紛争激化のモスル西部、数千人の子どもたちが取り残される【プレスリリース】

子どもの保護を最優先に

 

戦闘から逃れてきた人たち(イラク・モスル西部)2017年3月11日撮影© UNICEF_UN057861_Romenzi戦闘から逃れてきた人たち(イラク・モスル西部)2017年3月11日撮影© UNICEF_UN057861_Romenzi

【2017年6月29日 バグダッド(イラク)発】

 ユニセフ(国連児童基金)・イラク事務所代表ピーター・ホーキンスは、イラクのモスル西部で激化する暴力の中に取り残されている子どもたちの保護を求め、以下の声明を発表しました。

この数時間、戦闘がさらに激化し、絶え間ない暴力に見舞われているモスル西部の旧市街には、依然として何千人もの子どもたちが取り残されたままです。

 子どもたちはいくつもの脅威に晒されています。戦闘により身動きが取れなくなった子どもたちは地下に隠れ、次の猛攻撃に怯えています。戦闘から逃げようとする子どもたちは、銃撃され負傷する危険に晒されます。すでに何百人もの市民が殺され、人間の盾として利用されたと報告されています。

 逃れることに成功した男の子や女の子は、それまでの紛争の苦難や体験から、中度の栄養不良の症状や心理社会的な傷を抱えています。

 今、そして今後何週間・何カ月間にわたり、私たちは、常にこうした子どもたちの窮状と生存を最優先課題として取り組んでいかなければなりません。

 ユニセフは、すべての紛争当事者に対して、いかなる時でも子どもたちを保護するよう重ねて求めます。どのような状況下にあっても、子どもたちは被害を蒙ることのないよう守られなければならないのです。

* * *

■ユニセフについて
 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)

 

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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