バングラデシュのロヒンギャ難民へ、ユニセフが緊急支援物資を届ける【プレスリリース】

最も必要なのは避難場所、食料と安全な水

給水車から水を汲むロヒンギャ難民の人たち。 © UNICEF Video給水車から水を汲むロヒンギャ難民の人たち。 © UNICEF Video

【2017年9月14日 コックス・バザール(バングラデシュ)発】

 水と衛生の緊急支援物資を載せたユニセフ(国連児童基金) のトラックが、何千人ものロヒンギャ難民の子どもたちが待つバングラデシュのコックス・バザールに向けて出発しました。今後数日から数週間にわたって、こうした物資輸送が続けられます。

 8月25日以来、40万人にのぼるロヒンギャ難民がミャンマーからバングラデシュに避難し、その数は毎日数千人の単位で増加しています。予備データによれば、難民の約60%は子どもたちです。非常に多くの難民で、既存の難民キャンプはいっぱいになり、新たに到着した人々は、ただ身を置くことのできる避難場所を探しています。

 「何もかもが不足している状態ですが、特に足りていないのは避難場所、食料と安全な水です」とユニセフ・バングラデシュ事務所代表エドゥアルド・ベイグベデル(Edouard Beigbeder)は述べました。「現地では、子どもたちが水に起因する病気に感染するリスクが高まっています。私たちには、こうした特に病気にかかりやすい状況の子どもたちを守るという重大な役割があります」

 支援物資には、洗剤、石鹸、水容器に加えて、おむつ、生理用ナプキン、タオルやサンダルが含まれています。ユニセフはさらに、水処理場や水の輸送において公衆衛生工学局へも協力し、またパートナー団体とともに現地で掘り抜き井戸の設置と修復に取り組んでいます。

 「これらの物資は、増加するバングラデシュのロヒンギャ難民の子どもたちへのユニセフの緊急支援規模を大幅に拡大するために送られる第一陣の支援物資の一部です」とベイグベデルは述べました。

 ユニセフは、ロヒンギャ難民の子どもたちへの今後4カ月間の緊急支援活動に必要な資金として、730万米ドルを要請しています。

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■ユニセフについて
 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

 

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会社概要

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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