博報堂と中国四国博報堂、広島県と連携し呉市下蒲刈町にてマイカー乗り合い公共交通サービス「ノッカル下蒲刈」試験運行を開始

―「事業者協力型自家用有償旅客運送」広島県内で初導入―

株式会社博報堂

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:名倉健司、以下博報堂)、株式会社中国四国博報堂(本社:広島県広島市、代表取締役社長:大嶋凡門)は、広島県(県知事:湯﨑英彦)と連携し、広島県呉市下蒲刈町にて、マイカー乗り合い公共交通サービス「ノッカル下蒲刈」の試験運行を2025年7月5日(土)から2026年1月31日(土)まで実施します。「ノッカル」は住民同士が支え合う共助型MaaS事業で、広島県内において、国土交通省の地域公共交通関連制度「事業者協力型自家用有償旅客運送」を初めて導入します。

写真:7/5 に行われた「ノッカル下蒲刈」出発式の様子

広島県は、高齢化に伴う移動困難者の増加と運転士不足による交通サービスの持続可能性の低下を背景に、令和6年3月(令和7年3月一部更新)に「広島県地域公共交通ビジョン」を策定しました。このビジョンでは、県民の暮らしと地域・経済の共創を支える社会基盤として、事業者・県民・行政等と連携した地域公共交通の再構築を目指しています。下蒲刈町は、広島県が実施する「新たな移動サービス調査事業」の対象地区に選定され、地域住民・広島県・呉市・博報堂グループが、地域課題である「交通空白」の解消に向けた利便性・持続可能性の高い新たな移動サービスについて協議を重ねてきました。

地域交通の課題解消に向けた取り組みとして、このたび試験運行を開始する「ノッカル下蒲刈」は、住民のマイカーを活用した公共ライドシェアサービスです。博報堂グループが広島県と連携し、下蒲刈町まちづくり協議会を運営主体に運行いたします。本サービスは、バスなどの公共交通機関の運行ダイヤや停留所の隙間を埋める運行形態とすることで、地域住民の買い物や通院など日常生活で欠かすことのできない移動手段の選択肢を増やし、住民同士の支え合いを仕組み化することで持続可能な公共交通サービスを目指します。

「ノッカル下蒲刈」サービスの仕組み

本運行サービスは、住民がドライバーとなり、マイカーを使って送迎する交通サービスです。協議会に登録したドライバーと利用者を、博報堂DYグループが開発したシステム上でマッチングし、目的地までの移動を支援します。

「ノッカル下蒲刈」運行を通じて、持続可能な地域公共交通の実現に取り組んでまいります。

■「ノッカル下蒲刈」サービス概要

「ノッカル下蒲刈」は、島内を移動する住⺠ドライバーのマイカーに、移動したい乗客が「乗っかる」仕組みです。ドライバーは助け合いの精神のもと、⾃分の予定に合わせ、近所の利⽤者をマイカーに乗せ、⽬的地まで送迎します。利⽤者は、ドライバーの予定を確認の上で事前予約し、ドライバーのマイカーで⽬的地まで移動します。

・運行期間:2025年7月5日(土)~ 2026年1月31日(土)

・運行エリア:下蒲刈町全域 50停留所

​(町内行先7停留所・住宅地周辺25停留所・下蒲刈町生活バス18停留所)

・利用方法:会員登録制(町内外不問)

・予約方法:前日17時00分まで LINEまたは電話で予約

・乗車方法:乗車予定時刻の5分前までに乗降場所で車両を待つ

・利⽤料⾦:1回300円

・決済方法:チケット制(現金利用不可)

・チケット販売場所:下蒲刈市民センター

■各者の役割

・広島県:事業主体

・下蒲刈町まちづくり協議会:運行主体、ドライバー及び利用者の募集及び管理

・瀬戸内産交株式会社:運行管理・予約受付

・博報堂、中国四国博報堂:サービス設計、コミュニケーションデザイン設計

・博報堂テクノロジーズ:システム開発・設計・運用

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会社概要

株式会社博報堂

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URL
http://www.hakuhodo.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111
代表者名
水島 正幸
上場
東証1部
資本金
358億4800万円
設立
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