「CO₂を食べる自販機」のCO₂吸収材 バンダイの「たまごっち」タイルアートに活用
アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女太一)が展開する「CO2を食べる自販機」で回収されたCO2吸収材を活用したタイルアートが、株式会社バンダイ(所在地 東京、社長 竹中一博)の本社入口に新たに設置されました。
このタイルアートは、バンダイが発売する携帯型育成玩具「たまごっち」が、2026年11月23日に発売30周年を迎えることを記念して制作されました。全部で5枚あり、バンダイ本社入口前の地面に設置されています。それぞれ縦横90センチメートルの正方形のコンクリートの板に「たまごっちたち」がタイルでデザインされています。
バンダイ本社では、2023年7月末から「CO₂を食べる自販機」3台を設置しています。今回のタイルアート5枚の土台となるコンクリート板などには、これらの自動販売機で使用されたCO₂吸収材の一部を活用しました。使用されたCO₂吸収材の量は約200キロで、これは「CO2を食べる自販機」2台が1年間に使用する量に相当し、スギ(林齢56-60年)約12本が1年で吸収するCO2量に相当する削減効果※1が見込まれます。
※1:自社算定(コンクリート板の原料製造に伴うCO2排出量のみを対象。輸送とコンクリート製造、タイルを含まない)

アサヒ飲料の「CO₂を食べる自販機」は飲み物を販売するだけでなく、内部に組み込まれた特殊な吸収材によって、大気中のCO₂を回収するという機能を備えた、国内唯一の自動販売機です。吸収材は、加工や輸送に伴うCO₂排出量を上回るCO₂吸収効果を持ち、1台当たりの年間CO₂吸収量は、稼働電力由来のCO₂排出量の最大20%、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分に相当します。2023年6月に展開を開始し、2025年10月末時点で全国に4,000台以上を設置しています。
回収したCO₂は、自治体や企業と連携し、コンクリートやアスファルト、タイルの原料として活用されています。CO₂を資源として循環させることで、循環型かつ脱炭素社会の実現を目指しています。また、吸収材をサンゴ保全やブルーカーボン生態系※2の再生にも活用することで、生物多様性に配慮した持続可能な社会の実現にも貢献していくことを目指しています。
※2:ブルーカーボンとは「海洋生態系に蓄積される炭素」のことであり、そうした作用を有する生態系

CO₂を食べる自販機:https://www.asahigroup-japan.co.jp/expo2025/vending/co2/
アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げています。サステナビリティの重点テーマの一つである「気候変動への対応」においては、GHG※3排出量削減の中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2040年までにGHG排出量をネットゼロとすることを目指しています。
※3:グループ全体のGHG排出量に非CO2排出量の一部が含まれているため、2025年より「CO₂排出量」を「GHG排出量」に表記を変更
【会社概要:株式会社バンダイ】
所在地:東京都台東区駒形1-4-8
代表者:竹中 一博
事業内容:トイホビー事業の事業統括会社として、国内外における事業戦略を策定・実行するととも
に、多彩な商品・サービスを提供。
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