AmazonとGlobal Optimism、パリ協定の目標達成を10年早める気候変動対策に関する誓約を共同調印

2040年までの炭素ゼロ達成に向け、2030年までに再生可能エネルギーの電力比率を100%に
電気配送車両の発注では、過去最大となる10万台の電気配送車を発注
大気から炭素を除去するため、世界中の森林再生プロジェクトに1億ドルを投資
サステナビリティの取り組みを報告する新しいウェブサイトを米国で設立


Amazon(米国ワシントン州シアトル市)とGlobal Optimismは本日、パリ協定の目標を10年前倒しで達成する取り組みである気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)を、米国ワシントンD.C.時間2019年9月19日に発表しました。Amazonは、この誓約書に最初に署名する企業となります。本誓約に署名した企業は、パリ協定の達成目標である2050年よりも10年早い2040年までに炭素ゼロ(二酸化炭素排出量の実質ゼロ化)を達成することが求められます。

気候変動対策に関する誓約に署名した企業は、以下に同意することになります。
  • 温室効果ガス排出量の定期的な計測と報告
  • 効率改善、再生可能エネルギー、原材料削減、その他の炭素排出量削減戦略など、本質的なビジネス変革やイノベーションを通じ、パリ協定に沿った脱炭素化戦略を実行
  • 本質的かつ永続的で、定量化ができる社会に有益なオフセットを追加し、残りの炭素排出をカーボンニュートラル化し、2040年までに年間炭素排出量の実質ゼロ化を実現
Amazonの創業者兼CEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)は、次のように述べています。「多くの企業が気候変動問題に取り組んでいますが、Amazonはその中心的な役割を果たすべく、当社の規模を活用し、現状に変革をもたらす決断をしました。年間100億以上の商品を販売する当社と同規模のインフラを擁する企業が、パリ協定の目標を10年前倒しで達成できたら、他の企業もその目標を達成できるはずです。私はこれまでに他のグローバル企業のCEOの方々との対話において、多くのCEOが気候変動対策に関する誓約に興味を示していることを知りました。本誓約に署名する大企業は、その誓約を果たすために必要となる製品やサービスに投資する時期にきているという重要なメッセージを発信することになります。」

国連の前気候変動事務局長でGlobal Optimismの共同設立者であるクリスティナ・フィゲレス(Christiana Figueres)氏は次のように述べています。「大企業が大胆な施策を講じることで、低炭素経済を支える新しい技術と産業の開発は大きく進展していくと思います。今回のAmazonの取り組みにより、他の多くの企業も脱炭素化を加速させることになるでしょう。Amazonがこのような意欲的な目標を設定し、その規模を使って大きな変化をもたらすことができるなら、他の多くの企業も同様のことができるはずであり、この課題に積極的に取り組むようになると期待しています。今後、多くの企業が気候変動対策に関する誓約に賛同することを大変楽しみにしています。」

気候変動対策に関する誓約に署名し、より短期間での脱炭素化の実現に合意することで、企業はこの誓約を果たすために、低炭素製品やサービスの開発への投資を活性化するという重要な役割を果たすことになります。Amazonが以前発表したRivianへの投資は、この良い例です。Rivianは米国ミシガン州プリマスに本社を置き、イリノイ州ノーマルに製造工場を擁する無公害電気自動車メーカーです。AmazonがRivianに投資した4億4,000万ドルの資金により、輸送機関の温室効果ガス排出量削減に不可欠な、電気自動車の製造を加速させることになります。この目標をさらに推進するために、Amazonは本日、電気配送車両の発注で過去最大となる10万台の電気配送車をRivianに発注したことを発表しました。この電気配送車は2021年より運用を開始し、新しく導入する10万台の電気配送車のうち、2022年初めまでに1万台を、2030年までに全車両を運用する計画をしています。その結果、2030年までに二酸化炭素排出量を、年間400万トン削減できると見込んでいます。

再生可能エネルギーの電力比率を2024年までに80%、2030年までに100%に
Amazonは2年前に、同社のグローバルのインフラを100%再生可能エネルギーで運用するという長期的な取り組みを発表しました。現在、2024年までに再生可能エネルギーの電力比率を80%、2030年までに100%達成するよう取り組んでいます。再生可能エネルギーへの大規模な投資は、グローバルのカーボンフットプリント削減目標を達成するために極めて重要なステップです。現在までに、Amazonは15の実用規模の再生可能エネルギー(風力と太陽光)プロジェクトを立ち上げており、今後、米国の一般家庭368,000世帯の電力消費量を賄うのに十分な、年間1,300メガワットの再生可能エネルギーと380万メガワットのクリーンエネルギーを供給する予定です。また、Amazonは50以上の屋上太陽光発電システムを世界中の物流拠点および仕分けセンターに設置し、年間98メガワットの再生可能エネルギーと13万メガワットのクリーンエネルギーを供給しています。

森林再生に1億ドルを投資
Amazonは現在、The Nature Conservancyと協力し、世界中の森林、湿地、泥炭地の復元と保護に1億ドルを投資するThe Right Now Climate Fundを立ち上げています。The Right Now Climate Fundでは、プロジェクト全体を通して、大気から数100万トンの炭素を取り除き、数多くの人々に経済的機会を創出します。

The Nature Conservancyの暫定最高経営責任者(CEO)のサリー・ジュエル(Sally Jewell)氏は次のように述べています。「健全な森林、草地、湿地の整備は、気候変動に対応する上で最も効果的なツールの一つですが、自然気候の課題解決に結果をもたらすには、今すぐ行動しなければなりません。このことは科学的に立証されています。Amazonは真の変革をもたらすイノベーターと見られていますが、Amazonのような規模で気候変動の取り組みが実施されたなら、他の多くの企業にとって刺激となり、根本的な変革をもたらす可能性を秘めています。当社はAmazonが調印した気候変動対策に関する誓約と、2040年までに炭素ゼロを達成するという同社の挑戦的な取り組みを称賛するとともに、今後、Amazonと協力し、この分野において大きな影響をもたらすことを楽しみにしています。」

サステナビリティ・レポート
Amazonは、サステナビリティに関する取り組み、イニシアティブ、実績を報告する新しいウェブサイトを立ち上げました。本サイトには、気候変動対策に関する誓約の目標達成に向けて進捗を紹介するAmazonのカーボンフットプリントおよびその他のサステナビリティ測定基準に関する情報を掲載しています。この度発表された新しい目標、コミットメント、投資そしてプログラムは、既存の革新的なプログラムを通じたサステナビリティへの長期的な取り組みに基づいています。この長期的な取り組みには、2030年までに全出荷の50%で炭素ゼロを達成し、最終的には全出荷で炭素ゼロを達成する「Shipment Zero」、フラストレーション・フリー・パッケージなどの持続可能なパッケージプロジェクト、2015年以来パッケージの無駄を25%削減した「Ship in Own Container」、再生可能エネルギー・プログラム、Closed Loop Fundとの循環経済への投資の他、Amazonが日々実行している多くのイニシティブが含まれます。

Amazonのサステナビリティ・レポート・ウェブサイト、およびその詳細情報に関しては、こちらのサイト(sustainability.aboutamazon.com)をご覧ください(英語のみ)。
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