【発売即重版!】なぜ人間だけが苦しみを「こじらせる」のか? サイエンスジャーナリストが導く"無我"の技術。新刊『最高の状態 無』売れ行き好調につき、発売からわずか10日余りで重版決定!
不安、怒り、完璧主義──現代人の「心の機能不全」を根本から解消する

ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小早川幸一郎)は、2026年8月21日に書籍『最高の状態 無』の第2刷重版を実施しました。
本書は、2021年に刊行され、多くの反響を得た『無(最高の状態)』を大幅に加筆・再編集した決定版です。新たに図解も加わり、年齢を問わず手に取りやすい一冊に仕上がりました。7月17日の発売日から全国的に売れ行き好調で、Amazonの「禅入門」「脳神経科学・神経内科学」カテゴリの売れ筋ランキングで1位を獲得するなど、多くの読者から支持を得て、今回の重版へと至りました。
10万本の科学論文を読破し、600人超の海外の学者・専門家にインタビューを重ねてきたサイエンスジャーナリスト・鈴木祐氏が、神経科学・脳科学・心理療法の最新知見と、仏教をはじめとする古来の智慧を統合し、人間の「苦しみ」の根本原因とその克服法を体系的に解説します。
◆関連URL
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295412366/
●なぜ人間だけが苦しみを「こじらせる」のか──脳に組み込まれた"苦のデフォルト設定"
人間はポジティブな情報よりもネガティブな情報の影響を受けやすく、その強度はポジティブの3倍から20倍にも及びます。さらに、宝くじに当選しても半年で幸福度は元に戻り、恋人ができた喜びも約3年で消失する──「快楽の踏み車」と呼ばれるこの現象は、人間の脳が「嫌なことはあとまで残る」「良いことはすぐに忘れる」という2つのシステムを標準装備していることを示しています。
原始時代には生存に有利だったこの警戒システムが、安全な現代社会ではうまく機能せず、孤独感、鬱と不安、完璧主義といった「心の機能不全」を引き起こしています。本書はこの根本構造を解き明かした上で、表面的な対策ではなく、苦しみの「一段上の視点」からの普遍的なアプローチを提示します。
著者の鈴木祐氏自身も、子どものころから対人不安と気の小ささに悩み、仕事のミスで体調を崩し、大勢との会話後は気疲れで寝込んでいたといいます。しかし、本書の技術を十数年にわたり実践し続けた結果、「失敗をしたらどうすべきか」から「現状をより良くするにはどうすべきか」へと思考がシフト。根っこの気弱さは変わらないものの、「苦しみ」との付き合い方が明確に変わったと語っています。
●すべての苦しみは「自己」の問題に行き着く──脳が作る"物語"という虚構
本書の核心的な主張は、「すべての苦しみは"自己"の問題に行き着く」というものです。
半身不随になったチンパンジーのレオが絶望を見せなかったのに対し、人間だけが苦しみをこじらせるのはなぜか。その答えは、人間が「自己」を起点に、過去と未来へネガティブな思考を広げてしまうことにあります。怒りの神経伝達物質は実はわずか6秒で鎮まるにもかかわらず、私たちは"二の矢"を自ら放ち続けることで苦しみを増幅させています。
さらに本書は、神経科学の最新知見をもとに、「脳は物語の製造機である」という衝撃的な事実を明らかにします。私たちが体験する"現実"の大半は、脳が過去の記憶から0.1秒で作り出したシミュレーションであり、目や耳からのデータはその修正にしか使われていません。自己もまた、この物語のすき間に一時的に現れる虚構にすぎないのです。
「ありのままの自分」を探すことが不可能である理由、同じトラブルでも苦しむ人と苦しまない人がいるのは、メンタルの強さではなく脳内の"ストーリーライン"の違いであること──本書は、私たちの精神の脆弱さを「柔軟さ」として捉え直し、そこに解決の糸口を見出します。
●「結界」「悪法」「降伏」「無我」──科学に基づく4つの実践ステップで精神を"最高の状態"へ
本書の後半では、苦しみの根本を克服するための具体的な実践法が、4つのステップで体系的に展開されます。
第一のステップ「結界」では、自己を手放す恐怖に備え、脳に安心感を与える土台を作ります。感情の粒度を上げるトレーニング、内受容感覚エクササイズ、セーフプレイスワーク、グラウンディングなど、脳科学に基づくエビデンスベースドの"結界"を紹介。統合失調症の幻聴がアフリカでは苦しみにならない理由など、文化が「結界」として機能する驚きの事例も取り上げます。
第二のステップ「悪法」では、あなたの行動を無意識に支配する18種類の歪んだルール(悪法)を特定します。「放棄」「不信」「欠陥」「完璧」「懲罰」など、コロンビア大学のジェフリー・ヤング博士のスキーマセラピーに基づく分類を用い、悪法スコアリングと悪法日誌で自己分析を行います。
第三のステップ「降伏」では、「苦しみ=痛み×抵抗」の公式をもとに、現実に積極的に降伏する技術を養います。世界で最も幸福な部族「ピダハン」の「経験の即時性」、アイスキューブ・チャレンジ、降伏ワークシートなど、抵抗のメカニズムを理解し、痛みを受け入れる実践法を提供します。
そして最終ステップ「無我」では、「停止」と「観察」の2つのアプローチで、物語そのものが浮かばないように脳を使う方法を解説。作務、止想、観想、慈経行、畏経行など、漸進性・脆弱性・受容性・縁起性・超越性の5大要素に配慮した安全なトレーニング法を収録しています。
無我に至った先には、幸福度の上昇、意思決定力の向上、創造性の上昇、ヒューマニズムの深化という「智慧」の境地が待っています。それは特別な人間のあり方ではなく、すべての人が生まれながらに持つ"善の力"が最大化された状態──本書はそう結論づけます。
▼本書にぴったりの方
・漠然とした不安や生きづらさを感じているが、原因がわからない方
・ポジティブ思考や自己啓発を試したが、根本的な解決に至らなかった方
・怒り、不安、完璧主義、孤独感など、慢性的なネガティブ感情に悩んでいる方
・瞑想やマインドフルネスに興味があるが、科学的な裏付けのある方法を知りたい方
・意思決定力、創造性、共感力を高めたいビジネスパーソン
・メンタルヘルスに関心のあるすべての方
▼本書の構成
序章 苦──人類はみな「生まれつきネガティブ」
第1章 自己──すべての苦しみは「自己」の問題に行き着く
第2章 虚構──自己は"物語"で構成されている
第3章 結界──エビデンスベースドな結界を張る
第4章 悪法──苦しみを左右する18の悪法
第5章 降伏──苦しみ=痛み×抵抗
第6章 無我──「停止」と「観察」で自己を解体する
終章 智慧──無我に至った者が得る"智慧"の境地
●著者紹介
鈴木祐(すずき・ゆう)
サイエンスジャーナリスト。1976年生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門家へのインタビューを重ねながら、へルスケア、生産性向上をテーマに書籍や雑誌で執筆。自身のブログ「パレオな男」で心理・健康・化学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。著書に『新版 最高の体調』『新版 科学的な適職』(以上、クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。
●書籍情報
『最高の状態 無』

著者:鈴木 祐
定価:1,815円(本体1,650円+税)
体裁:四六判 / 256ページ / 1色刷
ISBN:978-4-295-41236-6
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2026年7月17日
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