【しゅふJOB総研】調査したしゅふ(主婦・主夫)の声、累計5万人到達!

~家事も育児も介護も、性別に関係なく誰もが仕事と両立する“1億総しゅふ化”の時代へ~

ビースタイルグループ

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、2011年の設立以来、ライフイベントに関わらずしゅふが活躍できる社会の実現に向けた調査活動を続けてきました。

この度、これまで声を聞かせていただいた方が累計5万人に到達したことをご報告するとともに、ご協力いただいたお一人お一人に心より感謝申し上げます。今回は、5万人に及ぶ声を通じて明らかになったしゅふ層の本音をご報告いたします。今後もしゅふにとどまらず、すべての人が働きやすい社会の実現に向け、調査と発信をつづけてまいります。

■しゅふJOB総研とは?

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

【実績】

・累計調査レポート数 300本以上

・メディア掲載 1000本以上(※2017年4月以降の実績)

・東京大学SSJDAへの調査データの寄託 → http://bit.ly/2n8jHIJ

その他、国会答弁や行政機関の有識者会議、論文や調査機関レポートでの引用、メディアや書籍での紹介、男女共同参画をテーマにした研修会資料など多方面でご活用いただいています

■5万人の声を聞いて明らかに:しゅふ層のライフイベントと働き方の課題

のべ5万人以上に対して調査をしてきた中で、就労志向のしゅふが抱える様々な本音をあぶりだすことができました。しゅふ層の声なき声に耳を傾けること10年以上、世間一般の認識とは少し異なる、しゅふの本音の一部をご報告いたします。

①働き控え解消へ ~時給2000円で広がるしゅふのキャリアの可能性~

2024年10月から社会保険の適用要件がさらに拡大された一方、2023年に施行された「年収の壁・支援強化パッケージ」は働き控えの解消を目指した大きな施策です。当事者である主婦・主夫層にアンケートを実施したところ、「時給2000円以上であれば扶養枠を超えて働きたい」という声が9割を超えました

しゅふ層の多くはパート等、短時間・短日数の仕事を選ぶ傾向にあり、その中には豊富なキャリアを持つ人たちも多く、かつて高い年収を得ていた人も少なくありません。しかし、採用市場では、雇用形態がパートタイマーであるというだけで時給が抑えられる傾向にあります。

企業側がスキルや経験に見合った報酬で短時間・短日数でできる付加価値の高い仕事を増やし、扶養枠を外して働く選択肢を広げることができれば、扶養枠を超えて働きたいと考えるしゅふ層も増えるでしょう。年収103万円や130万円といった「年収の壁」だけでなく、働き控えを生む「時給相場の壁」にこそ焦点を当てることが求められていると考えます。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000859.000003176.html

②女性活躍推進の現実と課題 ~家庭の負担が管理職への道を阻む

2015年に制定された「女性活躍推進法」により、女性が働きやすい環境は確実に改善されてきました。特に、女性管理職を増やす動きが加速し、多くの企業で女性リーダーを育成する施策が導入されています。

しかし、現実には「管理職は罰ゲーム」という言葉が広がるほど、多くの女性が管理職に就くことをためらっています。当社の調査でも、管理職を希望しない人が全体の60.7%を占め、希望する人はわずか26.5%であることが明らかになりました。その背景には、家庭における負担の大きさが一因として挙げられます。実際、家庭の時間的な制約がなければ管理職を「希望する」と答えた人の割合は64.4%と、倍以上に増加しており、家庭内でのサポートが管理職への意欲に大きく影響していることが分かります。

アンケートでも、「家庭での家事や育児分担がうまく進まないと、管理職を希望したくてもできない」「管理職は能力で評価されるべきで、女性に対して特別な優遇を望んでいるわけではない。男女ともに平等に家庭や育児に参入するためには、社会構造が変わらなければ難しい」といった意見が寄せられました。

企業の方針や家庭内での家事・育児分担が進まない限り、女性が管理職を希望することは難しいという現実が浮き彫りになっています。

引用:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-29948/

③“男性育休取得率上昇”の裏で生まれる家庭内ギャップ ~募る家事・育児への不満~

男性の育休取得率は飛躍的に増加しています。厚生労働省のデータによると、2024年には30%に達し、5年前から約4倍に伸び、過去最高を記録しました。国は2025年までに取得率50%を目指しており、当社が実施したアンケートでも「男性は育休を取得すべき」との意見が9割を超える結果となりました。

しかし、家庭内での現実は厳しい側面もあります。当社が毎年実施している「夫の家事・育児」に関するアンケートでは、夫の家事・育児に対して「不満あり」という回答の割合が3年連続で増加しました。具体的な声として、「結局「手伝っている」という認識が消えず、当事者意識がない」「どれも中途半端で結局やり直すことになる」といった意見が寄せられています。男性の育休取得率が上昇しても、家庭内での実質的な家事・育児の負担の共有が進まなければ、女性の不満は解消されないという現実が浮き彫りになっています。

引用:https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-31669/

   https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/news-33032/


いま、時代の流れは家事も育児も介護も、性別に関係なく誰もが仕事と両立する“1億総しゅふ化”の時代へと進んでいます。仕事と家庭の両立は女性だけでなく、あらゆるビジネスパーソンにとっての課題となりつつあります。

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

仕事と家庭の両立を希望しているものの「働く場所がない」と悩むしゅふ(主婦・主夫)層の声は、社会に十分伝わっているとは言えない。誰かが耳を傾け、伝えなければ・・・。そんな使命感から始まった『しゅふJOB総研』が設立されて、早13年が経ちました。しゅふ層は両立の難しさをどう感じているのか、どんな働き方を望んでいるのか、どんな未来を想像しているのか。様々なテーマに寄せられた生の声には都度多くの発見があり、また、しゅふ層に限らず働く人々や生活する人々全体に共通する課題や喜びなどが垣間見えました。そんな一件一件の調査を積み重ねて、気がつくと50000人。これまで声を聞かせていただき、ご協力いただいたお一人お一人に心より感謝申し上げます。すべての人が働きやすい社会の実現に向けて、これからもしゅふ層の本音に耳を傾けてまいります。

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員

     民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職

     促進検討会」(平成29~30年度)

     労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ

     ム検討委員会」(平成29~31年度)

     日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会       

     議雇用WG勉強会(平成26年)など

◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、

        フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、

        ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、

        日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン

        ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同   

        参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

■調査結果(※一部抜粋

【家庭・子育て】

学童保育探し「大変だった:30.6%」「希望の施設に預けることができた:74.0%」保活と大きな落差

結婚・出産する“リケジョ”のキャリア。理系であることが影響するのはいつ?1位:「新卒入社の時」/結婚・出産後の再就職「理系の方が有利」34.6% 有利な理由「理系はできる仕事多い」56.9% 

【仕事】

就活の際『年齢の壁』を感じるか? 年齢高くて不利益「感じた」74.3%/年齢で不利益「感じたことない」12.9%/理想の引退年齢「65歳以上」72.4%

家庭と両立できる「仕事の数」について「不足している」 72.5%

【経済・社会】

“カスタマーハラスメント”って、どんな行為?大声で怒鳴られる 74.7%「しつこく問いただされる」72.2%、「暴言」70.2%、カスハラ被害の経験「ある」51.6%

扶養枠はあった方が良い?就労志向の主婦・主夫層にジレンマ…「一概に言えない」48.0%|扶養枠「必要」28.3%、「不要」 16.3%

※結果一覧はこちらからご覧いただけます。

■ビースタイルグループの取り組み

ビースタイルグループは、2002年の創業以来、しゅふをはじめとする多様な層の雇用創造を掲げ、22年間でのべ18万人以上の雇用を創出してきました。特に、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を提案する以下のサービスを展開しています。

オフィスワーク経験を活かしながら、時短からフルタイムまで、ライフスタイルに合わせて働き方を選べる派遣サービス『しゅふJOBスタッフィング』。

https://www.b-stylejob.jp/

専門的なスキルや経験を活かしながら、時短からフルタイム、在宅勤務等、ライフスタイルに合わせて働き方を選べ、キャリア形成ができる派遣サービス『スマートキャリア』、人材紹介サービス『スマートキャリアAGENT』。

https://smartcareer.b-stylejob.jp/

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https://part.shufu-job.jp/

*2024年2月実施。しゅふJOB会員1323名のアンケート調査結果より

■ビースタイルグループとは?

『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。https://www.bstylegroup.co.jp/

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会社概要

URL
http://www.bstylegroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー 32F
電話番号
03-5363-4400
代表者名
三原 邦彦
上場
未上場
資本金
8640万円
設立
2002年07月