パーソル、社員のキャリアオーナーシップを支援する各種人事制度2024年度の利用実績を発表
~グループ横断施策の年間利用者数はのべ1,800人以上、累計5,200人を突破~
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、人的資本を最大化し、社員のキャリアオーナーシップを醸成することを目的とした公募型異動制度、スカウト型異動制度、仕事体験制度、複業制度などの施策を展開しています。このたび、各種キャリアオーナーシップ支援施策の2024年度実績をお知らせいたします。
■キャリアオーナーシップ支援施策2024年度実績のポイント
・パーソルは、社員のキャリアオーナーシップを醸成する施策をグループ横断で提供している。公募型キャリアデザイン研修、複業制度、公募型異動制度などに加え、2023年度からはダイレクトリクルーティング型異動制度「キャリアスカウト」が加わった。
・2024年度、施策ののべ利用者は1,800人超だった。施策開始以来の累計利用者数は5,200人を突破した。
・越境学習などのユニークな体験を通じてキャリア観の探求を行う公募型の「@(アット)研修」では、奈良県東吉野村を舞台に産学官民合同で企画を立案。企画案が予算化事業として採用されるなどの成果を創出し、社員のキャリアオーナーシップ支援のみならず、地域の新たな未来創りにも貢献した。
・2期目を終えた「キャリアスカウト」は、2024年度の登録者数676人、転籍を伴う異動決定者数が58人だった。また本施策の利用者は「キャリアを形成する意向を持ち行動に移す社員」が増加することが明らかになった。
■パーソルのキャリアオーナーシップを支援する各種人事制度について
パーソルグループでは、「自分の“はたらく”は、自分で決める。」という考え方を大切にしています。自分らしいキャリアを主体的に形成しようとする“意向”と“行動”を「キャリアオーナーシップ」と定義しており、「キャリアオーナーシップ」を発揮できる仕組みづくりや風土の醸成に注力しています。定量的な目標として「意向を持って行動する」社員の割合を設定し、エンゲージメントサーベイにてモニタリングしながら、PDCAをまわしています。
グループ横断の主要な施策は以下の通りです(下図参照)。キャリアに対する意向を育み、探求しながら、自身のキャリアを自己決定できる仕組みを提供しています。

■2024年度の利用実績・成果について
キャリアオーナーシップ施策の2024年度ののべ利用者は1,800人を超え、制度開始以来の累計利用者数は5,200人を突破しました。それぞれの施策の詳細と、制度利用実績は以下の通りです。
またグループ内の転籍を伴う異動施策であるキャリアチャレンジとキャリアスカウトにおいては、24年度も900件を超えるポジションがあり、社員の多様なキャリア選択の可能性を広げています。異動施策への応募者は年々増加しており、2024年度の自己応募型の異動者(転籍者)は131名となりました。


施設名 |
概要 |
2024年度実績 |
キャリアチャレンジ |
グループ内の他の部署に異動(転籍)することができる公募型異動制度。社内システムに掲載されているポジションに応募し、選考に合格すればグループ内での転籍が可能。 ※海外の会社へ異動ができる「グローバルチャレンジ」も本制度に含まれます。 |
応募者数348人 異動者数73人 ※異動者は個社内異動を含まず転籍者を指す |
キャリアスカウト |
グループ内の他の部署に異動(転籍)することができるダイレクトリクルーティング型異動制度。社内システムに自身のキャリアプロフィールを登録・設定をすると、グループ内ポジションからスカウトを受け取ることができる。選考に合格すればグループ内での転籍が可能。 |
登録者数676人 異動者数58人 ※異動者は個社内異動を含まず転籍者を指す |
ジョブトライアル |
パーソルグループ内の他部署の仕事を体験できる制度。自組織の労務管理下で労働時間の一部(月8時間以内)を使い、最大3ヶ月間、体験することができる。実業務の体験はもちろん、1on1をベースとした体験など様々な案件がある。 |
応募者182人 参加者116人 |
PALMS(パームス) |
パーソルグループ全社員が利用できるe-learningシステム。「いつでも、どこでも、だれでも」ビジネスに必要なスキルを学ぶことができ、様々なコースがラインナップされている。 |
― |
グループ内複業 |
パーソルグループ内の他社で複業ができる制度。社内システムに掲載されているポジションに応募し、マッチングすることで複業を開始できる。業務委託契約を結び、給与とは別に報酬が支払われる。 |
― ※24年度より開始 |
グループ外複業 |
パーソルグループ外の他社で複業ができる制度。個社ごとに独自で運用している。 |
1,672件(参考値。個社ごとの独自運用のため、グループ横断のキャリアオーナーシップ施策への参加者数としては集計しておりません。) |
Smyle(スマイル)研修 |
自分自身の想いを言語化し、大切な人生(キャリア)をより良くするための方向性を、他者と協働で見つけていくキャリアデザインワークショップ研修。 |
参加者316人 |
@(アット)研修 |
日常と異なる経験を通じ、内省と対話を取り入れた研修プログラム。先進的でユニークなワークショップを行うコースや地域や文化への越境体験や社会課題解決の体験をベースにしたコースがある。 |
応募者数296人 研修参加者154人 @研修のうちの一つである奈良県東吉野村・奈良国立大学機構とのプログラムでは、起案すべてが東吉野村の予算化事業として採用された(※1)。 |
キャリア相談窓口 |
パーソルホールディングスの人事担当者と個別にキャリア面談ができる制度。現在の仕事の悩みはもちろん、今後のキャリアに関する壁打ち、グループ人事施策の活用についてなど、幅広い相談を受け付けている。 |
利用者268人 |
(※1)2024年9月30日プレスリリース「奈良県東吉野村・奈良国立大学機構と協業、地方創生をテーマにした社員向け研修開始~持続可能な地域経済の実現と次世代の人材育成を目指し、産学官民連携の研修を共創~」https://www.persol-group.co.jp/news/20240930_01/
2025年5月21日『グループ横断社員研修で産学官民合同課題解決プログラムを実施。起案のすべてが採択され実装フェーズに!地域の未来創り地方の課題に本気で挑む「@(アット)」研修』https://touch.persol-group.co.jp/20250521_20226/
■ダイレクトリクルーティング型異動制度「キャリアスカウト」の利用実績・利用者コメント
2023年度から開始した「キャリアスカウト」は、ダイレクトリクルーティング型の異動制度です。本制度は「キャリアを自ら主体的に築く意向はあるが、行動できていない社員」への支援強化のために導入。スカウトプロセスによる内的・外的な気づきによる行動変容を目指しています。2024年度の登録者は676人、転籍を伴う異動決定者は58人となり、登録者数の累計は2年間で1,000人を突破しました。
本制度の導入目的に即して、制度利用社員のキャリアオーナーシップ度(※2)の変化についても調査しました。制度利用社員を「異動決定社員」、「合格したが異動しなかった社員」、「スカウトを受けたが応募しなかった社員」などのプロセス別の集団に分けて分析したところ、全集団においてスコアが向上することを確認しました。本施策の利用は、スカウトの有無や選考結果の合否にかかわらず、「キャリアを主体的に築く意向を持って行動する」割合を向上させ、キャリアオーナーシップの醸成に一定寄与することがわかりました。

制度利用者からのコメント抜粋
・「登録に際し、内省や棚卸をしたことで、残りの労働期間でどんな事業で貢献したいのか深く考えた。」
・「登録をきっかけに同僚やAIと壁打ちを実施。「興味関心×社会への価値提供」の軸で新たな学びを開始した。」
・「スカウトを受け、自信に繋がった。またグループ内他社の仕事や他の職種を知ることができた」
・「面接官からのフィードバックを受け『このままではいけない』という燃料となった。現職にステイすることを選んだが、より難易度の高い挑戦をしようと、業務の目標を変更した。」
今後も、「多様な人材が“はたらくWell-being”を体現し、価値創造を推進する組織」という人的資本方針のもと、社員一人ひとりの多様なキャリア形成を支援してまいります。
■外部からの評価
・厚生労働省後援「第13回 日本HRチャレンジ大賞」において、当社の国内社員2.5万人を対象に募集部署が直接社員をスカウトする 「キャリアスカウト制度」が「人材マネジメント部門優秀賞」を受賞。
・社員一人ひとりが主体的にキャリアを形成する意向と行動を全社的に後押しする制度と、その理解浸透が評価され、株式会社三菱総合研究所が主催する第6回「プラチナキャリア・アワード」において優秀賞(「主体的キャリアによる創造」賞)を初受賞。
・キャリアオーナーシップ支援プラットフォーム「CareerMill(キャリアミル)」を内製し、ダイレクトリクルーティング型異動制度を実現したことが評価され、「第9回HRテクノロジー大賞」において、人的資本経営部門優秀賞を受賞。
■パーソルホールディングス株式会社について
1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2025年3月期売上収益1兆4,512億円(IFRS)。
■「PERSOL(パーソル)」について < https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 就職・転職・人材派遣・アルバイト
- ダウンロード