『LINK OF LIFE 2017 まわれ右脳!展』を開催
《開催の背景》
資生堂は創業から145年、“新たな価値の発見と創造をめざす”という想いから、時代とともに“新しい美”を生みだし、社会に提案し続けてきました。現在、中長期戦略「VISION2020」のもと、100年先も輝き続ける企業となる原型をつくるために活動しています。
持続的な成長のためにあらためて重要だと捉えているのが、当社が受け継ぎ、蓄積してきた伝統と文化です。これは資生堂の独自性を生む源泉となっています。
長期的な企業成長のために必要な観点としてESG(Environment(環境)、Society(社会)、Governance(ガバナンス)の取り組みが注目されていますが、資生堂では独自にカルチャーの“C”を加えた「ESCG」の取り組みに注力しています。
『LINK OF LIFE』は、2015年から資生堂の新たな試みとして、クリエイティブディレクター 藤原大氏のコーチングのもと、資生堂の研究員、社員が異分野のクリエイターや企業・団体とリンクして新たな価値創造の可能性を探り、展覧会という形式で、当社本社ビルの「資生堂花椿ホール」にてその成果を公開してきました。
3回目となる今年度は、『LINK OF LIFE』を資生堂の文化発信装置としてリニューアルし、現存する日本で 最古の画廊といわれ、“新しい美の発見と創造”を活動理念とする「資生堂ギャラリー」にて開催します。
《『LINK OF LIFE』について》
2015年の『LINK OF LIFE』では、「さわる。ふれる。美の大実験室」として、身近な行為でありながら表現が 難しい「感触」をテーマとしました。2016年は「エイジングは未来だ」をテーマに、1989年から資生堂が提唱してきた「サクセスフルエイジング」(=美しく年を重ねる)という概念を核に据え、少子高齢化社会が現実のものとなった状況をふまえ、未来における美しい生き方を考えました。
今年度は、現代における“新しい美”について、資生堂の研究員、社員が外部のアーティストや企業・団体とリンクし、新たなインスピレーションと最新のテクノロジーを結合させた作品を制作します。昨年のテーマとしていた「サクセスフルエイジング」を再解釈し、『右脳を刺激して感性を研ぎ澄ませ、遊びゴコロを満たして美しさを重ねる』=『asobi-neering(アソビニアリング)』という考え方を新たに提唱して、感性(右脳)刺激によってひとが本来持つ美しさを引きだすアート作品を発信します。右脳がよろこび、未来が豊かになるヒントが見つかる展覧会をめざします。
《展覧会概要》
<名称> 『LINK OF LIFE 2017 まわれ右脳!展』
<会場> 資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
<会期> 2017年10月26日(木)~11月10日(金)
開館時間:火曜~土曜日:11時~19時、日曜・祝日:11時~18時
休館日:毎週月曜日(祝日の月曜も休館となります)
<主催> 株式会社 資生堂
<協力> 小川香料株式会社、有限会社KANEHON、JST Erato 川原万有情報網プロジェクト、関谷理化株式会社、長谷川香料株式会社、Beige Creative & Co., Inc.、松浦薬業株式会社、リカシツ株式会社 (以上五十音順)
<URL> http://www.shiseidogroup.jp/gallery/?rt_pr=tr932
《作品概要》
■制作者
長谷川愛(アーティスト)
稲場香織(資生堂/研究員)
タイエビ・パリマ
(資生堂/商品開発担当)
■作品コンセプト
私たちは、おしとやかでか弱い「理想の日本人女性像」の型にはめて小さく自分を限定していないだろうか?私たちにはまだまだ眠っている感覚や才能があり、新しい自分に出会う可能性を秘めている。「理想の日本人女性像」から閉じ込め眠らせていた「野生」を解き放つために、映像や香りを用いた作品で、一時「日本人女性」から「サメ」になる体験をし、「フローリシング」(=才能の開花)を感じる。
■制作者
古屋遥(演出家/クリエイティブディレクター)
■作品コンセプト
『手当て』という言葉がある。古くからおこなわれている、身体の不調箇所に手(掌)を触れて不快な症状を改善する試みである。
『触れる』事で私たちの体はどう変化しているのか?
肌や肉体を通して届く『肉体的対話(Dialogue in Bodies)』の可能性に目を向け、人体を伝送路として用いる未来通信技術とアートを融合し、あらたなコミュニケーションを提案する『TOUCH THEATRE(触る演劇)』を展開する。
■制作者
清水陽子(アーティスト/研究者)
間中勇太(資生堂/研究員)
■作品コンセプト
現代を生きる女性の輝き、多様性、矛盾を化学成分の配合によって表現し、体験可能な形にするインスタレーション。資生堂の食品や香料の開発におけるフレーバーやフレグランスの技術を用いて、多様な女性の姿をさまざまな成分と配合によって表現する。
《主なアーティストのプロフィール》
<外部アーティスト>
◆長谷川愛
◆古屋遥
◆清水陽子
<資生堂社員>
◆加藤康男(資生堂 イノベーションデザインラボ)
◆宮永美帆(資生堂グローバルイノベーションセンター)
<展覧会ディレクター・デザインコーチ>
◆藤原大
神奈川県出身。中国中央美術学院国画系山水画科へ留学しアジアの思想を学ぶ。
多摩美術大学卒業。ISSEY MIYAKE PARIS COLLECTIONにてメンズ、レディースブランドのクリエイティブディレクター/デザイナーを務め、三宅デザイン事務所副社長などを歴任。美術館企画展、講演、受賞歴など多数。ハーバードGSD,モスクワ大学などアカデミック分野の講演やワークショップも多い。現在、DAIFUJIWARA DESIGN INC.代表取締役、多摩美術大学教授、東京大学生産技術研究所研究員、金沢美術工芸大学名誉客員教授。アートとサイエンスをつなぐ活動をする。2015年よりLINK OF LIFE企画展ディレクターを 務める。
《関連イベント》
■展覧会ディレクター・デザインコーチ藤原大氏と出品作家によるギャラリートーク
日時:11月3日(金・祝)14:00~15:00
会場:資生堂ギャラリー
※参加無料、予約不要
▼ ニュースリリース
http://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002278&rt_pr=tr932
▼ 資生堂グループ企業情報サイト
http://www.shiseidogroup.jp/?rt_pr=tr932
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