動物用消毒剤の市場規模、2026年に43億米ドル到達予測

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株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「動物用消毒剤の世界市場 (~2026年):用途 (乳業・豚・家禽・馬・乳牛&反芻動物・水産養殖)・形態 (液体・粉末)・タイプ (ヨウ素・乳酸・過酸化水素)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を9月29日より開始いたしました。

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動物用消毒剤の市場規模は、2021年の30億米ドルからCAGR7.2%で成長し、2026年には43億米ドルに達すると予測されています。同市場は、人獣共通感染症の報告数の増加、動物から人間への二次汚染の増加、政策立案者や規制当局による動物食品生産の衛生面への関心の高まり、動物用消毒剤製品を最適に利用するための技術の進歩など、多くの要因によって成長の可能性があります。

COVID-19による動物用消毒剤市場への影響

COVID-19によるロックダウンは、世界各国の市場に波及し、特に動物用消毒剤市場は大きな影響をうけました。畜産分野向けの消毒剤製品への需要は引き続き高く、Lanxessなどの企業では消毒剤と水処理の両方の製造工場がほぼフル稼働しています。しかし、主要新興市場、特にメキシコや中米におけるサプライチェーンの混乱は、一時的ではあるものの、売上にマイナスの影響を与えました。中小規模の畜産農家へのラストマイル接続は、流通チャネルの弱体化により後退しました。今後、Neogenなどの有力プレーヤーは、市場が徐々に開放されることで需要が急増すると予想しており、そのための能力開発を重点的に行っています。また、主要な大手企業は、地域的に重要な消毒剤メーカーを買収し、地理的な広がりを強化し成長戦略を展開させています。家畜消毒剤メーカーは、人獣共通感染症への懸念の高まりを受けて、多くの抗菌・抗真菌・抗ウイルスソリューションを開発しています。

COVID-19が動物用消毒剤の製造・販売分野に与えた悪影響は落ち着きを取り戻し、一部の主要市場では正常化に向かっています。しかし、COVID以前に予測されていた本格的な成長のモメンタムは、2022年の第3四半期または第4四半期から実質的に実現すると推測されています。

牽引要因:家畜生産量の増加による要因

世界の家畜生産量はここ数年で急激に増加しています。米国農務省によると、2021年4月現在、世界の牛肉・子牛製品の生産量は6,154万トンになりました。増え続ける人口に対応するため、肉や動物製品への需要が高まり、農業経営にも変化が生じています。集約農業への移行と飼育密度の増加により、病気が増え、その結果、農家の経済的損失が拡大しています。また、動物性食品に対する需要の高まりにより、効率的なバイオセキュリティと衛生管理が必要となり、動物用殺菌剤の販売が促進されています。

抑制要因:中小企業とって高い参入障壁

動物用殺菌剤の開発・登録は、高いコストがかかるため、中小企業は大企業のように進めることは簡単ではありません。また、中小企業が市場に参入する上でのもう一つの障壁は、市場自体がダイナミックな性質を持っていることです。最近では、有力企業による小規模プレーヤーの買収が増加し、無機的な成長の試みによって、その地位を強固にしようとする動きが活発化しています。Neogen Corp.やCID Linesなどの大手企業は、可能性を秘めた新しい企業を主な買収対象としています。



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設立
1995年01月