“カカオ70%の苦さ”を持つアニメ『装甲騎兵ボトムズ』を堪能する15時間スペシャル! 10月23日より[WOWOWプライム]にて放送
10月23日(日)より[WOWOWプライム]にて放送がスタートする「装甲騎兵ボトムズ 最新作登場記念15時間スペシャル!」では、1983年からテレビ放送されて以降、約30年にわたり新作が発表され続けているリアルロボットアニメの金字塔『装甲騎兵ボトムズ』を大特集。その作品群から、約1週間に渡り15時間分の作品を放送する。
ファンにとって特に重要なのは、これまで作中の時系列とは関係なくバラバラに発表されてきた作品群を、今回の放送では主人公キリコ・キュービィーが特殊部隊レッドショルダーに配属される『野望のルーツ』から物語の時系列順に沿い放送されることだ。
4本のTVシリーズ総集編をはさみ、TVシリーズのその後を描いた『赫奕たる異端』、テレビ初放送となる『孤影再び』『幻影篇』へと続いて行く。TVシリーズを見ていた世代も、これから『ボトムズ』を知っていこうという世代にも見逃せないスペシャルになっている。
また、シリーズ初の試み、今年になってリリースされた新世代『ボトムズ』2作品(『Case;IRVINE』『ボトムズファインダー』)もテレビ初放送。今回のスペシャルを観るだけで『ボトムズ』の全てが楽しめるのも嬉しい。
ここで『装甲騎兵ボトムズ』を生み育ててきた高橋良輔監督に、コメントをいただいたのでご紹介しよう。
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『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督コメント
Q:『ボトムズ』を作る上で影響を受けた作品はありますか?
映像を作る上で、あの当時はみんなの頭の中にどうしても『ブレードランナー』があったと思います。だから、どこを真似しているということではないんですが、一番最初の舞台となるウドの町はあのSF感に支配されていました。それとは別に、現実世界の中ではベトナム戦争。その影響が出ているクメン篇の方が僕には重いですね。キャラクターでいうなら、除隊してたキリコがどこかに帰還兵の心の傷を持ちながら、何も整っていない社会にいきなり放り出される。『ランボー』(第1作)も僕の中にはありました。
ものすごくわかりやすくミリタリーの部分だけを観ると『ボトムズ』はやっぱり陸軍。地べたを這いずり回る感じがあります。『ガンダム』のように、エンターテインメントとして間口が広く、空軍と海軍の格好良さが入っている作品もありますが、作品群としては両方あったほうが良いと思います。…どちらかといえば、空軍の士官の白い制服の方が格好良いですけどね(笑)。ですが、最近はカカオの含有量が色々違うチョコレートがありますし、カカオ70%を苦くても好きな人はいますよね。
Q:今回は高橋監督の作品ではない新作が2本、テレビ初放送されます。
試みとして新しいものを引き出すなら自由に作ってもらった方がいいと思い、この2作品に僕はいっさい関わっていません。でも、観ると自由という風でもないですね(笑)。作っていただいた人の、前作品に対するいろんな思いが出ているように感じました。
『ボトムズファインダー』は、『ボトムズ』のアクションに対するプラスαが提示されていますし、『装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE』は『ボトムズ』の世界にまた違う角度を加えてくれました。アクションと物語性と、特徴がふたつ出ていると思います。
Q:この放送を機会に『ボトムズ』に初めて触れる方へ作品紹介をしていただけますか。
今、日本のアニメーションは成熟期に入っていると思います。振り返ると、『ガンダム』や『ボトムズ』はそれに至る中での青春期、作品をブラッシュアップする時期ではなく、まだ生の原石とか心意気みたいなものを出した時代の作品だと思います。あの時代の作品には、作り手の物語への思い、意見、考えて欲しい何かがいっぱい入っている気がします。今のアニメーションとは違い、まだアニメーションの方向性がわからなくて、うろうろしていたエネルギーを感じてもらえれば嬉しいです。
1983年から作り始めた作品ですが、今でも作り続けられていることで「ユーザーからの要望がないわけではない」というのはわかっていました。ですが、間口のあり方が狭い作品なので、30年近く作れるとは思っていませんでした。また、今回は物語の時系列に沿って放送されますが、もともと計画があってこういう形で観ていただける様に作ってきたわけではありません。なので、今回こういう形で放送していただけるのは凄く嬉しいことです。
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銀河を二分して繰り広げられてきた〈百年戦争〉の末期、その最前線から退いたはずの人型ロボット兵器〈AT〉のパイロット……キリコ・キュービィーが、幾つもの街や惑星を訪れながら自分の出生の謎を探り明かしていく物語。ロボット同士の戦闘シーン、SFサスペンスや冒険活劇、また謎の美女フィアナとのラブストーリーとしても楽しめる、大人だからこそ味わえる部分も多い作品だ。
【放送情報】
「装甲騎兵ボトムズ 最新作登場記念15時間スペシャル!」
[WOWOWプライム]にて10月23日(日)~30日(日)深夜
◇ラインナップ
10月23日(日)深夜1:40『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』(1988年発売OVA)
10月23日(日)深夜2:45『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』(2009年公開映画)[5.1ch]
10月25日(火)深夜1:30『装甲騎兵ボトムズ ウド』(テレビ総集編:1)
10月25日(火)深夜2:30『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』(1985年発売OVA)
10月25日(火)深夜3:30『装甲騎兵ボトムズ クメン』(テレビ総集編:2)
10月26日(水)深夜1:00『装甲騎兵ボトムズ サンサ』(テレビ総集編:3)
10月26日(水)深夜2:00『装甲騎兵ボトムズ クエント』(テレビ総集編:4)
10月26日(水)深夜3:00『装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル』(1986年発売OVA)
10月27日(木)深夜2:35『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』#1~5(1994年発売OVA)
10月28日(金)深夜0:00『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
10月28日(金)深夜1:00『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』#1~6(2010年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
10月30日(日)深夜0:50『装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送] 10月30日(日)深夜1:45『ボトムズファインダー』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
※WOWOW特設ページでは、今回放送される『ボトムズ』世界の時系列を、キリコの歩みと作品タイトルを並列で紹介しています。
http://www.wowow.co.jp/anime/votoms/
ファンにとって特に重要なのは、これまで作中の時系列とは関係なくバラバラに発表されてきた作品群を、今回の放送では主人公キリコ・キュービィーが特殊部隊レッドショルダーに配属される『野望のルーツ』から物語の時系列順に沿い放送されることだ。
4本のTVシリーズ総集編をはさみ、TVシリーズのその後を描いた『赫奕たる異端』、テレビ初放送となる『孤影再び』『幻影篇』へと続いて行く。TVシリーズを見ていた世代も、これから『ボトムズ』を知っていこうという世代にも見逃せないスペシャルになっている。
また、シリーズ初の試み、今年になってリリースされた新世代『ボトムズ』2作品(『Case;IRVINE』『ボトムズファインダー』)もテレビ初放送。今回のスペシャルを観るだけで『ボトムズ』の全てが楽しめるのも嬉しい。
ここで『装甲騎兵ボトムズ』を生み育ててきた高橋良輔監督に、コメントをいただいたのでご紹介しよう。
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『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督コメント
Q:『ボトムズ』を作る上で影響を受けた作品はありますか?
映像を作る上で、あの当時はみんなの頭の中にどうしても『ブレードランナー』があったと思います。だから、どこを真似しているということではないんですが、一番最初の舞台となるウドの町はあのSF感に支配されていました。それとは別に、現実世界の中ではベトナム戦争。その影響が出ているクメン篇の方が僕には重いですね。キャラクターでいうなら、除隊してたキリコがどこかに帰還兵の心の傷を持ちながら、何も整っていない社会にいきなり放り出される。『ランボー』(第1作)も僕の中にはありました。
ものすごくわかりやすくミリタリーの部分だけを観ると『ボトムズ』はやっぱり陸軍。地べたを這いずり回る感じがあります。『ガンダム』のように、エンターテインメントとして間口が広く、空軍と海軍の格好良さが入っている作品もありますが、作品群としては両方あったほうが良いと思います。…どちらかといえば、空軍の士官の白い制服の方が格好良いですけどね(笑)。ですが、最近はカカオの含有量が色々違うチョコレートがありますし、カカオ70%を苦くても好きな人はいますよね。
Q:今回は高橋監督の作品ではない新作が2本、テレビ初放送されます。
試みとして新しいものを引き出すなら自由に作ってもらった方がいいと思い、この2作品に僕はいっさい関わっていません。でも、観ると自由という風でもないですね(笑)。作っていただいた人の、前作品に対するいろんな思いが出ているように感じました。
『ボトムズファインダー』は、『ボトムズ』のアクションに対するプラスαが提示されていますし、『装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE』は『ボトムズ』の世界にまた違う角度を加えてくれました。アクションと物語性と、特徴がふたつ出ていると思います。
Q:この放送を機会に『ボトムズ』に初めて触れる方へ作品紹介をしていただけますか。
今、日本のアニメーションは成熟期に入っていると思います。振り返ると、『ガンダム』や『ボトムズ』はそれに至る中での青春期、作品をブラッシュアップする時期ではなく、まだ生の原石とか心意気みたいなものを出した時代の作品だと思います。あの時代の作品には、作り手の物語への思い、意見、考えて欲しい何かがいっぱい入っている気がします。今のアニメーションとは違い、まだアニメーションの方向性がわからなくて、うろうろしていたエネルギーを感じてもらえれば嬉しいです。
1983年から作り始めた作品ですが、今でも作り続けられていることで「ユーザーからの要望がないわけではない」というのはわかっていました。ですが、間口のあり方が狭い作品なので、30年近く作れるとは思っていませんでした。また、今回は物語の時系列に沿って放送されますが、もともと計画があってこういう形で観ていただける様に作ってきたわけではありません。なので、今回こういう形で放送していただけるのは凄く嬉しいことです。
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銀河を二分して繰り広げられてきた〈百年戦争〉の末期、その最前線から退いたはずの人型ロボット兵器〈AT〉のパイロット……キリコ・キュービィーが、幾つもの街や惑星を訪れながら自分の出生の謎を探り明かしていく物語。ロボット同士の戦闘シーン、SFサスペンスや冒険活劇、また謎の美女フィアナとのラブストーリーとしても楽しめる、大人だからこそ味わえる部分も多い作品だ。
【放送情報】
「装甲騎兵ボトムズ 最新作登場記念15時間スペシャル!」
[WOWOWプライム]にて10月23日(日)~30日(日)深夜
◇ラインナップ
10月23日(日)深夜1:40『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』(1988年発売OVA)
10月23日(日)深夜2:45『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』(2009年公開映画)[5.1ch]
10月25日(火)深夜1:30『装甲騎兵ボトムズ ウド』(テレビ総集編:1)
10月25日(火)深夜2:30『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』(1985年発売OVA)
10月25日(火)深夜3:30『装甲騎兵ボトムズ クメン』(テレビ総集編:2)
10月26日(水)深夜1:00『装甲騎兵ボトムズ サンサ』(テレビ総集編:3)
10月26日(水)深夜2:00『装甲騎兵ボトムズ クエント』(テレビ総集編:4)
10月26日(水)深夜3:00『装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル』(1986年発売OVA)
10月27日(木)深夜2:35『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』#1~5(1994年発売OVA)
10月28日(金)深夜0:00『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
10月28日(金)深夜1:00『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』#1~6(2010年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
10月30日(日)深夜0:50『装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送] 10月30日(日)深夜1:45『ボトムズファインダー』(2011年発売OVA)[5.1ch][テレビ初放送]
※WOWOW特設ページでは、今回放送される『ボトムズ』世界の時系列を、キリコの歩みと作品タイトルを並列で紹介しています。
http://www.wowow.co.jp/anime/votoms/
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