中国が繰り出す「仲●由●恵」似のハニートラップ、風俗好きの外国人スパイと店の常連同士に…。元公安捜査員が明かす捜査の生々しい実態『警視庁公安部外事課』が光文社より9月23日発売
9月23日に発売される『警視庁公安部外事課』。
著者は、警視庁公安部の外事課に所属する捜査員として、長年、首都東京に蝟集する外国人スパイの摘発などに当たってきました。一見、派手なドンパチがありそうな仕事ですが、実際は至って地味。ジェームス・ボンドのようなラブ・アフェアもなければ、ボンドカーを駆使してのカーチェイスもありません。
代わりにあるのは、ターゲットの基礎調査(基調)と尾行の日々…。そんな捜査員たちの地道な努力によって、日本がテロの標的にされたり、産業技術が海外に流出したりするような事態が、未然に回避されているのです。
- 【本書の主な項目】
★宅配業者や看板持ちに変装
★JR大塚駅ホームは尾行を撒く最適スポット
★風俗好きの外国人スパイと店の常連同士に
★007シリーズのQ(秘密兵器担当)のような存在も
★女性捜査員は平凡で目立たない容姿
★最も必要な資質は社交性
★スマホはコードネームで登録
【本文より抜粋①】
尾行は、時には1人で追わなくてはいけない場面もある。困るのは、2人の対象者を1人で追う場面だ。
たとえば「スパイの外交官A」と「Aに接触するスパイでないB」の2人を追っていたとする。その2人が接触の後に別々の方向に歩きだしてしまったら、どちらを尾行すべきか?
答えはBである。
理由は、外交官は国際法で逮捕できないからだ。そのためスパイに接触した関係者を捜査して逮捕するしかない。日本では、スパイ行為そのものを罰する法律がないので、窃盗罪や横領罪などでスパイ行為を取り締まらなければならないのだ。
尾行を続けて関係者であるBが罪を犯した証拠を固めて、スパイ活動の実態を世に知らしめることのほうが、日本では重要なのである。
【本文より抜粋②】
よくドラマでタクシーの運転手さんに「前の車を追ってくれ! 」などというシーンがある。
あれは、実際にあることだ。私もやったことがある。
「長年タクシーの運転手をやってて、ずっとこの日が来るのを待っていました。お代は要りませんのでどこまでも追いかけていきますよ」と言われた。
初老の男性運転手さんだったが、この時ばかりは少年のような顔つきになった。
- 【著者プロフィール】
1990 年代半ばに警視庁に入庁。2000 年代初めに公安に配属されてからは、一貫して公安、外事畑を歩んだ。途中、数年間、アフリカ某国の大使館にも勤務した。数年前に退職。現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活動。本作が初の著書。
- 【書籍概要】
著者:勝丸円覚
発売:光文社
発売日:2021年9月24日(金)
定価:1,650円(税込)
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