多角的視点からタイポグラフィの可能性を探るデザイナー必携の一冊『タイポグラフィ60の視点と思考』12月20日発売

株式会社パイ インターナショナル(豊島区)は2024年12月20日(金)に書籍『タイポグラフィ60の視点と思考』を刊行いたします。

タイポグラフィのエキスパート集団〈日本タイポグラフィ協会〉のクリエイター60人が、それぞれの専門領域と豊富な経験から語るデザインの思考と手法。カテゴリーを60に細分化し、制作ポイントを作品事例とともに解説します。デザインの可能性を広げ、バイブルとなる必携の1冊です。(協会設立60年記念書籍)

『タイポグラフィ60の視点と思考』

https://pie.co.jp/book/i/5965/

日本タイポグラフィ協会について

日本タイポグラフィ協会は、1964年に結成された日本レタリングデザイナー協会を母体として、広義のタイポグラフィの発展を願って1971年に名称変更して生まれました。

グラフィック・デザイナーはもとより、タイプフェイス・デザイナー、研究者、教育者など200名を越える国内・海外の個人会員と法人会員で構成されています。文字、シンボルマーク、ピクトグラムなど視覚言語の創作と研究、それらを駆使したデザインを通してより良いコミュニケーションを追求しています。そして会員有志により結成された委員会を主体に、日本タイポグラフィ年鑑の発行、雑誌『タイポグラフィックス・ティー』(年4回)の発行、海外交流、セミナーや展覧会の開催、タイポグラフィに関する研究、タイポグラフィ博物館設立の運動など幅広い活動を行っています。

日本タイポグラフィ協会は平成13年1月19日に、特定非営利活動法人(NPO)に東京都知事より認証を受け公益法人として活動しています。

公式サイト https://www.typography.or.jp/

はじめに

タイポグラフィという言葉は、文字及び文字を利用したデザインとして現在は幅広く使われています。その成り立ちを遡れば、活字が主要な印刷技術であった時代の活字組版職人をタイポグラファーと言っていたことに始まります。それは活字という情報を伝えるためのパーツから、その組み方、いわゆる見せ方による付加価値が、情報をただ伝えるだけではなく、伝え方の質や方法が重要であるということの発見だったのでしょう。それからメディアは目まぐるしい発展を遂げたのですが、文字そのものが変わったわけではありません。ただ、手書きに始まり、活字、写植、デジタルフォントへと技術が変化していく中での明らかな違いは、文字のフォルムのデザインはもとより、その変形や詰め方など文字の組み方のデザインの表現の自由度が圧倒的に広がったということです。それは文字が記号としての情報伝達の手段であるということに加えて、文字の佇まいが感覚的な多くの情報を含む可能性の広がりでもあります。かくしてデザイナーは、とりわけ文字のデザインに携わるデザイナーは、その視覚的な機能性や表現手法のクオリティを追求することに心血を注いできました。とは言え、その目的も立場もそれぞれ違うデザイナーたちにとって、その評価基準は一様ではありません。最も理想的なタイポグラフィというものがあるわけではなく、そこに多くの理想的な答えが存在する多様性が認められることは当然なのです。では、若きデザイナーたちは何を指針として学べばいいのでしょう。それは多くの視点、多くの思考からその可能性の広さを学ぶことだと考えます。そういったことから本書を企画しました。タイポグラフィデザインを研究、実践するデザイナーたちが集まった団体である、日本タイポグラフィ協会のメンバー60 人が、それぞれの立場やそれぞれの経験から生まれた、それぞれのデザイン手法を語ります。まさに60の多角的視点がここにあります。奇しくも協会は今設立60 年の節目を迎えます。これからますます広がっていくであろうタイポグラフィの世界に向けて、本書がそれを学ぶ若きデザイナーたちの助けになれば幸いです。

高橋善丸

日本タイポグラフィ協会理事長

コンテンツ

文字を創る

小川明生/茂村巨利/武井衛/トモクサユウタ/ハン ヒソク/細谷百代/𠮷本清隆/石原利貴/伊勢田雄介/入山隆一朗/大庭三紀/加保美咲/桑山一弥/坂口拓/佐藤浩二/高田雄吉/高橋善丸/竹内紀子/永井弘人/野宮謙吾/洪 衛/八十島博明

文字を魅せる

粟辻美早/小玉文/安藤真理/井上悠/オガワヨウヘイ/小川航司/笠井則幸/白瀧真之/杉崎真之助/仙石吉德/登坂昭夫/冨貫功一/平山政根/本多り子/森相文宏/峠田充謙

文字を作る

片岡朗/葛本京子/加藤雅士/神田友美/木龍歩美/田中裕子/アンドレ・バルディンガー/閻雯/余秋子/渡辺和音/汪宣丞

文字を使う

藤本孝明/阿部宏史/リトウリンダ/アオキジュニヤ/コントヨコ/舟山貴士/ブラザトン ダンカン/保田卓也/寺島隆介/中島安貴輝/中野豪雄

イメージ

書籍概要

書名:『タイポグラフィ60の視点と思考』

https://pie.co.jp/book/i/5965/

仕様:B5判(364×257mm)/ソフトカバー/272Pages(Full Color)

定価:本体2,900円+税

ISBN:978-4-7562-5965-3 C3070

著者:日本タイポグラフィ協会

発売日:2024年12月20日

発行元:パイ インターナショナル

書籍に関するお問い合わせ

株式会社パイ インターナショナル

〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-32-4

TEL:03-3944-3981

ホームページ:https://pie.co.jp/

フェイスブック:https://www.facebook.com/pieinternational

X:https://twitter.com/PIE_BOOKS

インスタグラム:https://www.instagram.com/pie_international/

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雑誌・本・出版物
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会社概要

URL
https://pie.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都豊島区南大塚2-32-4
電話番号
03-3944-3981
代表者名
三芳寛要
上場
未上場
資本金
-
設立
1971年07月