ベトナム・ビンズン新都市でMaaS実証実験を2月11日から開始

~EVデマンドモビリティサービスと周辺商業施設が連携し、利用促進効果を検証します~

東急

ID&Eホールディングス株式会社子会社の日本工営株式会社(以下、日本工営)、東急株式会社(以下、東急)、東急の子会社でベトナム社会主義共和国ビンズン省の省都ビンズン新都市の開発を行うBECAMEX TOKYU CO., LTD.(以下、ベカメックス東急)、ITシステムの開発を行う株式会社システムエグゼ子会社のSystemEXE Vietnam Co.,Ltd.(以下、SystemEXE Vietnam)の4社は、国土交通省の「令和6年度ベトナムにおけるスマート技術を活用したTOD型都市開発の実現に向けた調査・実証検討業務」の一環で、ビンズン新都市におけるMaaS実証実験(以下、本実証実験)を2025年2月11日(火)から3月9日(日)まで実施します。

本実証実験は、ベカメックス東急がビンズン新都市内(以下、エリア内)に開発した物件の住民を対象に、エリア内48箇所に乗降スポットを設定したEVデマンドモビリティサービス※1(以下、本サービス)を運行することで、時間と場所に縛られない、柔軟なラストワンマイル交通※2の実現を目指すものです。さらに本サービスのご利用後には、エリア内の商業施設「Hikari」のPizza 4P'sと、ファミリーマート4店舗で利用できるクーポンを配布することで、公共交通と都市生活サービスの連携を強化し、両者の利用促進に取り組みます。

本サービスの利用予約は、ベトナムで利用されているコミュニケーションアプリ「Zalo」内に、今般新たに作成したデマンドサービスを提供するミニアプリから可能です。店舗利用クーポンは乗車後、ミニアプリ内に表示されます。

本実証実験参加者の乗降ルート、商業施設の利用状況など各種データを分析することで、スマートシティ化に向けた将来的な公共交通のあり方や商業施設の利用促進効果を検証します。また、現在ベトナムにおいて主要な交通手段であるバイクから、EVデマンドモビリティへの転換による環境負荷低減効果や、ベトナムにおけるMaaS事業の将来可能性などを検証します。

本実証実験の対象エリアであるビンズン新都市(総面積約1,000ha)は、ベトナムホーチミン市中心部の北方約30kmに位置し、省庁舎や住宅、商業、オフィス、学校、大型の都市公園を有し、さまざまな都市機能が集結したエリアです。2012年から東急およびベカメックス東急は、地元行政・企業とともに、公共交通を軸とした持続可能なまちづくり(TOD:Transit Oriented Development)を推進しており、ベカメックス東急の子会社であるベカメックス東急バスが運営する日本の路線バスのシステムを採用した「KAZE SHUTTLE」や、エリア内無料循環バスの「Go! Go! Shuttle Bus」も運行しています。

今後も、公共交通を軸としたまちづくりを推進し、ビンズン新都市の発展に貢献していきます。

本実証実験の詳細は別紙をご参照ください。

※1 一定のルートを一定の時間で運行するのではなく、利用者のタイミングで、希望に合わせた乗降ポイントを結ぶルートを運行するモビリティサービス。

※2 交通における最終目的地までのワンマイル程度をつなぐ交通(自宅から商業施設などの目的地までの移動)のこと。

「Zalo」内のミニアプリ画面
本実証実験で使用するEVデマンドモビリティ
クーポン利用の様子

【別紙】
■本実証実験の概要

▲本実証実験対象エリアの範囲                     注)OpenStreetMapを加工して作成

■東急のビンズン新都市における主な実績

東急は2012年からビンズン省ビンズン新都市(総面積約1,000ha)において、低層・高層住宅や商業施設からなる開発を進めています。また、2014年からビンズン新都市の公共交通機関として、バス事業を展開しています。

▲ビンズン新都市開発全体イメージ

参考リンク:https://tokyugardencity.com/ja/

■日本工営によるスマートシティ・MaaS事業の展開

日本工営は、スマートシティ事業を積極的に推進し、交通計画から都市計画等分野横断的に戦略立案・実行支援・データ分析を実施しています。モビリティに関して、日本国内では自動運転を中心としたMaaSの実現支援、海外ではMaaS事業の構築・MaaSから得られるビックデータを活用した都市・交通課題解決に向けたプラットフォーム構築を自治体や事業者と協働で進めています。ベトナムにおいては、2024年12月に開業したホーチミン都市鉄道1号線をはじめ、更なる公共交通の整備、TOD、MaaS事業の推進を支援しています。

出典・参考リンク(日本工営HP):

https://www.id-and-e-hd.co.jp/assets/pdf/aboutus/pamphlet/NK_SmartCity.pdf

https://www.id-and-e-hd.co.jp/performance/project-maas/

https://thegoodcity.bdp.com/gaudt-mobility-data/

■ベカメックス東急 概要

【参考】

<住宅>

◇SORA gardensⅠ(ソラガーデンズワン)

施設概要:分譲マンション

敷地面積:9,082㎡  総戸数:406戸

専有面積:約67~105㎡(1戸あたり)

階数:地上24階建  竣工時期:2015年3月

◇SORA gardensⅡ (ソラガーデンズツー)

施設概要:分譲マンション

敷地面積:7,948㎡ 総戸数:557戸

専有面積:約55㎡~101㎡(1戸あたり)

階数:地上24階建  竣工時期:2021年5月

※三菱地所レジデンス株式会社との共同事業

SORA gardensⅡ

◇The VIEW(ザ・ビュー)

施設概要:分譲マンション

敷地面積:9,087㎡  総戸数:604戸

専有面積:約35~102㎡(1戸あたり)

階数:地上24階建  竣工時期:2019年12月

◇HARUKA(ハルカ)

施設概要:分譲低層住宅  総戸数:221戸

建物面積:約300~350㎡(1戸あたり)

竣工時期:2017年より2022年まで順次竣工

HARUKA

◇The GLORY(ザ・グローリー)

施設概要:分譲マンション

敷地面積:約19,000㎡ 総戸数:992戸

専有面積:約48㎡~108㎡(1戸あたり)

階数:地上24階建  竣工時期:2024年10月

 ※NTT都市開発株式会社との共同事業

The    GLORY

<商業>

◇Hikari(ヒカリ)

施設概要:商業施設(レストラン、カフェなど)

店舗面積:約4,800㎡  店舗数:14店舗

開業時期:2015年1月

Hikari

◇SORA gardens SC(ソラガーデンズ エスシー)

施設概要:商業施設(「AEON(supermarket)」、「NITORI」、「MUJI」、「UNIQLO」、レストラン、カフェなど)

店舗面積:約14,500㎡  店舗数:19店舗

開業時期:2023年7月

SORA gardens SC

<交通>

◇KAZE SHUTTLE (カゼシャトル) 路線バス

運行系統:ビンズン新都市~トゥーヤモット旧市街 ほか

路線数:8路線12系統

開業時期:2014年9月より順次路線拡大・開業

※ベカメックス東急バスによる運行

KAZE SHUTTLE

「Go! Go! Shuttle Bus」(ゴー!ゴー!シャトルバス)

循環エリア:ビンズン新都市内

開業時期:2019年12月

※ベカメックス東急バスによる運行

以  上

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会社概要

東急株式会社

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URL
http://www.tokyu.co.jp
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109
代表者名
堀江正博
上場
東証1部
資本金
1217億2400万円
設立
1922年09月