エン・ジャパン、茨城県の「教員」採用プロジェクトを開始
「教職専門試験廃止」は茨城県が全国初。さらなる教育の質向上を目指す。
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、2025年2月17日(月)に、茨城県の『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』(https://www.enjapan.com/)を開始します。当社が運営する採用支援サービスを通じ、茨城県が「教員」を公募します。下記、本プロジェクト概要と、茨城県教育委員会 教育長 柳橋常喜氏のコメントを紹介します。
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特設ページはこちら https://www.enjapan.com/project/ibaraki_2502/
プロジェクト概要
150年間変わらない教育システムにメスを入れ、学校教育の当たり前を変えてきた茨城県。2023年度には全国初となる公立のIT専科高校「IT未来高等学校」と、県内初の科学技術科を持つ「つくばサイエンス高等学校」を開校するなど、前例にとらわれない教育改革に取り組んでいます。
新たな教育を実現するため、茨城県が特に注力してきた取り組みの一つが、様々な経歴を持つ人材を教育現場に迎え入れること。実際、これまでに電通のクリエーティブ・ディレクターや花王のマーケター、PwCコンサルティングのコンサルタント、NHKのプロデューサーのほか、文部科学省・内閣府・総務省などで経験を積んできた国家公務員出身者など、様々な経歴を持つ人材を「校長」として採用してきました。
茨城県が次に挑むのが、全国初の試みとなる「新たな形式での教員採用選考」です。従来の選考とは異なり、志願者が一次試験の受験方法を選択できる形をとることで、民間出身者を含め様々なバックグラウンドを持つ教員の採用を目指します。今回募集するのは、公立の小学校・中学校・高校・特別支援学校の教諭と養護教諭、栄養教諭です。応募には教員免許状を必須としますが、採用試験においては、これまで一次試験で実施してきた、教育に関する総合的な知識を問う「教職専門」を廃止。受験の準備にかかる負担を軽減し、志願者の増加を図ります。
加えて、幅広い人材に応募機会を提供するべく、外部試験「SPI3」による選考枠を新設し、一次試験において志願者が「専門教科・科目のテスト」もしくは「SPI3」のいずれかから受験方法を選択できる形で選考を実施します。新設枠は採用予定人数のうち200名程度を対象とする想定です。また、着任後の活躍・定着を支援すべく計画的に研修を実施し、教育体制の底上げも行ないます。これまで培ってきた経験で、学校教育を変える。熱い想いを持つ方からのご応募をお待ちしています。
|『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』を通じて民間校長となった、現・水海道第一高等学校・附属中学校校長 福田氏の動画を公開しています。
選考について
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選考スケジュール
■出願期間
令和7年2月25日(火)~ 令和7年3月24日(月)
【いばらき電子申請・届出システム】にて申請
■選考
▼一般選考
・第1次試験
[全校種・職種] 筆記試験(専門教科) 令和7年5月11日(日)
・第2次試験
[小中高・養護・栄養] 個人面接、模擬授業等 令和7年7月12日(土)、7月13日(日)
[特別支援学校] 個人面接、集団活動 令和7年7月19日(土)、7月20日(日)
▼外部試験(SPI3)による選考
・第1次試験 基礎能力検査 令和7年4月21日(月)~5月16日(金)
※出願期間、第2次試験、結果通知などは、一般選考と同じ。
※一般選考枠と、外部試験「SPI3」枠の併願は不可。
■結果通知
令和7年8月8日(金)(予定)
茨城県教育委員会 教育長 柳橋 常喜氏 コメント
様々な変化への対応がより一層求められる社会を生きる子どもたちには、他者と協働して課題を解決する力や、変化を前向きに受け止めしなやかに対応する力が求められています。
そのため、本県では、「次世代を担う『人財』」や「魅力ある教育環境」「自分らしく輝ける社会」などを政策の大きな柱としながら、アントレプレナーシップやシティズンシップなどを身に付け、グローバル社会で活躍できる「人財」や、地域や社会を支える「人財」の育成に取り組んでいます。
また、多様なニーズに対応した魅力ある学校づくりに向け、全国初のIT科の専科高校や県内初の科学技術科を有する高校の開校や、全国最多となる13の中高一貫校の設置など、教育改革を進めています。
こうした取組をさらに前進させるため、本県ではこれまで、世界の変化への先見性を有し、柔軟な発想力と企画力をもって様々な教育事業を推進していく優れたリーダーシップ、社会の人的資源を効果的に取り入れるなどの、これまでの常識にとらわれない新たな発想に基づく新しい時代のマネジメント力を有する民間人校長の登用を行ってきました。
今回は、第2弾として、「人財の育成」「学校づくり」の主役となる教員を、社会人をはじめとした多様な分野から求めていくこととしました。
未来を切り拓く人財を育む「茨城の教育」の実現のため、子どもたちの主体的な学びを支えるためのファシリテーション能力やICT活用指導力のある方、実社会における体験的な学びや探究的な学びを推進するために様々な強みや専門性を持った方など、多くの応募をお待ちしています。
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エン・ジャパン SI採用推進室 中林 辰馬 コメント
教員不足という深刻な課題を解決するには、従来の選考プロセスを見直し、多様な人材が教育現場で活躍できる仕組みを構築することが必要不可欠です。茨城県が進める選考フローの改革は、選考基準を単純に緩和するものではありません。むしろ、適性や能力をより多角的かつ公平に評価し、教育現場に新たな視点や価値をもたらす人材を採用するための挑戦的な取り組みです。
従来の枠組みでは、教職志願者以外の人材が教員となるには高いハードルがありました。しかし今回の改革によって、教育に情熱を持つ社会人経験者や専門知識を有する技術者など、多様なバックグラウンドを持つ方々に新たな門戸が開かれます。子どもたちが出会う教員の多様性が広がり、彼らが受ける教育が、より豊かで実践的なものになるはずです。
今回のプロジェクトを通じて、茨城県とともに、未来を担う子どもたちに、より良い教育の機会を提供するだけでなく、教員という職業に新たな可能性を生み出していきたいと考えています。教員不足の解消はもちろん、教育の未来を切り開く革新に寄与することを目指してまいります。
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募集要項
・募集職種 教員
・応募受付サイト 『エン転職』『エンゲージ』『AMBI』『ミドルの転職』
・特設ページ https://www.enjapan.com/project/ibaraki_2502/
本プロジェクトにおける当社支援サービス
プレスリリースや特設ページ、Web広告での告知に加え、各求人サイトでの集客支援を実施。『エン転職』『エンゲージ』『AMBI』『ミドルの転職』とターゲットの異なる求人サイトを活用することで、ターゲットへ網羅的に求人を届けます。
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採用を通じて社会課題の解決に挑む『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』https://www.enjapan.com/
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社会的なインパクトが特に大きい人材採用「ソーシャルインパクト採用」を、エン・ジャパンが全社を挙げて支援するプロジェクトです。中央省庁の幹部候補、自治体の副市長やDX担当、さらにはNGO/NPO・スポーツ団体・志ある企業の中核メンバー……等々、さまざまな募集を「入職後の活躍」までこだわって支援しています。優れた能力を「より良い世の中を作るため」に使いたい方と、より良い世の中を作るために優れた人材の力を必要とする団体を結びつけ、社会の課題解決を加速させていく一大プロジェクトです。
プロジェクト参画のご相談、取材・セミナーの登壇依頼などお気軽にお問合せください。
担当:中林
TEL:03-3342-6590
MAIL:social_impact@en-japan.com
プレスリリース ダウンロード
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エン・ジャパン株式会社
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