今夏のエアコン利用時間&利用増加時間47都道府県ランキングを発表。昨年比で最も利用時間が伸びた都道府県は? 「夏じまい」サボったら冬の暖房代がアップ。 エアコンのプロが教えるエアコン夏じまい
日本の7月の平均気温は昨年同月の記録を更新し、1898年の観測による統計開始以来過去最高になるなど、連日危険な暑さが続いた今年の夏。全国各地で例年以上にエアコンを酷使した方も多いのではないでしょうか。冷房で酷使したエアコンは、暖房稼働に備えてしっかりとお手入れが必要です。さらに、気象庁によれば今年は厳しい残暑が予想され、お手入れをしないままに暖房シーズンに突入してしまう「夏じまい忘れ」も懸念されます。
この度、パナソニック株式会社では、今夏のエアコン稼働状況を調べるとともに、エアコンお掃除について調査しました。
また、暖房利用をスムーズに開始できるように、「エアコン夏じまい方法」をパナソニック エアーマイスターの福田風子が解説します。
【本リリースサマリー】
■秋のエアコンお手入れに関する調査
・夏の間エアコンのお手入れ、「まったくしていない」が最多の43%
・今年、「夏じまいの予定なし」44%
・これまで、「夏じまいを行っていない」45%
・「エアコン内部にカビが発生しやすいのは冷房」、正しく理解していないのは50%
■今夏のエアコン利用時間&利用増加時間ランキングを発表!
・利用時間ランキング1位は沖縄県、1日平均13.66時間、1ヶ月平均423.53時間
・利用増加時間ランキング1位は高知県、1日平均1.82時間、1ヶ月平均で56.39時間
■パナソニック エアーマイスターが教える、エアコン夏じまい
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今夏、お手入れをまったくしていない“ほったらかしエアコン”は43%
さらに、44%が今夏のエアコン稼働終わりにお手入れ予定なし
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まず、今夏のエアコンのお手入れについて調べたところ、夏の間エアコンのお手入れを「まったくしていない」方が最多の43%という結果に。パナソニックではフィルターお掃除の適切な頻度として2週間に1回を推奨していますが、「2週間に1回以上」と回答した方はわずか5%となりました。
続いて、「今夏のエアコン稼働終わりの秋(9月~11月)に、自宅のエアコンのお手入れをするつもりはありますか?」とたずねたところ、「ある」が56%の一方で「ない」が20%、「わからない」が24%と、44%は夏じまいの予定がないことがわかりました。
さらに、「これまでエアコン稼働終わりの秋(9月~11月)に、自宅のエアコンのお手入れをしていましたか?」という質問では、「必ず毎年している」(21%)、「ほとんど毎年している」(34%)と半数以上の方がこれまで「夏じまい」を行っているものの、「ほとんどしたことがない」(34%)、「まったくしたことがない」(11%)と45%の方は「夏じまい」を行っていないことがわかりました。
夏じまいを推奨する理由の一つは、暖房よりも冷房の方がエアコン内部にカビが発生しやすいためです。「エアコン内部にカビが発生しやすいのは、冷房と暖房どちらか知っていますか?」という質問を行ったところ、正しく理解しているのは50%で、「暖房」13%、「知らない」37%と半数が正しく理解していないことがわかりました。
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今夏のエアコン利用時間&利用増加時間ランキングを発表!
猛暑の影響、エアコンの使い方にも変化あり
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パナソニックは、エオリアアプリに接続したエオリアユーザーの利用データをもとに、「夏のエアコン使用実態調査」を実施。8月のエアコン冷房利用時間と利用増加時間(昨年同月比)を、それぞれ算出しました。
■夏のエアコン利用時間ランキング 2024
今年8月、全国で最もエアコン冷房利用時間が多かったのは沖縄県で、1日平均13.66時間、1ヶ月平均423.53時間という結果になりました。全国の1日平均も13.01時間とデータ計測開始以降最高を記録。年々加速する酷暑に伴い、エアコン冷房の使用時間が長時間化していることがわかります。
■夏のエアコン利用増加時間ランキング 2024
今年8月、昨年同月と比較して全国で最もエアコン冷房利用時間が増加したのは高知県で、1日平均1.82時間、1ヶ月平均で56.39時間もの増加となりました。
気象庁によれば、8月の気温は各地で記録的な高温となり、特に西日本では、月平均気温平年差が+1.8℃となり、1946年の統計開始以降、8月として1位の高温となりました。エアコン利用増加時間ランキングにおいても、四国・九州・沖縄地方の西日本エリアが上位を席巻し、上位5県では1ヶ月平均で50時間以上も昨年から増加。8月の記録的な暑さを反映する形となりました。
今年も昨年に続き、多くの地域で利用時間が増加したエアコン。暖房利用をスムーズに開始できるように、カビの発生メカニズムとともに、『エアコン夏じまい方法』をパナソニック エアーマイスターの福田風子が解説します。
※全国平均は地点登録のないデータを含む
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冷房シーズンや秋のカビ発生の原因とそのメカニズムとは?
エアコンから吹き出す「カビ風」の可視化映像公開中
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冷房シーズンや秋のカビ発生の原因とそのメカニズムとは?
暖房よりも冷房の方がエアコン内部にカビが発生しやすいため、冷房稼働終わりの「夏じまい」は暖房稼働後の「冬じまい」より念入りに行っていただきたいです。カビは気温20〜30℃、湿度60%以上で最も繁殖しやすく、多くの胞子を作ります。特に湿度60%以上では湿度が上がるほどカビが発生しやすくなります。仕組み上、エアコン暖房は熱交換器を加熱し暖めるため、エアコン内部は乾燥した状態になるのとは対照的に、冷房運転は熱交換器を冷やし、温度を下げるとともに空気中の湿度を結露させて排水するため、エアコン内部は高湿度の状態になります。
エアコン内部に結露が発生し、カビの育成を助けることになってしまうので、冷房時は特に内部のカビに注意が必要なのです。さらに、真夏より湿気が多く気温が下がる秋は、カビの繁殖条件と合致しており梅雨どきと似ているので、これからの秋シーズンにもカビ発生の注意が必要です。
ではなぜエアコン内でカビが発生してしまうのでしょうか。
エアコン内部にカビが発生する原因
原因①:ホコリや油分がカビの栄養源に
エアコンは室内の空気を取り込み冷やしているため、空気中に浮遊している油分やホコリもエアコン内に取り込んでしまいます。フィルターでブロックできないホコリや油分が内部にたまり、カビの栄養源となり増殖する原因に。
原因②:エアコン内部の湿気
冷房や除湿運転では熱交換器を冷やし、空気を冷やすのと同時に空気中の湿気を結露させて排水するため、内部の湿度が高まり、カビの成長に適した環境になってしまいます。
暖房稼働時にカビが吹き出してしまうことも…
夏のエアコン稼働時間が長ければ長いほど、エアコン内部に湿気がたまり、カビのエサであるホコリもたくさん付着してしまいます。
フィルター部分は掃除機で吸えばケアができますが、エアコンの内部はそういうわけにはいきません。
エアコンを掃除せずに放置をしておくと、使用していない秋の間にエアコン内で繁殖したカビが冬の暖房稼働時に吹き出す可能性があります。
エアコン内部にカビが発生しているとどうなる?
エアコンから吹き出す「カビ風」の可視化映像公開中
室内に浮遊するカビの例として、エアコン内部にカビが発生した場合の「カビ風(エアコンの風に乗って放出されたカビが空間へ広がる動き)」を高感度カメラの撮影により可視化しました。普段なかなか意識しないカビの浮遊ですが、エアコン内部にカビが発生していると、冷暖房の風によってこのように空間を漂ってしまうことが分かります。
●本動画は目に見えにくいカビの飛散の様子を、実験的に可視化したものです。
●カビの飛散防止を検証するものではございません。
■動画URL
https://www.youtube.com/watch?v=JMuykiGKkBE
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エアーマイスターが伝授!正しいエアコンの夏じまい方法とは?
「夏じまい」サボったら冬の暖房代がアップ!?
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続いて、夏じまい方法を解説します。夏じまいとはいえ、残暑でまだまだ冷房を稼働中という方も多いかもしれません。今回ご紹介する「エアコン夏じまい方法」は、夏のエアコン稼働終わりのみだけでなく、普段のお手入れとしても実践したい大事なポイントです。エアコンはシーズン終わりに限らず、定期的に掃除をしておくことが大切です。また、普段から定期的にお手入れをすることで、カビの増殖や汚れを防ぎ、夏じまい時の負担軽減にもつながります。
「夏じまい」サボったら冬の暖房代がアップ!?エアコンの汚れが電力消費量の増加につながる
衛生面以外では、経済面の問題も出てきます。エアコンは室内の空気を取り込み、冷風や温風にして放出します。ところが、フィルターにホコリが溜まっていると十分な量の空気を取り込めません。多くの空気を取り込もうと、余計なパワー=電力を使うことになるため、エアコンの運転効率は低下し、電気代を余計に消費する状態に陥ってしまいます。実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないと年間で約25%も消費電力量がアップしてしまうという実験結果もあり、フィルターの目詰まりや冷暖房能力の低下で、金額にして1万円以上も電気代がムダになってしまう場合があります。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験
ポイント① フィルターの定期的なお手入れ
フィルターの汚れは、能力の低下、消費電力の増加につながります。掃除機でホコリを吸い、それでも汚れが落ちない時は薄めた中性洗剤で洗い、陰干しをしてしっかり乾燥させてください。
ポイント② 内部クリーン機能や送風運転を活用
冷房中の結露により水分がたまったエアコン内部を乾燥させることが、実はカビ対策に効果的です。内部クリーン機能がエアコンに搭載されていれば使用しましょう。
また、内部クリーン機能が搭載されていないエアコンの場合は、冷房運転の後に「送風運転」を3〜4時間行い、エアコン内部を乾燥させましょう。
ポイント③拭き掃除でカビ菌を防止!
エアコンに汚れがたまるとカビ菌のエサになるため、汚れている場所(通風路、フラップ等)を拭き掃除してください。このときのポイントは、見える部分のみです。
※お⼿⼊れはそれぞれのエアコンの取扱説明書に従って⾏ってください。
※ご⾃⾝での掃除が⼼配な⽅、掃除がしづらい箇所の汚れが気になる場合やすでにカビが生えている場合は、専⾨業者にご依頼ください。
これはやっちゃダメ!NGなお掃除とは?
エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要です。ご自身でエアコン内部の洗浄をしないでください。誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレーをするなど)を行うと、内部に残った洗浄剤で故障の原因につながる恐れがあります。専門業者に依頼しましょう。
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パナソニック「エオリア」でカビ対策!
「ナノイーX 内部クリーン」と「カビみはり」
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■ナノイーX内部クリーンでエアコン内部のカビ菌を除菌(※1*1)
運転後に自動で(*2)スタート。ナノイーXを内部のすみずみまで充満させ、清潔をキープ。エアコン内部のカビ菌まで除菌します。
*1:生えてしまったカビを除去する機能ではありません。設定を「送風自動」に変更したときの効果は、カビの成長の抑制(※2)です。
*2:暖房、冷房、除湿のいずれかの運転を30分以上行い、停止した時。長時間連続運転中は内部クリーン運転を行いません。連続運転中に内部クリーン運転をさせたい時はリモコン設定が必要です。
※1:【試験機関】(一財)ボーケン品質評価機構【試験方法】JIS Z 2801【試験結果】24時間後に99%以上の低減率を確認(試験番号JNLA2022K0729)(試験番号JNLA2022K0832)(試験番号JNLA2022K0681)【抗菌剤】有機無機混合剤【加工部位・方法】エアフィルターに塗装 ●SIAAマークは ISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
※2:【試験機関】(一財)ボーケン品質評価機構【試験方法】フィルム密着法に基づく【試験結果】試験片に試験菌を接種しフィルムを密着させ24時間後に菌が99%以上減少していることを確認。(試験は2種類のみの菌で実施)
■秋カビの発生対策にも!不在時もエアコン内部のカビをケアする「カビみはり」
パナソニックのエオリアには「カビみはり」機能が搭載されている機種があります。「カビみはり」(※3)は、エアコン停止中にもエアコン搭載のセンサーで温度と湿度をチェックする機能。カビが成長しやすい状況になると自動で内部クリーンがスタートし、内部の高温加熱・乾燥を行います。
●お客様ご自身で設定していただく必要があります。
※3 【試験機関】環境生物学研究所 【試験方法】環境試験室(39㎥)での試験。エアコン内部にカビセンサーを設置。室温25℃、湿度70%で、冷房運転を約3時間運転した後に、カビみはり有無の条件において、1週間後のカビセンサーの菌糸長を比較 【防カビの方法】内部クリーン運転を約12時間ごとに動作 【対象】エアコン内部に付着したカビ【試験結果】カビ菌糸の発芽なし(No.140703)。
■エオリアの清潔性能についてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/24feature/clean.html#clean
■カビみはりについてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/feature/24useful.html
【パナソニック エアーマイスター 福田 風子】
パナソニック株式会社
空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■「2024年 エアコン夏じまいに関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2024年9月2日~9月9日
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:20~60代の男女
●有効回答:544名(男性:296名、女性:248名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。
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