ジェームズフィッシャーアンドサンズ社と日本の洋上風力向けO&M事業等における協業契約を締結【TGES】
日本の脱炭素化に向けて洋上風力の果たす役割は大きく、政府は2030年までに10GWの導入目標を掲げています。
一方で、洋上風力の安定稼働には、年に一度の法定点検等、定期的なメンテナンスが不可欠ですが、海洋でのメンテナンスは、日々変化する風や波の状況に対応した作業や船の手配等、高度な専門性が必要です。
ジェームズフィッシャー社は、台湾事務所を通じてアジア太平洋地域で29件の洋上風力関連事業を実施するほか、世界全体で6.1GWにおよぶ同事業の実績があり、洋上風力BoP(*)の建設サポートとO&Mについて豊富な知見・技術を持っています。
TGESは、日本でエネルギーインフラ(LNG基地・導管・地域冷暖房所等)のエンジニアリングやO&Mについての高度な知見・技術や多くの実績を持っており、日本に進出するジェームズフィッシャー社と協業することで、日本の洋上風力事業に対して、高品質で競争力のある建設サポート・O&Mサービスの提供が可能な体制となります。
今後、日本の洋上風力事業者からBoP領域における建設サポートおよびO&Mサービスを受注することを目指します。
*:バランスオブプラント(Balance of Plant)。風車以外の全ての設備で、風車基礎、海底ケーブル、変電室等を含む。
ジェームズフィッシャー社 社長 ジャン・バーネットのコメント
エネルギーの移行期という重要な時期に、TGESと協業することを嬉しく思います。2030年までに総エネルギー容量の36~38%を再生可能エネルギーで賄うためには、産業界の協力が不可欠であると認識しています。強力なエンジニアリングの専門知識、日本における広い知見とネットワークを持つTGESとともに、ジェームズフィッシャー社は専門的なアドバイスと卓越したサービスを提供します。これは日本だけではなく、長期的には北東アジア太平洋地域においても洋上風力サービスを提供していくというジェームズフィッシャー社の展望に合致するものです。
TGES 社長 小西 康弘のコメント
ジェームズフィッシャー社いう素晴らしいパートナーとともに本事業に取り組めることを大変光栄に思っております。日本における脱炭素化において洋上風力は極めて重要な役割を果たし、その安定稼働はエネルギーの脱炭素化を支えるうえで必要不可欠です。TGESが強みとするエネルギーインフラにおけるエンジニアリング・O&Mノウハウがジェームズフィッシャー社の持つ海洋作業の豊富なスキルと合わさることで、洋上風力事業という我が国の重要な再生可能エネルギーに対して、高い信頼性と競争力という大きな価値を提供し、環境負荷の低減、脱炭素化の推進、持続的な社会の発展に貢献してまいります。
ジェームズフィッシャー社の概要
会社名 | ジェームズフィッシャーアンドサンズ社(James Fisher and Sons plc) |
代表者 | CEO ジャン・バーネット(Jean Vernet) |
設立 | 1847年 |
所在地 | Fisher House,PO Box 4,Barrow-in-Furness,Cumbria,LA14 1HR,UK |
事業内容 | エネルギー、海事、防衛産業 |
資本金 | 2,305百万円 |
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