LIFULL、北海道幕別町へ「インスタントルーム」「Poop Loop」を企業版ふるさと納税(物納)により寄付

防災(要配慮者支援)と農業振興、二つの地域課題に同時にアプローチ避難所でのプライバシー確保と、循環型の農業振興を両輪で支援

株式会社LIFULL

事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊東祐司、東証プライム:2120)は、2026年9月11日(金)に企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の仕組みを活用し、北海道幕別町へ「インスタントルーム」(15棟)及び循環型農業資材「Poop Loop(プープ・ループ)」(20L:40個/1L:44個)を寄贈いたしました。この寄付に対し、2026年10月13日(火)に執り行われた感謝状贈呈式にて、幕別町より感謝状を受領しました。

本取り組みにより、災害発生時の避難所における要配慮者(妊婦・要介護者等)のプライバシー確保と、持続可能な農業振興という、幕別町が抱える複合的な課題解決を支援します。

取り組みの背景と目的

現在、全国の自治体において、地震・水害などの激甚化する自然災害への備えは重要な課題となっています。その中でも、災害発生時の避難所運営においては、プライバシーを確保したスペースの確保は現代社会において重要となってきています。

また、農畜産業が盛んな幕別町では、将来にわたっての農畜産業の持続的な発展を目指しており、農業の生産性の向上と経営の安定化も、町の重点施策と位置づけられています。

今回、幕別町への寄贈により、以下の2点を目指します。

  1. 防災インフラの強化:災害発生時の避難所において、要配慮者(妊婦・要介護者等)に配慮したプライベート空間を確保

  2. 農業振興への貢献:循環型農業資材「Poop Loop」の活用による、持続可能な農業の後押し

防災・福祉の観点と、地域の基幹産業である農業振興の観点の両面から、幕別町の持続可能なまちづくりに寄与してまいります。

インスタントルームの特徴

グループ会社LIFULL ArchiTechがする、段ボールの多層構造を活かした組み立て式の個室空間です。工具を一切使わず大人2名で約15分で設営が可能で、優れた断熱性・遮音性によりプライバシーが確保された居住空間を迅速に構築できます(組立時サイズ:約幅2m×奥行2m×高さ2.7m)。ユニットを連結して広さを自由に変更できるほか、役目を終えた後はリサイクルが可能です。インスタントルームは避難所生活の質の向上を目的に開発された製品で、令和6年能登半島地震の被災地において実際に活用され有用性が示された製品を、さらに改良し発売したものです。過酷な避難生活の中でもプライバシーを確保して安心して過ごせるスペースとして、また、授乳室や着替え室、子どものおむつ替えスペースとしても活躍が期待されます。

製造元:株式会社LIFULL ArchiTech(LIFULLグループ)( https://instantproducts.lifull.net/ )

▼今回寄贈したインスタントルームのメリット

  • 避難所生活の質の向上:
    優れた断熱性・遮音性によりプライバシーが確保された個室空間を迅速に構築でき、災害関連死の一因ともされる肉体的・精神的負担の軽減に貢献します。

  • 設置の容易性と機動性:
    工具を一切使わず大人2名で約15分で設営が可能なため、必要な時に必要な場所へ迅速に「個室」を用意できます。部屋同士を繋ぐことで、家族向けの広い空間にも対応可能です。避難所のレイアウトや家族構成に合わせて部屋の形を柔軟に構成できます。

  • 備蓄のしやすさ:
    素材が段ボールで軽量(1ユニット約17kg)かつ、保管時は約120cm×65cm×29cmの平積み可能なコンパクトサイズに収まるため、新たな防災倉庫の建設等を伴わず、限られたスペースでも計画的な備蓄が可能です。

Poop Loop (LAL鉄触媒)の特徴

独自の鉄触媒による物理化学反応を活用した循環型農業資材です。家畜の糞尿に添加すると、悪臭や温室効果ガス(GHG)の発生を抑えながら、短期間で堆肥化が進むことが期待できます。また、畑や水田に直接散布すると、施肥した窒素をアンモニア態のまま土壌に保持し、作物の生育促進や品質向上が期待できます。畜産・畑作・稲作など、幅広い農業で活用できます。

取扱元:株式会社LIFULL Agri Loop(LIFULLグループ)( https://agriloop.lifull.jp/ )

▼今回寄贈したPoop Loopのメリット

  • 牧草・作物の収量や品質の向上:
    Poop Loopで処理したスラリーや尿を牧草地に散布した結果、牧草の収量や糖度の向上が確認されています。良質な自給飼料を確保できるため、飼料費の削減が期待できます。畑への直接散布では、ほうれん草・小松菜・イチゴなどで生育促進や糖度向上の実績があります。水田では、米の食味値向上の実績もあります。

  • 悪臭・温室効果ガスの削減:
    糞尿にPoop Loopを添加して撹拌するだけの簡便な処理で、悪臭やGHGの発生抑制が期待できます。周辺環境や近隣住民の皆様の生活環境への負担軽減にもつながります。

  • 持続可能な循環型農業の実現:
    地域で出る家畜糞尿を農地に還すとともに、土壌の酸性化を抑えて健康な土を保ちます。これにより、畑作・酪農を基幹産業とする幕別町の生産基盤の強化と、食料自給率の向上に寄与します。

今後の展開について

地域創生や防災強化に加え、循環型農業の推進など、地域の実情に応じた課題解決に企業版ふるさと納税に限らず積極的に共創し取り組む方針です。

幕別町 飯田晴義町長のコメント

この度、株式会社LIFULL様より、「インスタントルーム」ならびに「Poop Loop」をご寄附いただきましたことに心より感謝申し上げます。

全国で大規模な災害が発生し、避難所環境の改善が叫ばれる昨今、自治体においては万が一の災害に向けた備えが不可欠です。特に幕別町は昨今の全国的な夏季の暑さのみならず、北海道十勝の過酷な寒さに備える体制が必要であります。

今回ご寄附いただいたインスタントルームはプライバシーの確保は勿論のこと、断熱性にも優れており、本町における避難所環境の整備に大変有効な備えとなることを期待しています。

加えて、本町の基幹産業であります農業に資する「Poop Loop」については、土壌や臭い対策に効果的な資材とお聞きしており、町内農業団体を通じて農業者の協力のもと、農業振興に役立ててまいりたいと存じます。

民間企業の皆様との連携は、強靭な地域社会を築く上で大きな支えとなります。地域課題の解決に向け、今後とも株式会社LIFULL様と共に歩んでいけることを期待しております。

株式会社LIFULL 地方創生事業CEO 桝田裕司のコメント

LIFULLグループでは、令和6年能登半島地震の被災地支援を通じて、「高断熱で安全な居住空間を短時間で構築できる」ことの価値を実感してまいりました。特に避難所生活が長期化する中で、要配慮者の方々にとってプライバシーの確保がいかに重要か、被災地の声から学ばせていただいた経験が、今回の寄贈の原点にあります。

幕別町様とは、地域活性化に関する包括連携協定を通じて、移住・定住促進や空き家利活用など、様々な分野で連携を進めさせていただいております。今回、防災という切り口に加え、畑作・酪農を基幹産業とする幕別町様の実情に即した形で、循環型農業資材「Poop Loop」もあわせて寄贈できることを大変嬉しく思っております。農畜産業現場の課題解決を通じて、生産基盤の強化や環境負荷の低減に貢献できればと考えております。

防災・福祉の観点と、地域の基幹産業である農業振興の観点、この二つを同時に支援できることは、これまでLIFULLが積み重ねてきた知見を組み合わせた新たな取り組みでもあります。幕別町様との連携を通じて、全国の自治体が抱える複合的な地域課題の解決モデルを示せるよう、これからも共に歩んでまいります。

株式会社LIFULLについて (https://lifull.com/)

LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。現在はグループとして、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家(けんびや)」などの事業展開を行っています。

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会社概要

株式会社LIFULL

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URL
https://lifull.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600
代表者名
伊東祐司
上場
東証プライム
資本金
97億1600万円
設立
1997年03月