。現在、ライブ・コンサート他、エッセイ執筆、テレビ・ラジオ出演等、あらゆる方面で活躍中。

【新譜情報】

タイトル:クミコwith風街レビュー『さみしいときは恋歌を歌って/恋に落ちる』
松本 隆が無名のクミコに“街角の歌姫”という称号を与え、アルバム『AURA』を世に送り出したのが2000年。本プロジェクトはそれ以来、実に16年ぶりとなる松本 隆、クミコのリリース企画です。そんな二人の出会いに新たな彩りを与えてくれるのが、現J-POPシーンを代表する気鋭のソングライター&プロデューサーの面々です。松本 隆の<言葉>と、彼をリスペクトして止まないミュージシャン達の<メロディー><サウンド>をクミコの<歌>で綴れ織るタペストリーソング集というべきアルバムを2017年春リリースに向けて制作していきます。その先行シングルとなる「さみしいときは恋歌を歌って」を2016年9月7日リリース!作曲の秦 基博がコーラス参加!
2016年9月7日発売 コロムビアレコード CD:COCA-17221 ¥1,204 + 税
1. さみしいときは恋歌を歌って
作詞 : 松本 隆 作曲 : 秦 基博 編曲 : 冨田恵一
2. 恋に落ちる
作詞 : 松本 隆 作曲 : 永積 崇 編曲 : 冨田恵一
3. さみしいときは恋歌を歌って
(Instrumental)
4. 恋に落ちる
(Instrumental)


 

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上場
未上場
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設立
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