在宅勤務を主婦・主夫層はどれくらい希望?/「在宅・在宅と出社半々以上」約6割

在宅勤務の経験「ある」37.6%、メインキャリア職種がオフィスワーク系だと経験者4割以上 ~しゅふJOB総研調査~

ビースタイルグループ

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、『在宅勤務』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:713件)

■調査結果概要

1.在宅勤務をしたこと「ある」37.6%

2.メインキャリアの職種「オフィスワーク(庶務など、一般事務系)」52.0%

3.在宅勤務の経験比較①:2025年と2023年

4.在宅勤務の経験比較②:メインキャリアTOP3/オフィスワーク系

5.希望する働き方「在宅勤務と半々以上」59.2%

6.在宅勤務と出社勤務の希望比較①:2025年と2023年

7.在宅勤務と出社勤務の希望比較②:メインキャリアTOP3/オフィスワーク系

8.フリーコメントより

1.在宅勤務をしたこと「ある」37.6%

2.メインキャリアの職種「オフィスワーク(庶務など、一般事務系)」52.0%

3.在宅勤務の経験比較①:2025年と2023年

※2023年調査:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000870.000003176.html

4:メインキャリアTOP3/オフィスワーク系

5.希望する働き方「在宅勤務と半々以上」59.2%

6.在宅勤務と出社勤務の希望比較①:2025年と2023年

7.在宅勤務と出社勤務の希望比較②:メインキャリアTOP3/オフィスワーク系

8.フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

<働き方の希望について「完全在宅勤務を希望する」または「在宅勤務を優先的に希望する」と回答した方>

・在宅勤務したいが倍率が高いのでなかなか見つからない(40代:パート/アルバイト)

・持病がある為、在宅しか出来ない。このような人も一定数いるので、在宅勤務はもっと増やして欲しい(50代:フリー/自営業)

・運動不足になるが、家庭を優先したい場合や悪天候などのときには、良い制度です(40代:パート/アルバイト)

・通勤時間分家事に割り当てられるので助かります(50代:派遣社員)

・コミュニケーションがある程度取れればモクモクと作業(対応)しやすいと思う(60代:今は働いていない)

・時間を無駄にすることなく働けてストレスフリー(30代:フリー/自営業)

・通勤に時間を取られない利点がかなり大きいが、家の中での場所の確保は少し負担に感じる(40代:今は働いていない)

・出勤時間や退勤時間を家事や育児に充てられたら出来ることが格段に増える。習い事にも時間を使える(40代:正社員)

・自分のペースで仕事ができるので、私には合っている(50代:パート/アルバイト)

・着替えたり、メイクしたりする時間が省ける。お昼時間に部屋の掃除が出来たり、音楽聴けたり好きな事が出来る(40代:派遣社員)

<働き方の希望について「完全出社勤務を希望する」または「出社勤務を優先的に希望する」と回答した方>

・在宅では気が抜けてしまう(40代:正社員)

・在宅ワークだと、主人も在宅なので、結局家事をするはめになる(50代:派遣社員)

・オン・オフがつかないから出社も必要(30代:正社員)

・ネット環境を会社で負担してくれて、業務に対してのサポートがきちんとできる在宅なら良いと思う(50代:今は働いていない)

・人と直接関わりたいから自分は希望しませんが、子供が幼い頃この働き方があったら良かったと羨ましく思う(50代:契約社員)

・結局、家事も育児も仕事も家に居ることでより、働く時間が増えそう(60代:パート/アルバイト)

・太りそう(50代:正社員)

・通勤時間が無くなるなどのメリットがありますが、自宅にフリーターや夜勤明けの者、猫がいる家庭では、在宅よりも、出勤したほうが気が楽です(50代:派遣社員)

・自宅ではなかなか勤務に集中できない。パソコン等業務で分からない事があった時に聞きづらい(40代:パート/アルバイト)

・以前コロナ禍の折に、在宅勤務をした事があるが、机や椅子の高さが合わず、背中や腰が痛くなったので、それなりに準備が必要だと思う(60代:正社員)

<働き方の希望について「在宅と出社勤務半々を希望する」と回答した方>

・通勤時間短縮で良いが家で静かな環境が難しい事がある(50代:契約社員)

・在宅勤務は通勤時間を省けるので、働く時間を多く取れるが、わからないことがあった時に質問しにくいのが心配です(40代:今は働いていない)

・ネットとパソコンを会社から支給されるなら在宅もいいと思いますがどちらも社員負担になるなら出社する方を希望します(60代:今は働いていない)

・在宅用のPC環境も含めて会社から手配があると大変ありがたいと感じます。セキュリティ関連からもそのほうが理想(30代:パート/アルバイト)

・在宅勤務で、家庭がある方はとても助かると思うが、出勤しないと処理できないこともあるので、併用できればベストです(40代:今は働いていない)

・子育てや介護で在宅勤務ができると便利だと思いますが、在宅だと、仕事と家事をきっちり分けるのが大変かもしれません(50代:パート/アルバイト)

・完全在宅はやはり会社の動きとか同僚とのコミュニケーションをはかることで、プラスになる要因があるはずなので、完全在宅は反対です(60代:パート/アルバイト)

・子供がいるので夕食作りや早朝に駅まで送迎をしたい曜日もあるので在宅の日もあると大変ありがたいですがコールセンターの仕事なので毎日は嫌家族に聞かれるとやりにくいし聞かれたくない 家族がいない日は在宅で出勤と半々で仕事したい(50代:派遣社員)

・仕事を休むほどの用事で無い場合、在宅勤務は助かると思うが、慣れるまでPCの設定やオンライン会議など、何となく面倒でやった事が無い(40代:派遣社員)

・家に設備とかを用意できない、運動不足になるなどの理由で通勤がいいが、通勤時間分に家事をこなせるという理由で在宅勤務も良い(50代:今は働いていない)

<働き方の希望について「一概には言えない」と回答した方>

・通勤時間を気にしなくていい反面、自由に自分のペースでの仕事はやりにくい。人に頼む、任せるがやりにくい(60代:パート/アルバイト)

・猛暑ですと、在宅ワークするとエアコン代などの電気代がかなりかかると思うので、通勤は大変だけど毎日在宅ワークなのは光熱費が心配になります(50代:派遣社員)

・仕事が捗らないし、子どもをみながらだと仕事の質が落ちてしまう(40代:フリー/自営業)

・事前にしっかりとした研修があったり機材など在宅できる環境がしっかり整ったらやってみたい(50代:パート/アルバイト)

・事務効率はあまり良くないと感じた。ただ取り入れると営業職は直行直帰が可能になり体力的に楽になると感じた(60代:今は働いていない)

・集中出来る環境、在宅で出来る仕事でなければ厳しいなと思います(30代:今は働いていない)

・通勤の時間がないのは助かるが、家にいるため、家事のことが片隅にあって、集中できるか分からない(50代:派遣社員)

・ライフスタイルに合わせて働けるメリットがある反面、直接職場で人と会うことでしかできない業務もあるため、一長一短に感じる(40代:その他の働き方)

・在宅だと家のことは好きな時間に出来るからいいかもしれないけど、家の中にこもってしまうとストレスも発生するかも?(60代:今は働いていない)

・時間を有効活用できたように感じた。しかし、やはり直接や出社したほうがスムーズに物事が進むイメージはあった(40代:今は働いていない)

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

コロナ禍を機に身近な働き方となった在宅勤務。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層に在宅勤務の経験有無を尋ねたところ「ある」と回答した人が37.6%で2023年より2.5ポイント上昇しました。また、これまでの仕事経験でメインとなるキャリアの職種カテゴリーとして多かった上位3つで比較すると、庶務など一般事務系のオフィスワークでは在宅勤務の経験者比率が4割を超えたのに対し、小売・販売とフード・飲食では2割に届きませんでした。対面を基本とする現業の場合、在宅勤務を経験する機会は相対的に少なくなるようです。また、オフィスワーク系の中でも比較したところ、人事・総務系、経理・財務系およびそれら以外の専門職で、在宅勤務の経験者比率が一般事務系を上回りました。職場に出向いて社内サポートなどを行う機会の多さが関係しているのかもしれません。

 続けて「在宅勤務と出社勤務について、あなたの希望に最も近いものをお教えください」と尋ねたところ、在宅勤務を半々以上希望する人が6割近くとなりました。2023年と比較すると1.5ポイント増加しています。また、メインキャリアTOP3の比較では、一般事務系のオフィスワークが最も希望者が多く6割を超えています。小売・販売やフード・飲食をメインキャリアとしてきた人は、オフィスワークをメインとしてきた人と比較すると現業であること自体を望んでいる人が多いのかもしれません。オフィスワーク系内の比較においては全職種で在宅勤務を半々以上希望する人が6割を超えたものの、人事総務系の比率は一般事務系を下回りました。面接や社内状況の把握など、オフライン対応の重要性が意識されている表われかもしれません。寄せられたフリーコメントを見ると、在宅勤務と出社勤務の考え方や志向は人それぞれ異なることが伺えます。11月はテレワーク月間ですが、在宅か出社かといった二元論ではなく、誰もが希望に合わせて最適な働き方を選択できる職場構築を進めていくことが大切だと考えます。

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員

     民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職

     促進検討会」(平成29~30年度)

     労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ

     ム検討委員会」(平成29~31年度)

     日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会       

     議雇用WG勉強会(平成26年)など

◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、

        フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、

        ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、

        日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン

        ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同   

        参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

■調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)

有効回答者数:713名(※)

調査実施日:2025年9月18日(木)~2025年9月30日(火)まで

調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください(ビースタイルホールディングス 広報 pr@b-style.net)

<しゅふJOB総研について>

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」

そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/

※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>

『時代に合わせた価値を創造する』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ20万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、目指す未来 -VISION- 『かかわる全ての人がしあわせ』を実現してまいります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
http://www.bstylegroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー 32F
電話番号
03-5363-4400
代表者名
三原 邦彦
上場
東証グロース
資本金
3億986万円
設立
2002年07月