2024年に1番売れた「写真・カメラ」本の著者・幡野広志の最新刊が発売! 「写真」と「自分」に向き合うための100の言葉。
株式会社ポプラ社は、写真家・幡野広志さんの新刊『ポケットにカメラをいれて』を2025年5月21日(水)に発売いたしました。

写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も――「写真をどう撮るか」は「人がどう生きるか」ということとつながっている。幡野広志さんが過去の書籍やインタビュー、noteなどで「写真」について語ってきた言葉を100個厳選し、11本の書き下ろしエッセイ、48枚の写真とともに構成・編集のうえ、書籍化。ベストセラー『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』に続く、シンプルで素直な写真の撮り方・写真との付き合い方。
書籍の中から言葉と写真を一部、紹介します!

“ いいね! ” に惑わされない
SNSで〝いいね!〟がたくさんついてバズってバエた写真や初心者向けの写真の本や
ネットで紹介されている写真の撮り方を
マネするのはやめたほうがいいです。
誰かの劣化版コピーみたいな
写真になるだけです。
そういう写真はもうAIで生成できます。
AIで生成できない写真を考えましょう。
スマホの写真を見返してみてください
人って好きなものしか写真を撮らないんです。
嫌いなものをわざわざ撮らない。
スマホに入ってる写真を見返してください。
自分の好きなものだらけでしょ?
その好きなものは
他の誰かが嫌いかもしれないけど、
自分の好きな気持ちを大切に。


八王子にいてもパリにいる気分で
自分が住んでいる街で観光客みたいな新鮮な気持ちでシャッターを押せるといい。
八王子にいてもパリにいる気分で写真が撮れるといい。
身の回りになにもないと思っちゃいけない。
パリの写真家が「自分の国で写真を撮れないやつがパリで撮れるわけないだろ」って言ってたよ。
人生経験すべてがインプットになる
映画や漫画や本やゲームとか、
写真とは関係のないものや人生経験のすべてが
インプットになっていて、
それら全部を自分の中で
バラバラに嚙み砕いてまた組み合わせて、
自分が本当にいいと思う写真を
アウトプットできるようになりました。


人柄と、被写体との関係性がうつる
シャッターを押せば
誰でも撮れる写真だからこそ、
撮影者の人柄がうつる。
写真は被写体をうつしているようで、
撮影者の人柄と、
撮影者と被写体との関係性がうつっている。


11本の書き下ろしエッセイは、写真に生かせる「本・映画・話」
幡野さんはいい写真を撮るためには、「写真の勉強」よりも「写真以外の経験」が必要と言います。幡野さんおすすめの漫画や本や映画や道具などについて書き下ろしたエッセイが11本収録されています。

幡野さんの写真48枚収録!
100の言葉だけでなく、幡野さんの写真も48枚収録。写真のサイズにもバリエーションがあるので、眺めているだけでもきっと楽しめます。


5月27日には青山ブックセンター本店にて刊行記念イベントを開催
幡野さんと、株式会社ほぼ日の永田泰大さんのトークイベントを開催します。
写真を撮ること、文章を書くこと、写真と文章をまとめること
『ポケットにカメラをいれて』刊行記念 幡野広志×永田泰大トーク&サイン会

幡野さんの対談相手を務めてくださる株式会社ほぼ日の永田さんは、ほぼ日に関連するさまざまなコンテンツを20年以上つくってきた方です。
反響を読んだほぼ日の連載「ネパールでぼくらは」では、幡野さんと永田さんは一緒に取材旅行もしており、お互いをよく知る仲ですが、イベントの場で話すのははじめてです。
お二人のお仕事を通して、写真を撮ること、文章を書くことについてお話しいただきます。
【イベント概要】
日時:5月27日(火)19時~
場所:青山ブックセンター本店
定員:100名
【プロフィール】
永田泰大 ながた・やすひろ
1968年生まれ。株式会社ほぼ日乗組員。ゲーム雑誌週刊ファミ通の編集者を11年務めたのち、一瞬のフリーランスを経て、2003年から現職。ほぼ日に関連するさまざまなコンテンツをつくる。Xアカウント:@1101_nagata
詳細は下記よりご確認ください
https://aoyamabc.jp/collections/event/products/pocketnicamera-0527
目次抜粋
写真を撮ろう 失敗をしよう / 写真にはおおむね正解と明確な不正解がある / 世の中がいい写真で溢れてほしい / 伝えたいから写真を撮る / 体験すること 感動すること / 目でしっかりと見る / 好きなものしか撮らない / 写真のために出かけない / 写真以外から写真を学ぶ / やりたいことをすぐにやる人になる / おもしろい人になる / 不幸な写真 / 写真は考える仕事だ / 人柄も、関係性も、写真にうつる / つらいとき 疲れたとき / 写真を唯一のアイデンティティにしない
(16のカテゴリ・100の言葉を収録)
プロフィール

幡野広志(はたの・ひろし)
1983年、東京生まれ。写真家。2004年、日本写真芸術専門学校をあっさり中退。2010年から広告写真家に師事。2011年、独立し結婚。2016年に長男が誕生。2017年、多発性骨髄腫を発病し、現在に至る。近年では、ワークショップ「いい写真は誰でも撮れる」、ラジオ「写真家のひとりごと」(stand.fm)など、写真についての誤解を解き、写真のハードルを下げるための活動も精力的に実施。はじめて写真について書いた書籍『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』(ポプラ社)は「写真・カメラ」関連カテゴリで2024年の年間ベストセラーになった。著書に『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP 研究所)、『写真集』(ほぼ日)、『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』『息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。』(以上、ポプラ社)、『なんで僕に聞くんだろう。』『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。』『だいたい人間関係で悩まされる』(以上、幻冬舎)、『ラブレター』(ネコノス)がある。

【書誌情報】
タイトル:『ポケットにカメラをいれて』
著者:幡野広志
カバー作画:落合翔平
定価:1,760円(税込)
発売:2025年5月21日
書誌ページ>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008496.html
Amazon>>https://amzn.to/3H1UNG9
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