不機嫌ハラスメントの実態と対策を科学的に解き明かす!『「フキハラ」の正体 なぜ、あの人の不機嫌に振り回されるのか?』12/23発売決定
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷口奈緒美)は2022年12月23日に『「フキハラ」の正体 なぜ、あの人の不機嫌に振り回されるのか?』(満倉靖恵・著)を刊行することが決定しました。ネット書店では予約を開始しています。
- 「フキハラ」とは?
「フキハラ」というワードを聞いたことはありますか?
「フキハラ」とは「不機嫌ハラスメント」の略で、不機嫌な態度をとることで、相手に不快な思いをさせたり、過剰に気を遣わせたり、精神的な苦痛を与えることを指します。
例えば、こんな場面も「フキハラ」と言えます。
・夫が不機嫌そうにしているだけで、びくびくしてしまう
・子どもがむすっとしていて、話しかけても無反応
・上司がイライラしていて話しかけづらい
「フキハラ」の原因は、「不機嫌」という感情そのものです。
そのため「フキハラ」は、相手に対する好き嫌いや思い込み、上下関係などとはまったく関係なく起こります。「不機嫌」という感情を抱いたことがない人などいないでしょうから、すべての人が被害者だけでなく、加害者にもなり得るのが「フキハラ」の特徴なのです。
そういう意味で、性的な言動による「セクハラ」や組織内の優位性を利用した「パワハラ」、精神的DVとも呼ばれる「モラハラ」などとは全く性質の違うものだと言えるでしょう。
- 「フキハラ」の原因
「フキハラ」の原因は、「不機嫌」という感情そのもの、つまり、「不機嫌な感情そのものが他人の心に影響を与える」ということが分かっています。
それを証明するのは「脳波」です。
脳波から、不機嫌が脳から伝搬していることを明らかにしたのは「感性アナライザ」です。
「感性アナライザ」とは、リアルタイムで脳波の情報を取得、分析する簡易型評価装置です。「集中度」「ストレス度」「興味度」「眠気度」「好き度」「快適度」「不快度」「嫌度」「リラックス度」など、30種以上に及ぶさまざまな感情を示す脳波の変化を客観的な数値で、しかもリアルタイムで見ることができます。世界初の感情を可視化できる装置なのです。
※「感性アナライザ」は株式会社電通サイエンスジャムの登録商標です。
本書では、この「感性アナライザ」の開発者である著者が、実験を通してわかった「フキハラ」の実態と対策を紹介していきます。
◆「フキハラ」のダメージは想像以上
実験によって、他人に怒っている人の隣にいるだけでストレスが高まることが分かっています。しかもそのストレスはなかなか払拭することができません。嫌な人から離れることができたという「刺激」程度では、「ネガティブな感情」から解放されるのは不可能だということです。
◆「フキハラ」は被害者ばかりが損をする
「フキハラ」の被害者が深刻なダメージを受けている一方で、自覚なき加害者のほうは、あっさりとストレスから解放されるということもわかっています。「不機嫌な人のそばにただいるだけでもストレスが高まる」という事実を知っておくことは、自分自身のストレスコントロールのためにも必要です。
- 書籍概要
【目次】
第1章 脳波が描き出す「本当の感情」
心の状態は脳波にあらわれる/感情をリアルタイムに可視化する「感性アナライザ」/「いいこと」には鈍感で「嫌なこと」には敏感な脳/脳は集中するのが苦手 など
第2章 脳は「不機嫌」ばかりを伝えあう
脳はかなり深い/恋愛はストレスとの闘い?/「好き」はなかなか伝わらない/ネガティブな感情ばかりに同調する人の脳/脳波からの信号で不機嫌がうつる! など
第3章 「フキハラ」の実態と対策
「フキハラ」被害の理不尽な実態/「不機嫌」にもパンデミックは起こる/「フキハラ」から身を守るのはフィジカルディスタンス/「フキハラ」対策としてのストレスコントロール/「嫌」が共通している人こそがベストパートナー など
第4章 脳波が映し出す「心の不調」のリアル
「心の不調」も脳波でわかる/PMSのストレスは普段の7倍/ジェンダーフリーの時代だからこそ「不調の可視化」を/自己肯定感の低さは「心の痛み」を伴う/肩こりがあるだけでストレス度が3倍になる⁉/香りはダイレクトに脳に効く など
第5章 「感情の可視化」の大いなる可能性
ドラえもんの「ひみつ道具」が実現した⁉/感情はどこまで読めるのか/「幸せのお裾分け」にあやかるには条件がある/現実に正直に反応する脳 など
【著者情報】
満倉靖恵(みつくら・やすえ)
慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授/慶應義塾大学医学部精神神経科学教室兼担教授/電通サイエンスジャム取締役CTO/株式会社イーライフ取締役CTO/博士(工学)/博士(医学)
生体信号処理、脳波解析などをキーワードに、脳神経メカニズム・感情・睡眠・うつ病・認知症などに関する研究に従事。特に医工連携型研究に注力。電通サイエンスジャムと共同で、世界初の脳波によるリアルタイム感情認識ツール「感性アナライザ」を開発。リサーチ、商品開発など世界中で活用されている。心拍のみを用いた自律神経の動きに注目した睡眠の5段階解析、非侵襲ホルモン解析などの専門家。
【書籍情報】
タイトル:『「フキハラ」の正体 なぜ、あの人の不機嫌に振り回されるのか?』
発売日:2022年12月23日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:携書判/176ページ予定
ISBN:978-4-7993-2917-7
定価:1210円(税込)
【本書のご購入はこちら】
Amazon https://amzn.to/3OWZvoI
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17349697/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像