ヒューマンタッチ総研 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)8月
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)が運営するヒューマンタッチ総研は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2020年8月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
今月のトピック
■2020年上半期、有効求人倍率はすべての月で前年同月を下回り、建設技術者の需給は緩和傾向
2020年上半期の月別の建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移について、前年と比較すると、2月以降は前年同月を下回っており、低下幅は徐々に大きくなってきています(図表①)。今年6月の有効求人倍率は5.56倍となり、まだ高水準ではありますが、建設技術者の需給は緩和傾向にあると言えます。
【図表① 建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移】
■新型コロナウイルス感染症拡大が建設技術者の需要に与えた影響は限定的
建設技術者の新規求人数の動向を見ると、東京オリンピック・パラリンピック関連の需要が一段落したこともあり、年初から新規求人数は減少していましたが、4月には新型コロナウイルス感染症拡大の影響が加わり、前年同月比17.0%減にまで落ち込みました。しかし、その後は急速に回復し、6月には新規求人数は同3.4%減にまで持ち直しており、感染症拡大の影響は限定的であったと思われます(図表②)。一方、長期間にわたって減少傾向が続いていた新規求職者数は、6月に前年同月比12%増と大幅な増加に転じました。今後、新型コロナウイルス感染症拡大が新規求職者数に与える影響も注視することが必要だと考えられます(図表③)。
【図表② 建築・土木・測量技術者の新規求人数の推移】
【図表③ 建築・土木・測量技術者の新規求職者数の推移】
建設業界の最新雇用関連データ(2020年7月31日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は473万人(前年同月比93.8%)、雇用者数は388万人(同94.4%)となり、前年同月比でみるとともに3カ月連続の減少となった。
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建設技術者数は34万人(同103.2%)と増加した。
<建設技術者数の推移>
◆有効求人数は前年同月比89.7%、新規求人数は同96.6%となり、ともに6カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向が続く。一方、有効求職者数は同102.1%となり増加に転じた。
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.17ポイント低下して5.26倍となり、4カ月連続で前年同月を下回った。
◆有効求人数は前年同月比96.7%となり6カ月連続で前年同月を下回ったが、新規求人数は同105.6%と増加に転じた。
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2020年8月)
https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/report/202008.php
ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
●ヒューマンタッチ総研サイトURL:https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/
■2020年上半期、有効求人倍率はすべての月で前年同月を下回り、建設技術者の需給は緩和傾向
2020年上半期の月別の建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移について、前年と比較すると、2月以降は前年同月を下回っており、低下幅は徐々に大きくなってきています(図表①)。今年6月の有効求人倍率は5.56倍となり、まだ高水準ではありますが、建設技術者の需給は緩和傾向にあると言えます。
【図表① 建築・土木・測量技術者の有効求人倍率の推移】
■新型コロナウイルス感染症拡大が建設技術者の需要に与えた影響は限定的
建設技術者の新規求人数の動向を見ると、東京オリンピック・パラリンピック関連の需要が一段落したこともあり、年初から新規求人数は減少していましたが、4月には新型コロナウイルス感染症拡大の影響が加わり、前年同月比17.0%減にまで落ち込みました。しかし、その後は急速に回復し、6月には新規求人数は同3.4%減にまで持ち直しており、感染症拡大の影響は限定的であったと思われます(図表②)。一方、長期間にわたって減少傾向が続いていた新規求職者数は、6月に前年同月比12%増と大幅な増加に転じました。今後、新型コロナウイルス感染症拡大が新規求職者数に与える影響も注視することが必要だと考えられます(図表③)。
【図表② 建築・土木・測量技術者の新規求人数の推移】
【図表③ 建築・土木・測量技術者の新規求職者数の推移】
建設業界の最新雇用関連データ(2020年7月31日総務省・厚生労働省公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は473万人(前年同月比93.8%)、雇用者数は388万人(同94.4%)となり、前年同月比でみるとともに3カ月連続の減少となった。
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は76,647人(同103.2%)と増加に転じた。
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建設技術者数は34万人(同103.2%)と増加した。
<建設技術者数の推移>
◆ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は前年同月よりも0.77ポイント低い5.56倍となった。前年同月を下回ったのは、5カ月連続。
◆有効求人数は前年同月比89.7%、新規求人数は同96.6%となり、ともに6カ月連続で前年を下回り、建設業各社の求人意欲は低下傾向が続く。一方、有効求職者数は同102.1%となり増加に転じた。
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.17ポイント低下して5.26倍となり、4カ月連続で前年同月を下回った。
◆有効求人数は前年同月比96.7%となり6カ月連続で前年同月を下回ったが、新規求人数は同105.6%と増加に転じた。
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2020年8月)
https://kensetsutenshokunavi.jp/souken/report/202008.php
ヒューマンタッチ株式会社は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ------------------------------
●代表者:代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
●資本金:1億円
●コーポレートサイトURL:https://human-touch.jp/
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