パイプオルガン×ピアノ×エレクトロニクス×サクソフォン― 4人の気鋭が贈る、誰も体験したことのないオルガンコンサート
横浜みなとみらいホール開館25周年記念「Dive into the Future」(2023年6月9日(金))
「ホール開館25周年にふさわしい、心躍るコンサートを」という想いから辿り着いたのは、既存のオルガン作品に現代の音楽シーンを彩る多様な作品を各出演者のソロやデュオで織り交ぜ、クライマックスに出演者全員で即興を繰り広げるエキサイティングなプログラムです。一夜限りの一期一会のステージを是非、ご体験ください。
この日、ここでしか聴けない再現不能なライヴ
周年記念公演を企画するにあたり、かつて水戸芸術館でスガ、有馬と即興した際の感動が忘れられなかった近藤が再共演をオファー。今回は横浜に縁があり、クリエイティヴな活動で知られる大石を加え、パワーアップしたステージを繰り広げます。
■クリエイティビティ溢れる出演者■
□近藤 岳(パイプオルガン)
オルガニスト、作・編曲家。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学別科オルガン科修了。2004年7月ミューザ川崎シンフォニーホールのオープン当初から18年3月末までホールオルガニストを務めた。22年より横浜みなとみらいホール第2代ホールオルガニスト。
□スガダイロー(ピアノ)
洗足学園ジャズコースで山下洋輔に師事、卒業後はバークリー音楽大学に留学。帰国後「渋さ知らズ」や「鈴木勲OMA SOUND」で活躍し、自身のトリオでの活動のほか、ジャンルを越えた異色の対決を重ね、夢枕獏との共作や星野源の作品にも参加するなど、日本のジャズに旋風を巻き起こし続けている。
□有馬純寿(エレクトロニクス)
エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。国内外の実験的音楽家や即興演奏家とのセッションや、美術家とのコラボレーションも多い。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門受賞。
□大石将紀(サクソフォン)
クラシック音楽、特に現代音楽のジャンルで活躍し、これまでに数々の日本初演を手がける。現在は国内を初めヨーロッパやアジアにおいて音楽祭の出演、リサイタルの開催、また音楽院等でマスタークラス等を行っている。
過去~現代を行き来し、未来に飛び込むノンストップの90分
バッハやペルトから、スガダイローの自作自演、ロックを出自とするアヴァン・ポップの作曲家ヤコブTV、ポスト・ミニマルの作曲家フィトキン、アカデミックな電子音響音楽とポップスの間を揺れ動きながら劇伴でも注目を集めるPause Cattiまで、ソロやデュオで過去と現在を自在に往来した先に行き着くのは、未来に向かう即興演奏。4人がそれぞれ奏でる音をキャッチして、30分にわたる筋書きのないドラマを展開します。横浜みなとみらいホール大ホールの客席を囲んで設置する複数のスピーカーも、未知なる響きを生み出す装置のひとつ。会場でしか体験できない時空間をお約束します。
名 称 横浜みなとみらいホール開館25周年記念 Dive into the Future スガダイロー:《季節はただ流れて行く》より〈季夏〉~〈七夕月〉~〈葉月〉 ヤコブTV:ザ・ガーデン・オブ・ラヴ Pause Catti:再整形のドローイング (新作初演) J. S. バッハ:いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV 662 J. S. バッハ:キリエ、聖霊なる神よ BWV 671 フィトキン:ゲイト スガダイロー&近藤 岳:J. S. バッハ《G線上のアリア》によるコラージュ ペルト:鏡の中の鏡 出演者全員による即興演奏 |
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