蟹江杏の初小説『あの空の色がほしい』が、第74回小学館児童出版文化賞を受賞!

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)から刊行している、蟹江杏さんの初小説『あの空の色がほしい』(2024年6月30日発行/税込定価1,980円)が、2025年9月11日に発表された第74回小学館児童出版文化賞を受賞しました。本賞の贈賞式は11月13日に予定されています。
小学館児童出版文化賞 公式サイト
小学館児童出版文化賞は、絵本、童話・児童文学、その他の出版物で、幼年ならびに少年少女に推薦したい優れた作品に贈られます。第74回となる2025年度は、読み物ジャンルから全6作品、絵本ジャンルから全7作品がノミネートされていました。
これらの作品を、荒井良二さん、鈴木のりたけさん、舘野鴻さん、富安陽子さん、森絵都さん(50音順)の5名の審査委員による審査・選考の結果、2025年9月11日、蟹江杏さんの『あの空の色がほしい』が本賞を受賞したことが発表されました。
蟹江杏さんは初の小説での快挙となりました。
『あの空の色がほしい』は、多彩な活動で注目を集める画家・蟹江杏さんの話題作で、2024年に刊行。発売当初から「100年後まで残る名作の誕生」「まるで現代版『窓ぎわのトットちゃん』のよう」と多くの賞賛の声が寄せられてきました。
学校で浮いている、お絵描きが大好きな小学生と、土手沿いの風変わりな家に住む、"変人"と噂される芸術家。アートを通してつむがれる、マコとオッサン先生のユニークな交流のゆくえは⁉
感動作『あの空の色がほしい』に、ぜひ引き続きご注目ください!
(本賞の詳細は、上記の小学館児童出版文化賞公式サイトをご覧ください)
●『あの空の色がほしい』に関するこれまでのニュースなど
・日野市図書館主催による「POPアワード」
東京都・日野市立図書館が主催し、蟹江杏さんも審査員を務める『あの空の色がほしい』を題材とした読書感想ポップ賞の開催が、2025年7月30日に発表されています。日野市の大型書店、未来屋書店多摩平の森店などの協力のもと、〈『あの空の色がほしい』POPアワード〉の募集が今年11月より開始されます。
・蟹江 杏様と日野市の連携プロジェクト発表会を開催(日野市教育部)
https://www.city.hino.lg.jp/press/1029447/1029523.html
・日野市出身・版画家の蟹江杏さんが日野市と連携 学校に小説寄贈など(八王子経済新聞)
https://hachioji.keizai.biz/headline/4032/
・2025年度中学入試で最も出題された本として紹介
今春には、2025年度中学入試で、有名中学校(*)の入試問題に多数出題された作品として、大きな話題になりました。
*大妻、海城、学習院女子、久留米大学附設、慶應義塾湘南藤沢、國學院大學久我山、サレジオ学院、広島学院、三輪田学園、明大中野、横浜共立学園など
・【未来屋すいせん図書】『あの空の色がほしい』生きたいように生きる?|この本ヨンデミー!
https://www.youtube.com/watch?v=RuuLq2F9udg
著名人からも賞賛の声多数!

群青色の色鉛筆が、すきになった。
自分を前より、すきになった。
そうして誰かをも、すきになった。
落合恵子(作家・クレヨンハウス主宰)
75のお爺さんも、ドキドキ、ワクワクしながら読みました。
最後の章では、不覚にも涙が溢れそうになりました。
何より僕は、彫刻家として生きて行く事の難しさは、骨身に染みています。
ものつくりは、ゴールのないマラソンの様なモノです、ただただ作り続けるだけです。
楽しいねー
吉田穂積(彫刻家)
80年代後半の東京・日野市を舞台に、学校でも家庭でもない、「オッサンの家」というサードプレイスで、「ホンモノの体験・ホンモノの感動」を味わい、自らの道を歩んでいく小学生の女の子。人工知能が目まぐるしく進化する今だからこそ心に響く、まるでアートの世界に飛び込んだような、どこまでも自由な、感性と想像力の「たからもの」が詰まった一冊です。
堀川拓郎(前 日野市教育長)
読んだ後に見えるいつもの景色が、色鮮やかに変わる。
「自由ってなんだろう?」
色彩豊かな言葉で綴られた物語。
吉田知明(劇作家/演出家)
・特設ページでコメントを随時upしています! https://atelieranz.jp/anosoranoirogahoshii/
作品紹介
書名:あの空の色がほしい
著者:蟹江杏
発行日:2024年6⽉30日
税込定価:1,980円(本体1,800円)
ISBN:978-4-309-03188-0
仕様:46判/上製/224頁
書誌URL:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031880/
※電子書籍も発売中です。詳細は各電子書籍ストアでご確認ください。

作家紹介 蟹江 杏(かにえ あんず)

画家。
東京都生まれ。自由の森学園卒業。ロンドンで版画を学ぶ。現在、美術館、全国の百貨店や画廊で、数々の個展を開催。しなやかな線と圧倒的な色彩で描かれる、豊かな物語性を喚起するその作品は、多くの人を魅了する。
著書に、作品集『杏と世界』、絵本『ハナはへびがすき』(第14回ようちえん絵本大賞受賞)『おーい』、『ユキヒラさんとおなかのすいたゾウさん』『ユキヒラさんとおなかのすいたキリンさん』『ユキヒラさんとおなかのすいたクジラさん』(いずれも文・いわまタケツグ/絵・蟹江杏)など多数。
舞台美術や壁画制作、企業とのコラボレーションも手がける。またNPO法人3 .11こども文庫理事長として、被災地の子どもたちに絵本や画材を届ける活動や絵本専門の文庫を設立するなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を精力的に行っている。
アートを通しての多彩な活動が評価され、雑誌「Pen」が主催するP e nクリエイター・アワード2021で、審査員特別賞を受賞。
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