加湿・除湿の両機能を兼ね備え、オールシーズンで使用可能なアップライトピアノ用 湿度調整剤 EMUL（エミュール）『EML-TKJN01』を2023年1月18日（水）発売

島村楽器株式会社（本社：東京都江戸川区、代表取締役社長：廣瀬 利明、以下 島村楽器）と、シャープ株式会社（本社：大阪府堺市、代表取締役社長 兼 CEO：呉柏勲、以下 シャープ）は、アップライトピアノ用 湿度調整剤EMUL（エミュール）『EML-TKJN01』を共同で開発し、2023年1月18日（水）に島村楽器の店頭並びにオンラインストアにて発売します。

『EML-TKJN01』は島村楽器とシャープの研究開発チームが共同で開発したアップライトピアノ用の湿度調整剤です。乾燥時には放湿、多湿時には吸湿することで、密閉空間を目標湿度に調節・維持することを目的にシャープが開発した素材「TEKIjuN（適潤）」(※1)を使用しています。当製品をアップライトピアノ内部に設置することで、木製楽器に最適とされる湿度50%RH前後に調節・維持します。従来、過度な乾燥や多湿による劣化を抑制するため、乾燥時には湿らせた吸水性高分子などの加湿剤、多湿時にはシリカゲルなどの乾燥剤をピアノ内部に設置、あるいは同じ空間に加湿器や除湿機を置くなどの湿度管理が推奨されてきました。

その際、例えば、乾燥剤は冬季に過乾燥を招く恐れがあるため季節に合わせた湿度調整剤を選んだり、機材用の電源を確保したりする必要がありました。

今回発売するEMULでは、ビーズ型TEKIjuNが入った不織布袋を付属のトレイの上に置き、アップライトピアノ内に設置するだけで、TEKIjuNが湿気を吸収または放出し、ピアノ内部の湿度を調節するため、季節を問わず利用可能であり、電源を用意する必要もありません。アップライトピアノ内部を簡単に適切な湿度の状態に保ちます。

島村楽器とシャープは、1年以上の時間をかけ、島村楽器の店頭や一般家庭に置かれたアップライトピアノ内部の湿度推移データを共同で抽出・検証して開発を進め、今回の発売に至りました。両社は、今後も楽器の品質維持に役立つ製品の開発・普及に取り組んでまいります。

■ 湿度調整剤EMUL『EML-TKJN01』の特徴
1．電源不要で、昼夜問わずアップライトピアノ内部の湿度を調整。加湿器のような水の補給も不要です。
2．環境湿度に応じて放湿・吸湿を行い、アップライトピアノ内部を最適とされる50%RH前後に調節・維持します。
3．加湿・除湿の両機能を兼ね備え、オールシーズンで使用可能。従来の湿度調整剤は、湿気の吸収または放出のどちらかのみに対応しており、夏場は過度の多湿、冬場は過度の乾燥の恐れがありました。本製品は湿気の吸収および放出が可能なため、季節を問わず大切なピアノのコンディション維持にご利用いただけます。
4．取り換え時期を視覚的にお知らせします。不織布袋内のビーズが白濁したら交換時期です。

※1 TEKIjuN（適潤）はシャープの登録商標です。

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