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公益財団法人日本ユニセフ協会
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シリア難民の子どもへの教育支援、クルーニー夫妻とユニセフが協力【プレスリリース】

「失われた世代をつくらないために」

公益財団法人日本ユニセフ協会

難民キャンプのテントで、宿題をする7歳の女の子。 (2013年12月撮影)難民キャンプのテントで、宿題をする7歳の女の子。 (2013年12月撮影)

【2017年7月31日 ニューヨーク 発】

 本日、「The Clooney Foundation for Justice(仮訳:正義のためのクルーニー基金)」は、レバノンに暮らすシリア難民に対する公式教育を支援するために、225万米ドルを拠出し、ユニセフ(国連児童基金)とパートナーシップを組むことを発表しました。この支援には、Googleからの寛大な寄付およびHPからの技術的な支援100万米ドルが含まれます。ユニセフとのパートナーシップは、現在学校に通っていない難民の子どもたち(今年の対象は3,000人近く)に必要不可欠な教育の機会を提供するため公立学校7校を支援します。また、これらの学校で試験的におこなう、難民の子どもたちとレバノンの若者たちの学習成果を向上させるための技術的ツールの支援をしていきます。

 「何千人もの若いシリア難民が危機に晒されています。その危機とは、彼らが社会の生産的な役割を生涯担うことが出来ないというものです。公式教育はそれを変えることができます。それがこのイニシアティブの目標です。私たちは、子どもたちがたまたま運悪く生まれてくる時と場所を誤ったために、失われた世代になってしまう事態を避けたいのです」とジョージとアマル・クルーニー夫妻は述べました。

 シリア難民危機は、第二次大戦以降、世界最大の人道危機としてあり続けています。レバノンは、人口一人当たりに換算すると、世界で最も多くの難民を受け入れている国で、特に100万人以上のシリア難民の流入による影響を受けています。この難民の波は、この国の資源を疲弊させ、難民の子どもとレバノン人の生徒の双方に影響を及ぼしています。

 本日の発表を受けて、レバノン教育大臣マルワン・ハマデ(Marwan Hamade)氏は「レバノン政府は、クルーニー夫妻のリーダーシップと正義のためのクルーニー基金に心から感謝しています。レバノンに暮らすすべての子どもたちに無償教育を提供すべく、より多くの公立学校を開放しようとする私たちの努力に対して、クルーニー基金から支援を頂けることになり大変嬉しく思っております。私たちはまた、同基金とそのパートナー団体と協力して、全ての教室で革新的な技術を前進させることを楽しみにしています。子ども一人ひとりが、教育を受け、新しい方法で学ぶことで、彼らの人生は良い方向に変化するのです。つまりこの支援は、レバノンの未来の世代のための重要な投資なのです」

 正義のためのクルーニー基金のイニシアティブは、資金面と技術面の支援を融合させたもので、学校に通っていないレバノン人とシリア難民の子どもたち双方のための教育の機会を改善します。

 「子どもたちが教育を受けられず、彼らの持っている可能性を最大限に発揮する支援を受けられなければ、彼らは将来どうやって働き手や指導者となって彼らの国を支えられるのでしょうか?」とユニセフ事務局長アンソニー・レークは述べました。「ユニセフとパートナー団体がシリア紛争の影響を受けるすべての子どもたちに教育を提供するために行っている活動を支援することで、正義のためのクルーニー基金は子ども一人ひとりの未来に投資するだけでなく、地域全体の未来にも投資することになります。ユニセフはこの大変重要な資金援助に深く感謝しています」

 レバノンに暮らすシリア難民の子ども20万人近くが学校に通っていません。彼らの人生は、暴力、避難生活や機会の喪失に見舞われており、多くが一度も公式教育を受けたことがありません。子どもたちが教育の機会を奪われ、日常を取り戻すことが出来なければ、彼らは失われた世代になってしまう危険があります。子どもたちが健全に育つために必要な経験を提供しようとする私たちの活動に対して、同基金は支援を約束しました。ユニセフはこの地域で危機が発生してから、地域全域でパートナー団体と協力して、子どもたちへの支援を優先させるべく活動してきました。さらに、緊急支援や子どもにやさしい空間を含む必要不可欠なサービスの提供に加えて、ユニセフとパートナー団体は、教育、カウンセリングや社会的インクルージョンなど、シリアの難民の子どもたちの長期的ニーズに応える活動を先導してきました。

 「シリアの修羅場を逃れてきた最も弱い立場にある犠牲者たちを失望させないようにしなければなりません。難民の子どもたちが、このイニシアティブを通じて学校に通い、より平和で公正な世界、願わくば、この甚大な犯罪の責任を負う人々にその罪を償わせる世界、の構築に貢献する機会を得られるようになることを、私たちは望んでいます」と正義のためのクルーニー基金の執行役員(Executive Director)であり元国連大使デビッド・プレスマン氏は述べました。

■『The Clooney Foundation for Justice』について
 The Clooney Foundation for Justiceは、世界中の裁判所、コミュニティおよび教室において、正義を促進することを目的に、ジョージとアマル・クルーニー夫妻より2016年に設立されました。
この基金の詳細については、 www.cfj.org からご覧いただけます。

* * *

■ユニセフについて
 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

 

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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