就職先に、トモイク(共育)への積極的な取り組みを求める? 「希望」が3割以上

トモイクプロジェクト「名前知っていた」22.0%、「職場も家庭も取り組み進んでない」34.6% ~しゅふJOB総研調査~

ビースタイルグループ

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、『トモイク』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:713件)

■調査結果概要

1.イクメンプロジェクトについて「名前を知っていた」48.1%

2.トモイクプロジェクトについて「名前を知っていた」22.0%

3.認知状況:トモイクプロジェクトとイクメンプロジェクトの比較

4.トモイクをめぐる現状「職場も家庭も取り組みが進んでいない」34.6%

5.トモイクをめぐる職場と家庭についての印象:子どもの数別比較

6.就職先選びとトモイクの姿勢「積極的に取り組む職場を希望」32.4%

7.就職先選びとトモイクに対する職場の姿勢:子どもの数別比較

8.フリーコメントより

1.イクメンプロジェクトについて「名前を知っていた」48.1%

2.トモイクプロジェクトについて「名前を知っていた」22.0%

3.認知状況:トモイクプロジェクトとイクメンプロジェクトの比較

4.トモイクをめぐる現状「職場も家庭も取り組みが進んでいない」34.6%

5.トモイクをめぐる職場と家庭についての印象:子どもの数別比較

6.就職先選びとトモイクの姿勢「積極的に取り組む職場を希望」32.4%

7.就職先選びとトモイクに対する職場の姿勢:子どもの数別比較

8.フリーコメントより

◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)

・知りませんでした。良い取り組みだと思います(40代:派遣社員)

・育児がワンオペで過ごした私の頃とは大きく変わって来たと思う、いい時代になったと思うと同時に今の人が羨ましい(50代:パート/アルバイト)

・当たり前のことなのに、わざわざ名前をつけてプロジェクトにするのが現状なのかなと思いました(40代:その他の働き方)

・既に育児が終わっているならば、次は介護。トモイクを導入している会社ならば、介護をしていると相談しても不利益な状況にはなりにくそう(50代:派遣社員)

・自分ばかりが家事や育児をやっているのでもっと子育てと仕事がしやすい環境を望んでます(40代:パート/アルバイト)

・難しいと思う。結局、主張が弱い人が負担する形になってしまうと思う(50代:今は働いていない)

・ワンオペから抜け出せることは嬉しいが、夫に1人で家事、育児を任せることが心配(40代:今は働いていない)

・自分の子供たちを見ていると、家庭でも社会でも男性の育児への積極的な参加がとても自然に浸透していると感じます。ベビーカーを一人で押しているパパや抱っこ紐で子供を抱いて歩いているパパの姿を昔見かけることはほとんどありませんでしたので(60代:フリー/自営業)

・暗に専業主婦という選択肢はないと釘を刺されてる気がする(40代:パート/アルバイト)

・子どもはいないし作る予定もないけれど、みんなが生きていきやすい社会になるために動く会社は魅力的だと思う(30代:パート/アルバイト)

・職場で積極的に取り組まれていると、自然と個人も考えたり積極的に動ける要因となるため、こういった取り組みが進むのは良いと思う(50代:派遣社員)

・現在未就学児など小さいお子さんがいる方や、これから子育てをする世代にはとてもいいことだと思います(40代:パート/アルバイト)

・共働きが主流になった今、トモイクは欠かせないと思う(50代:今は働いていない)

・トモイクという言葉を初めて知った。もっと目や耳にする機会が増えるといいと思った(30代:パート/アルバイト)

・進めるべきだと思う。ただ、夫が育休を取って家にいても却って邪魔になることも多々あるようなので、夫に家事育児の教育をしてほしい(50代:パート/アルバイト)

・ワンオペを経験していない男性が多いと思うので,まずはワンオペがどういうものなのか経験して欲しい(30代:今は働いていない)

・核家族化と夫婦の親世代も70歳くらいでもけっこう働いていて育児を手伝ってもらえない時代では当然の事だと考えます(60代:パート/アルバイト)

・それが当たり前になればいいし、専業主婦も立派な仕事という価値観も広まればいいと思う(40代:今は働いていない)

・子育てが終わりに近づいているので、もっと早く取り組んでほしかった(50代:派遣社員)

・人やお金に余裕かある会社でしか取り組めないと思う(40代:今は働いていない)

・全世代の男性への教育が進まなければ、イクメンもトモイクも理想論で終わる(50代:契約社員)

・働く女性への支援はだいぶ理解が進み職場も対応してきていると思うが、支援を求める男性に対してはまだまだ特別扱い感があり、言いだしにくさがあると思う(50代:パート/アルバイト)

・現職の頃は、子持ちの方がいることでシフトが回らず困っていました。退職して、同じ子持ちになった今、仕事復帰への困難さ・復帰後同じように思われるのでは…という不安を抱えています。スムーズに働き、育児の出来る環境が整えば、双方にとってメリットは大きいはず。後々、介護世代の助けになるとも思います。ぜひこの取り組みがより発展することを願います(30代:今は働いていない)

・全国の企業でもっとテレワークが基本になれば自然と共育も進むのではと思う(20代:パート/アルバイト)

・知らない人の方が多いと思うのでもっと発信すべき(30代:パート/アルバイト)

・ぜひ 子育て していきやすい 世の中に 変わって行きますように(60代:パート/アルバイト)

■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より

 仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にイクメンプロジェクトについて知っているか尋ねたところ、名前を知っている人が48.1%と半数近くとなりました。続けて、その後継となるトモイクプロジェクトについて知っているかを尋ねると、名前を知っている人は22.0%でした。イクメンに比べると認知はこれからですが、既に5人に1人以上は認識していることになります。また、「トモイク(共育)をめぐる職場と家庭の現状について、あなたの印象に最も近いものをお教えください」との質問には「わからない」との回答が最も多く41.5%。次いで「職場も家庭も取り組みが進んでいない」が34.6%でした。トモイクの認知自体がこれからのようですが、お子さんの数が増えるほど「職場も家庭も取り組みが進んでいない」と答える比率が高くなっていることから、育児に労力がかかっている人ほど必要性を感じている様子がうかがえます。

 さらに「あなたが就職先を選ぶ際、トモイク(共育)に対する職場の姿勢はどのような影響がありますか。最も近いものをお教えください」との質問では、積極的に取り組む職場を希望する人が32.4%でした。「関係ない」と答えた人の方が比率は高くなっているものの、トモイクに積極的に取り組む職場を希望する人が一定数いて、お子さんが多いほどその比率が高くなる傾向が見られます。フリーコメントにはトモイクを進めることの難しさを指摘する声も見られる一方、「良い取り組み」「トモイクは欠かせない」など賛同する声が多数見られました。家庭運営の形はそれぞれであり、専業主婦・主夫であることが最適なご家庭もあります。一方共働き世帯が増加し続けている状況に鑑みると、まだ始まったばかりのトモイクプロジェクトの認知が社会に広がり、具体的な取り組みが各職場やご家庭に浸透していくことが期待されます。

しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール

1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。

実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。

Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員

◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員

     民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職

     促進検討会」(平成29~30年度)

     労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ

     ム検討委員会」(平成29~31年度)

     日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会       

     議雇用WG勉強会(平成26年)など

◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、

        フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、

        ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数

◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、

        日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン

        ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同   

        参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める

■調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)

有効回答者数:713名(※)

調査実施日:2025年9月18日(木)~2025年9月30日(火)まで

調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者

※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。

※当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください(ビースタイルホールディングス 広報 pr@b-style.net)

<しゅふJOB総研について>

「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」

そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。

※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/

※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ

<ビースタイルグループについて>

『時代に合わせた価値を創造する』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ20万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、目指す未来 -VISION- 『かかわる全ての人がしあわせ』を実現してまいります。

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会社概要

URL
http://www.bstylegroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー 32F
電話番号
03-5363-4400
代表者名
三原 邦彦
上場
東証グロース
資本金
3億986万円
設立
2002年07月