大阪国際高等学校×JTB 修学旅行でSAFを購入し、航空機搭乗分の二酸化炭素を相殺~学校におけるSDGsに対する意識の醸成を図る~
ルフトハンザドイツ航空においては、フライトの二酸化炭素排出量をオフセットする取り組み(compensaidプログラム)を2019年より導入していますが、学校法人のSAF購入によるオフセットはアジア地区にて初の取り扱いとなります。
大阪国際高校とJTBは、今回の取り組みをきっかけに、SDGsに対して具体的にアクションできる人材の育成や、学校におけるSDGsに対する意識の醸成に継続して取り組んでまいります。
※1 SAF:Sustainable Aviation Fuelの略称で、持続可能な航空燃料のことを指す。
現在、SAFの原料となるのは、主に植物などのバイオマス由来原料や、飲食店や生活の中で排出される廃棄物・廃食油などです。持続可能な原料から製造されるSAFは、従来使われてきた化石燃料と比較して、約80%の二酸化炭素排出量を軽減することができます。
■背景と目的
2022年4月に、大阪国際大和田中学校高等学校と大阪国際滝井高等学校が統合し、新校・大阪国際中学校高等学校が誕生。新校の誕生に合わせて、修学旅行における学びの最重要テーマをSDGs(持続可能な開発目標)とする旅行計画の検討を行いました。
時代に即した学びの場を提供したい大阪国際高校に対し、JTBからはドイツ、サンフランシスコ、ケアンズ、北海道の4コースを提案。環境先進都市や世界自然遺産の訪問など、いずれのコースにおいてもSDGsついて学ぶ機会を設けた旅行が計画され、本年7月に実施する予定です。
さらに、ドイツコースにおいては、JTBから、この修学旅行を通じて生徒のSDGsに対する意識の醸成を図ることや、大阪国際学園が推進する環境負荷低減の取り組みの見える化を目的に、ルフトハンザドイツ航空が導入しているcompensaidプログラムを提案することで、今回の取り組みが決定しました。
大阪国際高校は、compensaidプログラム費用を出資するかたちで、修学旅行での搭乗分の二酸化炭素の相殺(カーボンオフセット)を実現します。
■出発までの予定
事前学習の実施 5/24(水)14:40~15:30 大阪国際高等学校キャンパス内
証明書交付式の実施 6/13(火)14:30~15:30 大阪国際高等学校キャンパス内
出席者
大阪国際高等学校 校長 松下 寛伸
ルフトハンザドイツ航空会社 日本・韓国地区支配人 ローレンス・ライアン
JTB大阪教育事業部 事業部長 鷲見 匡紀
ドイツ修学旅行の出発 1班:7/9(日)発、2班:7/10(月)発 6日間
■今後の展開
大阪国際高校では、今回の取り組みをきっかけに、カーボンオフセットに限らず、SDGsに対して具体的にアクションできる人材の育成を目指して、教育活動に取り組みます。
JTBでは、SAFの購入によるカーボンオフセットに限らず、カーボンオフセットの仕組みを取り入れた旅行商品「CO2ゼロ旅行®※2」や、SDGsの本質理解をアクションにつなぐ学習教材「SDGsワークショップ ~Decade of Action~」をセットにした「CO2ゼロ旅行プログラム」を修学旅行や校外学習などで生徒の自主的な探究学習を実施する教育機関向けに2021年12月より提供しています。
このプログラムを通じて、学校におけるSDGsに対する意識の醸成に継続して取り組みます。
※2 「CO2ゼロ旅行」はJTBの登録商標です
【学校法人大阪国際学園 大阪国際高等学校】 大阪府守口市松下町、校長:松下寛伸
本校は建学の精神である「全人教育」を基礎とし、「礼節を重んじ、世界に通じる心豊かな人間を育成」する教育を実践します。「世界へ、私たちの輝きを。」をキャッチフレーズに、生徒一人ひとりの個性と志で、世界を輝かせる未来を目指しています。
本校のビジョンは、「自分らしく生き抜く力を身につけ、未来社会の担い手となる」です。多様性を尊重するとともに、自国の歴史伝統・芸術・文化・自然を理解し尊重しつつ、多様な他者と協働しながら目標に向かって挑戦する力を育むことを目標としています。
本校では「入学したすべての生徒が、みずから志を立て、この社会に自分の存在意義」を見い出し、「未来社会への貢献者」へと成長するために、「あがきながらも自分の志を実現しようと努力する生徒」を育てます。
【株式会社JTB】 本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:山北栄二郎
JTBグループは、旅行のお客様に加えて、企業や地域などさまざまなお客様と向き合っています。いずれのお客様に対しても「つなぐ、つなげる」ことを通じて、「旅で人生を豊かに」「コミュニケーションで企業を元気に」「人流創造で地域を活性化」することをめざしています。
同時に、お客様同士を「つなぐ」ことで、より大きな社会課題の解決にも挑戦しています。また、事業ドメインである「交流創造事業」におけるサステナビリティへの取り組みをさらに加速し、「心豊かで持続可能な社会の実現」をめざします。
■一般のお客様からのお問合せ先
JTB大阪教育事業部 TEL:06-6260-0290 (9:30~17:30 ※12/30~1/3及び土日祝休)
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