【国立文楽劇場】10月東西名流舞踊鑑賞会のご案内
東西の名手が集う日本舞踊最高峰の舞台へようこそ

国立文楽劇場で毎年秋に行われ、東西の日本舞踊の名手が一堂に会して競演する「東西名流舞踊鑑賞会」。今年は10月18日(土)に公演が行われます。上演演目を簡単にご紹介しましょう。
★第1部(13時開演)
・地歌『早舟』(はやふね)
様々な題材の歌をつなげた三味線組歌です。速いテンポでの舞をお楽しみください。
・長唄『まかしょ』
「まかしょ」の掛け声で芸を披露する願人坊主が、江戸の町で軽妙洒脱に踊ります。
・清元『吉野山』(よしのやま)
文楽でも人気演目の義太夫節『義経千本桜』の「道行初音旅」を基にした作品です。佐藤忠信と静御前による「女雛男雛」の見得はよく知られています。
・長唄『木賊刈』(とくさかり)
前半は能『木賊』からの引用もあり、木賊を刈る老人が気品高く舞います。後半では、老人が昔話を語り、若者に負けぬ心意気をみせます。
★第2部(16時開演)
・一中節『都若衆万歳』(みやこわかしゅまんざい)
「若衆」と呼ばれた美少年が、おめでたい万歳の芸を披露するご祝儀曲です。元禄期の人気歌舞伎役者の名前が詞章に読み込まれており、当時の流行が窺えます。
・清元『築地明石町』(つきじあかしちょう)
鏑木清方(1878~1972)の美人画「築地明石町」を舞踊化した作品です。過ぎ去った時を偲ぶ、どこか寂しげな様子の女性が描かれます。
・長唄『安達ヶ原』(あだちがはら)
能や歌舞伎で知られる奥州安達ヶ原の鬼女伝説を題材にした長唄の大曲です。鬼となってしまった老女の悲哀にご注目ください。
・地歌『融』(とおる)
光源氏のモデルと目される源融(822~895)が主人公の作品で、能『融』の後半部分の詞章が取り込まれています。風雅な貴公子・融が、夜明けの月光の下で幻想的に舞います。
長い夏が終わり、ついに芸術の秋がやってまいりました。芸術鑑賞をしたいけれどご予定が決まっていない方、文楽劇場で珠玉の日本舞踊をご覧になってはいかがでしょうか。
東西名流舞踊鑑賞会(国立文楽劇場)
◆演目と公演時間
・第1部【13時開演▶15時15分終演予定】
地歌『早舟』、長唄『まかしょ』、清元『吉野山』、長唄『木賊刈』
・第2部【16時開演▶18時30分終演予定】
一中節『都若衆万歳』、清元『築地明石町』、長唄『安達ヶ原』、地歌『融』
◆料金
<全席均一・税込>
第1部、第2部ともに各7,000円(学生4,900円)
※第1部・第2部セット割引13,000円(同時購入の場合のみ適用)
◆チケットのお申込み
国立劇場チケットセンター
[電話予約](午前10時~午後6時) 0570-07-9900 03-3230-3000(一部IP電話等)
[インターネット予約]国立劇場チケットセンター https://ticket.ntj.jac.go.jp/
◆公演情報詳細
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像