〈ここでしか味わえない唯一無二のおもてなし〉開業110周年を迎える名門ホテルの真髄に迫った初の書籍『東京ステーションホテル 100年先のおもてなしへ』が10月27日発売!
重要文化財・東京駅丸の内駅舎の中に、名門ホテルあり! これまで明かされることのなかった、時代を超えて愛され続ける究極のホスピタリティに迫る、待望の一冊がついに誕生。

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、1915年(大正4年)開業、本年11月2日に開業110周年を迎える日本屈指の名門ホテル、東京ステーションホテルのおもてなしの真髄に迫る初めての書籍『東京ステーションホテル 100年先のおもてなしへ』(上阪徹/著)を、2025年10月27日に刊行いたします。
名門ホテルのサービスの真髄に迫る『東京ステーションホテル 100年先のおもてなしへ』

“この先の100年も、東京の中心で輝き続け、語り継がれるホテルであろう。
先人たちの積み重ねと、このヘリテージに感謝して”
100年以上にわたり多くのゲストに愛され続け、2012年の再開業後は驚異のリピーター率40%を誇る東京ステーションホテル。その唯一無二のおもてなしは高い評価を受け、これまで国内外の数々のアワードを受賞してきました。
JTB「サービス最優秀旅館・ホテル」受賞、「じゃらんアワード」泊まって良かった宿大賞総合部門で1位(関東・甲信越エリア101〜300室部門)、Hotels.com「お客様が選ぶ人気宿アワード」でゴールドアワード受賞、フォーブス・トラベルガイド「ホテル部門」9年連続4つ星獲得……さらにあのアメリカの旅行誌『コンデナスト・トラベラー』が発表する世界的なアワード「コンデナスト・トラベラー リーダーズ・チョイス・アワード」では、昨年、日本のトップホテル部門において第3位に選出、東京のホテルでは1位に輝いています。
本書では、入社3年目のスタッフからホテル業界でその名を知らぬ者はない総支配人まで、総勢11人にインタビューを行い、現場のさまざまなStoryと考察を軸に、感動と感謝の思いあふれるゲストコメントが日々寄せられるそのサービスに迫っていきます。
今から13年前の2012年(平成24年)の今日(10月3日午前10時)、約5年間の保存・復原工事を経て、100年前の壮麗な姿によみがえった東京駅丸の内駅舎再開業から2日後に、東京ステーションホテルは、現総支配人のもと、新たなスタートをきりました。
再開業へ向け掲げられた「この先の100年も輝き続けるホテル」というビジョンが目指す、唯一無二のおもてなしとは? そして働くスタッフの幸せをも重視する「サービスプロフィットチェーン」(従業員満足度の向上が顧客満足度の向上、企業利益の拡大につながるという考え方)とは?――本書は、躍進を続ける名門ホテルのホスピタリティの真髄を描き出します。
また、再開業へ向けて定められた全スタッフの行動指針「Our Promise」や日本の茶道にならい定義された「装い・設(しつら)え・振舞い」の「おもてなし三原則」なども紹介され、読みどころが満載です。
ゲストに寄り添い、ゲストとともに創り上げる、自分たちが生きていない100年先をも見据えたおもてなし。本書は、歴史のバトンをつなぎながら「唯一無二の価値」の創造に心血を注ぐホテルスタッフたちの11編のStoryとしても、心を揺さぶられる稀有な一冊です。
本書一部紹介
■宿泊
ロビー。冬の間は暖炉に火が灯される。

ここは午後3時ちょうどのチェックインが多く、さらに多くの方が、正午にチェックアウトされる。ホテルに長くいらっしゃるんですね。中には、ホテルから一歩も出なかった、という方も少なくないと聞きます。ホテルでの滞在を楽しまれているんです。
「Story 1 Director of Rooms, Administration & General Affairs」(P29)
■ウエディング
客室廊下。100を超えるアートワークが掲示されている。

宿泊の部屋からウエディングドレスを着てバンケットまでの廊下を歩いていると、前から老夫婦のお客様が歩いて来られました。すると奥様が〝結婚おめでとう。私たち50年前にここで結婚式を挙げたのよ。今日は金婚式で宿泊に来たの〞とおっしゃって。そうしたら、その声をかけられた新郎新婦様が〝今度は私たちが50年後、ここに戻ってきたいという目標ができました〞と言ってくださったんです
「Story 4 Wedding Assistant Manager」(P74)
■レストラン
メインダイニング「ブラン ルージュ」。窓から電車を眺めることもできる。

何より大事なのは、お客様に喜んでいただくことですから。1000円の料理でも、10万円の料理でも、お客様に喜んでいただくという意味では価値は同じです。
「Story 11 Executive Chef」(P210)
■インターナショナルセールス
ドームサイドの客室。窓からはドームのレリーフが臨める。

こんなところは知らなかった、こんな空間があるなんて初めて知った、ここは“Hidden gem!” (隠れた宝石だ)と驚かれることもあります。
「Story 8 Global Account Manager, Sales」(P153)
■ゲストラウンジ「アトリウム」
ゲストラウンジの「アトリウム」。宿泊客に朝食ブッフェが提供される。

お客様が本当は聞きたかったけど聞けなかったこと。それを引き出すことが大事なんです。そして出てきたら〝よくぞ聞いてくれました!〞です。ホテルについてもっと知ってもらえたら、もっと好きになってもらえる。滞在の価値が高まることになると思うんです
「Story 7 Guest Lounge The Atrium Assistant Manager」(P136)
■コンシェルジュ
東京ステーションホテル外観。重要文化財である東京駅丸の内駅舎の中に位置する。

旅は人生の大事なイベントです。一期一会(いちごいちえ)という言葉がありますが、もしかしたら1回しか会えないかもしれない。でも、その1回を大事にすれば、一生の思い出にできるかもしれない[……]そうなれれば、もう幸せだな、って思うわけです。お客様の幸せが、自分にも戻ってくる仕事なのです。
「Story 10 Chief Concierge」(P203)
目次
Prologue プロローグ
Story 1 Director of Rooms, Administration & General Affairs
見知らぬお客様同士が挨拶される。そんなホテルなんです
Story 2 Housekeeping Manager
「満室おめでとうございます」と清掃スタッフに言われました
Story 3 Bartender, Guest Lounge The Atrium Manager
実は不自然だからこそ、きれいな姿勢に見えることもあるんです
Story 4 Wedding Assistant Manager
200組に100%の力より、100組に200%の力で向かいたいんです
Story 5 General Manager
この先、100年輝き続けるホテルになる。みんなで決めました
Story 6 Guest Relations
仲間と一緒に高め合える。そんな雰囲気がとても好きです
Story 7 Guest Lounge The Atrium Assistant Manager
朝食ブッフェはその日だけでも、どんどん変化していきます
Story 8 Global Account Manager, Sales
「隠れた宝石だ」と海外のクライアントに驚かれることがあります
Story 9 Duty Manager
58歳になって、ベッドメイキングから始めたんです
Story 10 Chief Concierge
お客様の幸せは、自分の幸せになって戻ってくるんです
Story 11 Executive Chef
おいしいのは当たり前。喜んでもらえることが何より大事なんです
Epilogue エピローグ
著者紹介
上阪徹(うえさか・とおる)
1966年兵庫県生まれ。ブックライター。これまでの取材人数は3000人を超える。累計40万部を超えるベストセラーとなったインタビュー集『プロ論。』シリーズのほか、著書に『成功者3000人の言葉』『JALの心づかい』『引き出す力』『マインド・リセット』『彼らが成功する前に大切にしていたこと』『松下幸之助 世界でいちばん「しあわせ」を売った男』など多数。講演活動に加え、「上阪徹のブックライター塾」を開講するなど、幅広く活躍する。
公式サイト http://uesakatoru.com/
書誌情報

書名:東京ステーションホテル 100年先のおもてなしへ
著者:上阪徹
仕様:四六判/並製/240頁
発売⽇:2025年10⽉27日
定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN:978-4-309-25496-8
ブックデザイン:岩瀬聡
書誌URL:
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309254968/
※近日中に電子書籍の発売を予定しています。詳細は各電子書籍ストアにてご確認ください。
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