トライトとNTT東日本がICT化支援による介護事業所の生産性・サービス向上に向けた連携を開始~同時にNTTe-City Laboにて介護事業所向けICT活用体験環境も提供開始~
1.背景と目的
日本国内の介護現場においては、介護職員の労働負担の軽減に加え、介護サービスの質や生産性を高めることが課題となっており、その解決策の一つとしてICTの活用が期待されています。特に、介護現場におけるセンサーの活用は生産性向上に欠かせないものとなりつつあります。
一方、介護業界においては、さまざまな機能を持つICT機器が導入されていますが、介護記録システムごとで連携可能な機器が限定されていることから、各所に適したICT機器の選定が難しいケースも多く、導入の障壁となっています。
このような背景の中、ICTの導入に強みを持つNTT東日本と、介護業界の人材サービスにおいて業界トップクラスのシェアを有するトライトは、ブライト・ヴィーの「ケアデータコネクト」をコア技術とし、介護現場の課題解決に向けた新たな取組みを展開する運びとなりました。
2.取組みのテーマ
(1)介護業界におけるICT導入を促進させる取組みに関すること
(2)両社商材の販売促進・販売拡大の連携に関すること
(3)その他、介護業界における課題解決に関すること
3.各社の役割
(1)トライト
・全国の介護事業所とのネットワークを活かしたICT活用による現場の生産性向上の支援
・ブライト・ヴィーの「ケアデータコネクト」を通じて、国内外の見守りセンサー等の機器から得られるデータの一元管理と連携による見守り業務や介護記録の負担軽減を支援
(2)NTT東日本
・介護現場における光回線サービス、Wi-Fiサービスの提供やICT機器の導入、保守・運用面のサポート等による介護業界のICT化を促進
・地域循環型社会の実現に向けた実証フィールド「NTTe-City Labo」(東京都調布市)に、さまざまな介護ICT事業者と連携し、ICT機器やシステムを用いたデモ介護施設の疑似体験環境を開設(4.参照)
4.NTTe-City Laboにおける介護向けICTを活用した体験環境
第一弾として、メーカーを横断したデータの見える化や業務効率化が可能な「ケアデータコネクト」をコア技術とした介護の体験・実証フィールドをNTTe-City Laboにて展開し、今後さまざまな介護ICT事業者との協業拡大に取組みます。
(1)体験期間:2024年4月1日~2025年3月31日まで(予定)
(2)デモ介護事業所の概要:
NTTe-City Labo紹介ページ(本体験環境の情報は4月中に掲載予定):https://business.ntt-east.co.jp/content/regional_revitalization/labo/
ブライト・ヴィ―「ケアデータコネクト」紹介ページ:https://care-data-connect.com/
【介護ICTを活用した介護事業所環境のイメージ】
NTT e-City Laboのデモ体験可能な介護ICT事業者(五十音順)
※順次拡大予定
5.今後の展開
トライトとNTT東日本は、介護事業に携わる各種介護事業者、見守りセンサー等を展開するヘルステック企業との幅広い連携を通じて、介護業界の発展に貢献していきます。
また、両社ではICTの活用による介護サービス等の生産性や更なる質を高めていくために、各種ICT機器から収集・蓄積されたデータの分析・活用等により、予後管理や疾病予防をはじめとする人々のQOL※1向上に繋がるソリューションの提供をめざします。
※1:Quality Of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の頭文字をとったもので、「生活の質」「人生の質」と訳されることが多く、生きる上での生命の幸福や満足を意味しています。
<参考>トライトパーパスURL: https://tryt-group.co.jp/about/philosophy/
<参考>NTT東日本パーパスURL: https://www.ntt-east.co.jp/aboutus/purpose.html
【本件に関する介護事業者さまからのお問い合わせ先】
NTT東日本 ビジネスイノベーション本部 バリューパートナー部
コンサルティンググループ 第三コンサルティング担当
Mail:vp-3con-1-ml@east.ntt.co.jp
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