TISの「デジタルウォレットサービス」に新機能を追加し、Visa及びMastercard®のスマートフォン決済対応が可能に

基幹システムへの改修を最小限におさえ、早期導入可能~

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、TISが提供するさまざまな決済手段と多様なインターフェースをひとつのアプリに統合しデジタルなお財布を実現するPAYCIERGE(ペイシェルジュ)の「デジタルウォレットサービス」に、Visa及びMastercardでスマートフォンによるTypeA/B※1方式の決済を可能にするイシュアゲートウェイサービス(以下、本サービス)を追加したことを発表します。
※1 タッチ決済の通信規格(NFC:Near Field Communication近距離無線通信規格)で、多くの国や地域で普及している。

本サービスは、国際ペイメントネットワークVisa 及びMastercardのカード発行企業がスマートフォンなどによる非接触モバイル決済に対応する際に必要なトークンサービス(VTS:Visa Token service、MDES: MasterCard Digital Enablement Service)への接続対応を代替するサービスです。

企業は本サービスを使用することで、ライフサイクルマネジメント(カード会員の更新情報や有効性確認)において、個社独自で対応する場合に比べて、基幹システムへの改修を最小限に抑えつつ対応工期を圧縮して、早期に国際ブランドカードの非接触モバイル決済対応を実現することが可能です。
また、導入後の国際ペイメントネットワークのエンハンス対応は本サービスで行うため、個社対応に比べた負荷軽減が見込めます。
<本サービス使用時の構築フロー>

今後TISでは、Visa及びMastercardのカード発行企業向けの展開に加えて、他国際ブランドの追加接続を計画しています。

■背景
昨今のコロナウィルス感染症の影響で非接触であるキャッシュレス決済の需要が増え、さまざまな企業で導入が進んできました。また、日本ではコロナウィルス蔓延以前からインバウンド需要が増加し、海外観光客を見込んだカード決済であるTypeA/B加盟店※2が増えています。そういった背景を受け、本サービスを展開することで国際ブランドカード発行企業のTypeA/B加盟店でのモバイル決済の需要に応じて参ります。

※2 国際近距離無線通信規格に対応したPOSや決済端末インフラを有する加盟店。日本ではTypeF規格が主流だが、日本以外ではTypeA/B規格が広く利用されている。

■本サービスの概要
本サービスは、TokenVault※3の更新情報(有効期限データ)をトークンサービス(VTS:Visa Token service、MDES: MasterCard Digital Enablement Service)へAPI連携することで実現します。
TISは最短2ヵ月で、Visa及びMastercardのカード発行企業が非接触モバイル決済に対応する際に必要な、トークンサービスへの接続対応を代替します。
通常、非接触モバイル決済対応にはトークンサービスの仕様を理解し、外部システムとのインターフェースやAPI連携処理の追加などが必要ですが、本サービスでは、現在カードイシュアが3rd TSP(Token service provider)に連携しているライフサイクルマネジメント情報をそのままファイル形式で連携いただくだけでAPI連携の各種対応を実現します。Visa及びMastercardのカード発行企業へのシステム改修範囲を極小化し、クイックな非接触モバイル決済対応を支援します。

※3 トークン番号とカード番号の紐づけファイル

■「デジタルウォレットサービス」について
デジタルウォレットサービスはさまざまな決済手段と多様なインターフェースをひとつのアプリに統合するデジタルなお財布を実現するサービスです。メーカー、サービス事業者、金融機関など業種を問わずエンドユーザとの接点確保として高まるキャッシュレス決済との融合ニーズに対して、強固なセキュリティ、国際ブランド対応のプロセッシングに対応したサービスをご提供し、事業者様のデジタルトランスフォーメーションを加速いたします。詳細は以下URLをご参照ください。
https://service.paycierge.com/solution/digital-wallet-service/

■「PAYCIERGE」について
TISのデジタル決済ブランド「PAYCIERGE」は、リテール決済を必要とするすべてのお客様に、利便性の高い、安心できるしくみを提供するデジタル決済ソリューションの総称です。日々進化する決済ビジネス市場のニーズに合わせ再整理した新コンセプト「PAYCIERGE 2.0」では、アライアンス活用による「つながり」の強化 、オープンAPI基盤による「つながり」の強化 、海外市場での展開など、「つながり」をテーマにビジネスの成功を幅広くお手伝いします。詳細は以下、URLをご参照下さい。https://www.tis.jp/service_solution/paycierge/


TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

 
TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。


※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆本件に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 DXビジネスユニット DX営業企画ユニット PAYCIERGE総合窓口
E-mail:paycierge@ml.tis.co.jp

 

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月