キヤノンギャラリー50周年企画展 綴プロジェクト作品展「高精細複製品で綴る日本の美」を開催
概要
○開催日程:2023年10月11日(水)~11月16日(木)
○開館時間:10時~17時30分
○休館日:日曜日・祝日
○会場:キヤノンギャラリー S (住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
○アクセス:JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
○入場料:無料
展示内容
本展は、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会(以下京都文化協会)が共同で行う「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の技術を用いて制作した、文化財の高精細複製品を展示する作品展です。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第4弾として、キヤノンギャラリー S (品川)で実施します。
「綴プロジェクト」で制作した高精細複製品は、キヤノンの先進のデジタルイメージング技術と京都の伝統工芸の技の融合により、オリジナルの文化財を忠実に再現しています。本展では、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲など、日本美術の巨匠が描いた名宝8作品の高精細複製品を展示します。オリジナルの文化財は、作品保護の観点から大切に保管されていたり、歴史の中で海外に渡ったりして鑑賞の機会が限られています。オリジナルの文化財では難しい、ガラスケース無しでの展示や、作品に描かれた世界を音と映像で楽しめるプロジェクションマッピングを実施し、日本の文化財を身近に感じる鑑賞体験を提供します。
キヤノンギャラリー50周年企画展 会期の変更と企画展の追加について
これまでに発表した5つの企画展に加え、キヤノンMJが全国各地の伝統行事や民俗芸能をサポートする日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」企画展、および鉄道フォトジャーナリストの櫻井寛氏による企画展を開催します。
○今後の企画展とそれぞれの会期・会場
企画および作家 | キヤノンギャラリー S (品川) | キヤノンギャラリー銀座/大阪 |
綴プロジェクト | 2023年10月11日~11月16日 | 開催なし |
柿本ケンサク | 2023年11月24日~2024年1月15日(会期変更) | 2023年12月12日~12月27日 |
まつりと(追加) | 2024年1月20日~3月4日 | 2024年2月20日~3月2日 |
櫻井寛(追加) | 2024年3月9日~4月22日 | 2024年3月19日~3月30日 |
*キヤノンギャラリー S 、キヤノンギャラリー銀座、キヤノンギャラリー大阪で展示する作品はそれぞれ異なります。
○プロジェクト/作家プロフィール紹介
日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」
少子高齢化やコロナ禍の影響により、祭りなどの伝統行事が風化していく懸念から、デジタル技術などを活用しながら祭りの文化を記録し伝承していくことを目的としてキヤノンMJが2022年春に立ち上げたプロジェクトです。
”日本の祭りを探検する”をコンセプトに掲げ、写真家、映像クリエイター、アーティスト、研究者等、さまざまなジャンルのプロフェッショナルとともに、祭りの魅力を伝える映像やコンテンツを制作して発信しています。
https://matsurito.jp/
櫻井寛(さくらい かん)
1954年長野県生まれ。鉄道員を目指し昭和鉄道高校に入学したが在学中に鉄道写真の魅力にとりつかれ写真家に転向、日本大学芸術学部写真学科卒。出版社写真部に15年間勤務。90年にフォトジャーナリストとして独立し今日に至る。93年航空機を使わず陸路海路のみでの88日間世界一周。94年『鉄道世界夢紀行』で交通図書賞受賞。これまでに撮影した国は95ヵ国、渡航回数は250回。著書は現在108冊。日本写真家協会、日本旅行作家協会会員。東京交通短期大学客員教授。
綴プロジェクト作品展「高精細複製品で綴る日本の美」 展示作品
展示作品の詳細は、作品展ページ(https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/tsuzuri-50th-sinagawa)をご参照ください。
〇国宝「風神雷神図屏風」高精細複製品
原本:俵屋宗達 筆、大本山建仁寺 所蔵
〇国宝「松林図屏風」高精細複製品(プロジェクションマッピング実施)
原本:長谷川等伯 筆、東京国立博物館 所蔵
〇重要文化財「竹に虎図襖」高精細複製品※1
原本:狩野山楽・山雪 筆、臨済宗妙心寺派 天球院 所蔵
〇重要文化財「風神雷神図屏風・夏秋草図屏風」高精細複製品※2 ※3
原本:尾形光琳/酒井抱一 筆、東京国立博物館 所蔵
〇「樹花鳥獣図屏風」高精細複製品
原本:伊藤若冲 筆、静岡県立美術館 所蔵
〇「雲龍図」高精細複製品
原本:曽我蕭白 筆、ボストン美術館 所蔵
〇「見返り美人図」高精細複製品※3
原本:菱川師宣 筆、東京国立博物館 所蔵
〇「江戸風俗図屏風」高精細複製品
原本:菱川師宣 筆、スミソニアン国立アジア美術館 所蔵
※1.仏事が執り行われる室中(全二十面)に描かれる作品のうち、東側四面と西側四面を展示。
※2. 「風神雷神図屏風」(尾形光琳筆)と「夏秋草図屏風」(酒井抱一筆)の原本は、現在は作品保存の観点から別々の屏風に仕立てられていますが、高精細複製品では作品が描かれた当時の姿を再現し、表裏一体となっています。
※3. 独立行政法人国立文化財機構とキヤノンによる「高精細複製品を用いた日本の文化財のための共同研究プロジェクト」により制作。
関連イベント
トークイベント
○日 時 :2023年10月28日(土)11時00分~12時00分、14時00分~15時00分
○会 場 :キヤノンギャラリー S (住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
〇ゲスト:京都文化協会 代表理事 田辺 幸次 氏
○内 容 :キヤノンとともに綴プロジェクトを推進する京都文化協会の代表理事が会場内をご案内し、綴プロジェクトの概要や高精細複製品の制作に関するエピソード、展示作品に描かれているストーリーなどをご紹介します。
○申 込 :綴プロジェクト作品展のページからお申込みください。
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/tsuzuri-50th-sinagawa
○定 員 :各回20名(先着申込順、参加無料)※会場参加のみ
「綴プロジェクト」とは
「綴プロジェクト」は、京都文化協会とキヤノンが2007年より共同で推進している社会貢献活動です。
日本古来の貴重な文化財には、歴史の中で海外に渡った作品や国宝として大切に保管されている作品など、鑑賞の機会が限られているものが多くあります。「綴プロジェクト」では、キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、オリジナルの文化財を忠実に再現した高精細複製品を制作しています。制作した高精細複製品は、文化財にゆかりのある社寺や自治体、博物館などへ寄贈し、寄贈先での一般公開や学校教育の現場など、さまざまな場面で活用されています。これまでに、葛飾北斎や俵屋宗達、尾形光琳の作品など、全60作品の高精細複製品を制作しました。
詳細は、「綴プロジェクト」のホームページをご参照ください。
https://global.canon/ja/tsuzuri/
報道関係者のお問い合わせ先:キヤノンマーケティングジャパン株式会社 広報部 03-6719-9093
一般の方のお問い合わせ先:キヤノンギャラリー S 03-6719-9021
キヤノンギャラリーホームページ:https://canon.jp/personal/experience/gallery
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