塾も書店もない村・・・驚きの学習法とは?『「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法』重版決定!
このたび、株式会社主婦の友社は『「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法』を3刷重版いたしました。
『「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法』 https://www.amazon.co.jp/dp/4074354594
2019年度「全国学力テスト」で第1位になった秋田県。その秋田県は2007年に再開された「全国学力テスト」で12年間でなんと10回も1位を獲得しています。なかでも、トップクラスの学力を誇るのが人口2600人、村の93%が山林という「東成瀬村」。この小さな村には書店もなければ塾もない。それにも関わらず、世界中から年間約300回も教育視察団が訪れるとのこと。
「学力日本一の村」は、どんな教育をしているのか?本書ではその背景に迫り、家庭学習はもちろん教育現場に役立つヒントを得られると、小学生の親世代や教育関係者から支持を集め、11月末で3刷重版を決定しました。
- 日本一の秘密①「自学ノート」!
東成瀬村の小学生たちは、毎日、進んで自主学習をします。その背景には、同校が取り入れている「自主学習ノート(自学ノート)」にあります。子どもたちは毎日、宿題とは別に、自分で勉強する内容を決め、この自学ノートを使って家庭学習に取り組みます。自学の内容は復習、苦手部分のおさらい、漢字や計算の練習ほか、何でもOK。注目すべきは、ノートの書き方と自主学習のしかたです。
自学ノートは、必ず5つの構成で書くことをルール付けしています。
- 日付(◯月◯日)を書く
- 取り組む内容を書く
- 取り組んだ時刻・時間を書く
- めあてを書く
- 振り返りを書く
- 日本一の秘密②家族みんなで子育てする意識
こうした子どもたちの自主的な継続の後押しに、同校の工夫がいくつか凝らされています。例えば、校内に自学ノートの展示・閲覧スペースをつくり、子ども間で刺激を与え合ったり、先輩が後輩に自学ノートのアドバイスをする機会を設けたり、優秀な自学ノートを表彰する「自学コンクール」を開催しています。
なかでも子どものモチベーションを最も高めるのは、身近な大人がページに目を通してくれることでしょう。東成瀬村では実に9割が共働き家庭ですが、そのほとんどの家庭が3世帯同居。つまり、おじいちゃん、おばあちゃんが自学ノートを見てあげるなど、子育てに積極的。村人みんなで教育環境を作り上げているのです。
今は、親も子どもも忙しい時代。親が家庭学習を見てやれる時間を取るのが困難な家庭は少なくない。都会ではそれを塾や家庭教師に任せている家庭が多いなか、東成瀬村では学校・家庭・地域が一体となって教育と向き合っています。図書費は全国平均の約4倍。村役場が講師を招いて行う村営夏期講習はもちろん無料。また村には高校がないため、村外の高校への通学費の8割を村が負担しますが、これも住民の「子ども一人ひとりが宝」「教育こそが財産」という理解あってのことです。
本書では「テストで10点上がる」「偏差値が10上がる」といった具体例を示しているわけではありません。東成瀬村の姿を通じて、子ども一人ひとりが確かな学力をつけるためのヒントが多数描かれています。
- 書誌情報
『「学力日本一!」 秋田県東成瀬村のすごい学習法』
発売:2019/04/19
ISBN:978-4-07-435459-7
本体:1300円+税
【関連書籍】
『最新版 やる気スイッチが入る秋田県式家庭学習ノートで勉強しよう!』
発売:2016/03/18
ISBN:978-4-07-414598-0
本体:1000円+税
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