【重版決定】本年度のノーベル文学賞受賞作家 カズオ・イシグロ氏のインタビューを含む、『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』
世界的作家が肉声で語る「小説の作法」
株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:安嶋 明、以下アルク)は、アメリカ文学研究者で翻訳家の柴田元幸氏が9人の作家との対話を綴った書籍『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』を重版し、2017年11月24日に発売いたします。
今年度ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ。本書は、カズオ・イシグロや、毎年ノーベル文学賞候補として話題となる村上春樹を含む9名の作家のインタビュー集です。
■翻訳家 柴田元幸が敬愛する現代作家たちを訪ね、「声」を聴き、そして、翻訳
翻訳家でアメリカ文学研究者である柴田元幸が、作家たちを訪れ、小説の作法等について語ってもらったCD付きのインタビュー集です。ポール・オースター、リチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベック、T・R・ピアソンといった、柴田元幸が翻訳を行った作家から、カズオ・イシグロ、アート・スピーゲルマン、シリ・ハストヴェット、そして、村上春樹まで計9人が登場します。英語インタビューは、柴田元幸みずからが編集し翻訳しました。村上春樹を除く作家たちの肉声は付属のCDに収録されています。
■この本が出来上がるまでに費やした時間は5年
柴田元幸が作家全員のインタビューを終えたのは2003年。出版社から著者側への1998年の原稿依頼から、実に5年の月日を費やしたインタビュー集となります。カズオ・イシグロのインタビューは、2001年のカズオ・イシグロ来日時に行われたものです。
■「我々はみな執事である」――カズオ・イシグロの“思想”に触れる
「我々はみな執事である」カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』に因んだ、この印象的なフレーズについての質問を皮切りに、柴田元幸がイシグロ作品の世界観を掘り下げていきます。インタビュー後半では、小説の伝統的ルールを破ることについて、カズオ・イシグロと柴田元幸の話は盛り上がりを見せます。
■味わい深い英語教材でもある
本書のインタビューページの構成は、左ページが英文、右ページがそれを翻訳した日本語ページとなっています。柴田元幸による9名の現代作家のインタビュー集というオリジナリティあふれる企画、さらに、作家たちの言葉を味わいながら英語学習ができる教材でもある本書は、他に類を見ない1冊です。
<商品情報>
【タイトル】ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち
【URL】https://ec.alc.co.jp/book/7002641/
【価格】2,700円(税込)
【商品構成】217×158×20mm、308ページ+CD2枚
【ISBNコード】9784757407817
【刊行日】2004年3月26日
【著者】柴田元幸
【著者プロフィール】
アメリカ文学研究者、翻訳家。1954 年東京生まれ。ポール・オースターやリチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウンをはじめ、アメリカ文学の翻訳を数多く手掛ける。文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集。『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』(上・下、新潮社)で日本翻訳文化賞、2017年には翻訳文化への貢献が認められ第6回早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。月刊誌『ENGLISH JOURNAL』(アルク)にて「英米小説翻訳講座」を好評連載中。
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アルク 広報担当 河合(かわい)
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[アルクとは]
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