ミャンマー・バングラデシュで急増するロヒンギャ難民、8割が女性と子ども【プレスリリース】
新たに12万5,000人がバングラデシュに
【2017年9月5日 ジュネーブ/ニューヨーク 発】
ミャンマーのラカイン州で衝突の影響を受けている子どもたちに関し、ユニセフ(国連児童基金) 事務局長アンソニー・レークは以下の声明を発表しました。
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8月25日以降、ミャンマーのラカイン州から国境を越えてバングラデシュに逃れたロヒンギャ難民の数は12万5,000人以上にのぼり、その80%は女性と子どもたちです。さらに多くの子どもたちが、暴力により破壊されたラカイン州北部に留まっており、支援と保護を必要としています。
ユニセフ(国連児童基金)は、バングラデシュでは、難民の子どもたちに保護、栄養、保健、水と衛生の分野での支援を提供するために、規模を拡大して活動しています。
ミャンマーにおいて、現時点でユニセフは、ラカイン州北部の影響を受けている地域に行くことができません。私たちは、これまで心理社会的ケアを提供してきた2万8,000人の子どもたちや、栄養不良の治療を提供してきたButhidaung および Maungdaw地区の4,000人の子どもたちに支援を届けることができません。安全な水や衛生環境を整える支援や学校を修復する活動も停止に追い込まれています。
国境のどちらにいる子どもも、緊急に支援と保護を必要としています。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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