ichikara Labワカモノスタディレポートを公開 若者の“仕事観”を調査 キーワードは#成長実感#タイパ#人とのつながりが大切
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親 以下キヤノンMJ)の企業内起業ichikara Lab(イチカララボ)は、若年層マーケティングの一環として若者と未来につながるヒントを探る「ワカモノスタディ」を行っています。このたび、現役高校生が編集を手掛けるエンタメ系フリーマガジン「chFILES」とともに、若者の仕事観をテーマにしたワークショップを開催し現役大学生とディスカッションした内容と、ichikara Labが実施したアンケート調査をまとめたレポートを公開しました。
「ワカモノスタディ」は、若者と恒常的に様々なテーマについて話し合いながら、変化のスピードの速い若者のトレンドや価値観、購買行動、ライフスタイルなどの裏側にある心理を探求し、若者に求められる商品やサービスをともに考える活動です。
今回は、働き方改革や新型コロナウイルス感染症拡大を契機として大きな変化が訪れている仕事観について、その過渡期に学生生活を送った若者がどのような仕事観を持っているのかディスカッションしました。
〈レポート結果〉
- 成長にも、納得感。
ワークショップと合わせて実施した調査(※)で「自己成長」について聞いてみると、若者はコミュニケーション力の向上や人脈の広がりといった人とのつながり、横への展開を重視していることがわかりました。
“成長”の捉え方は世代によって異なっており、若者にとって自己成長に必要なことは、周囲とのつながりを大切にしつつ、自分が納得してやりたいことをできているかどうかということがわかりました。
※「仕事に求めることを教えてください。」という質問に対し「自己成長ができる」と回答した若者男女計575名、オトナ世代男女計1653名に対する調査。
- 大切なのは、日常全体が豊かになること。
ワークショップと合わせて実施した調査(※)で、若者に生産性を向上させたい理由を聞いてみると、1位は「プライベートの時間確保」という結果になりました。「良い評価/成績を得たいため」が僅差で2位になっていることからも、仕事とプライベートのどちらも重視したい考えを持っていることがわかります。限られた時間内で成果を出したいと思う若者は、仕事とプライベートを分けて考えるのではなく、どちらも自分の生活としてトータルでとらえメリハリのあるタイムパフォーマンスを意識することで、日常生活全体を豊かにしたいと考えていました。
オトナ世代から見ると、現代の若者はプライベートを優先しているという印象をもつかもしれませんが、実は若者なりに自分たちの暮らしを最適化しようとしているだけかもしれません。
※「仕事に求めることを教えてください。」という質問に対し「自己成長ができる」と回答した若者男女計575名に対する調査。
- 合理的で、本質を考えたい。自分なりの条件がつくこともある。
また「決まりごとが多い職場でアルバイトをしていたが、形式的な内容ばかりで本質はそこなのかなと疑問に思っていた」という意見からは、指示を受けたことをそのまま受け入れるのではなく、本来大切にするべきことを見極めようとしているように感じました。
後になって振り返ったときに有意義な時間だったと感じられるように、若者は自分の納得できる条件や価値観をふまえて、合理的に判断し行動していることが分かりました。
- Column:これから社会に出ていく若者が抱える気持ちとは
納得感を重視する若者にとって、自分とマッチしているかどうかということが仕事観において大事なポイントの一つということが分かりました。
- まとめ
- 調査概要
実施日:2022年12月12日
テーマ:若者の仕事観とは
形式:個別発表とグループディスカッション
開催場所:オンライン形式
参加者:現役大学生男女10名、ichikara Lab メンバー男女6名
●アンケート調査
調査方法:インターネット調査
①スクリーニング調査
調査名:あなたご自身に関するアンケート
対象者:全国の男女15歳以上10,687名
実施期間:2022年12月13日~2022年12月15日
②本調査
調査名:あなたご自身に関するアンケート
対象者:全国の男女15~24歳575名
実施期間:2023年1月27日~2023年2月3日
- ichikara Lab概要
・キヤノンMJの企業内企業「ichikara Lab」WEBページ:https://cweb.canon.jp/personal/ichikaralab/
・Twitter アカウント:ichikara Lab/イチカララボ【公式】(@ichikaraLab)https://twitter.com/ichikaraLab
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