いい部屋ネット「街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版>」発表
•本ランキングは、首都圏の居住者を対象に、2019年~2023年の5年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)を対象に、回答者の最寄り駅を沿線ごとに集計し、平均値からランキングを作成しています。
•評点は、今住んでいる街(駅)への評価について、大変満足している:100点、満足している:75点、どちらでもない:50点、不満である:25点、大変不満である:0点とした場合の平均値です。
•偏差値とは、評点の平均値が50になるように正規化し、評点の数値が平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。偏差値が同じ場合、小数点2位以下が異なります。
総評
■街の住みここち沿線トップは、東急目黒線(不動前~多摩川)
1位は東急目黒線(不動前~多摩川)で、因子別では「親しみやすさ」で1位、「交通利便性」で3位の評価を得ています。2位は東急東横線(代官山~多摩川)で、因子別では「生活利便性」「親しみやすさ」の両因子で2位の評価を得ています。3位は2年連続で東急大井町線(大井町~二子玉川)で、因子別では「行政サービス」で3位の評価を得ています。トップ3の沿線は全て東急線で、いずれも偏差値70台の極めて高い評価を得ています。
■生活利便性・交通利便性・行政サービス・親しみやすさ因子の評価が高い沿線が上位
トップ2の東急目黒線(不動前~多摩川)と東急東横線(代官山~多摩川)は、「親しみやすさ」因子の評価が極めて高く、偏差値70以上となっています。トップ10の沿線では、「生活利便性」「行政サービス」の2因子の評価が特に高く、全ての沿線で両因子の偏差値が60以上となっており、中には偏差値70台の極めて高い評価を得ている沿線もあります。その他、「交通利便性」や「親しみやすさ」いずれかの因子がトップ10にランクインしている沿線も多く、「生活利便性」「交通利便性」 「行政サービス」 「親しみやすさ」の因子が、住みここちの良い沿線として評価される傾向にあるようです。
■平均家賃相場は、2位の東急東横線(代官山~多摩川)が最も高い10.4万円
2位の東急東横線(代官山~多摩川)の平均家賃相場は10.4万円で、トップ30の沿線の中で最も高い家賃相場となっています。一方、トップ10にランクインした沿線の平均家賃相場は9万円台ですが、8位のブルーライン(あざみ野~北新横浜)は平均家賃相場が唯一7万円台で、上位にランクインしている沿線の中では、比較的コストパフォーマンスの良い沿線と言えそうです。
街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版>上位の分析 <総合1~3位>
1 位 (偏差値74.6) 東急目黒線(不動前~多摩川) ■25㎡家賃相場:9.7万円
居住者コメント
•都心に出やすい。小さいけど商店街がある。スーパーが沢山ある。ちゃんとした温泉付きの銭湯がある。住民の美意識が高いのか道路の清掃がいきわたっている。都心だけど中規模のお祭りがあり下町情緒を感じられる。桜並木が近く、4月は綺麗。(女性・47歳・未婚・アルバイト)
•都心などどこでもアクセスが便利な割に、住んでいるところは比較的静かで過ごしやすい。大きな商店街や大きな公園なども比較的近くにあって生活しやすい。(男性・51歳・既婚・管理職)
•商店街が充実しており、買い物に便利。にぎやかで活気がある。都心が近いのに程よく庶民的な雰囲気を残している。(女性・39歳・未婚・事務職)
2 位 (偏差値74.3) 東急東横線(代官山~多摩川) ■25㎡家賃相場:10.4万円
居住者コメント
•駅周辺は商店街や飲食店など栄えているが、少し歩くと閑静な住宅街となり、緑道や神社、仏閣、教会もある。都心部にも近く、高速も近いので交通が便利。(女性・43歳・既婚・専業主婦)
•閑静な住宅街で落ち着いてる。公園や街路樹など、自然を感じられる場が多いのも良い。(女性・28歳・未婚・パート)
•適度な賑わいの商店街が近く、住宅地は静かで暮らしやすい。都心へのアクセスも良い。(女性・57歳・未婚・自営業・自由業)
•長年住み慣れた場所であり、小中学校の同級生達とも頻繁に会え、新たに移住してきた方々とも良好な近所付き合いが有り、ずっと住み続けたい場所。(男性・55歳・既婚・会社経営者・役員)
3 位 (偏差値72.2) 東急大井町線(大井町~二子玉川) ■25㎡家賃相場:9.3万円
居住者コメント
•大きなショッピングセンターがあり、買い物にも便利、多摩川の景色の良さ、遊びやウォーキングなども安心して出来る。(女性・38歳・既婚・専業主婦)
•スーパーやコンビニが近隣にある為生活しやすい。子育てにも力を入れてくれているおかげで育てやすい。治安が良い。(女性・27歳・既婚・営業職)
•治安が良く、近所付き合いもちょうど良い。環八が近いが、1本入ったら閑静で、公園も多くて空気が良い。(女性・52歳・既婚・専業主婦)
•区画整理された整然とした街並みと交通の便の良さ。(男性・70歳・既婚・会社経営者・無職)
•落ち着きと賑やかさのバランスの取れた街並み。(男性・36歳・既婚・会社経営者・管理職)
街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版> 因子別評価 TOP20 ①
●「生活利便性」因子の1位は、みなとみらい線(横浜~元町・中華街)で、唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ています。2位は、東急東横線(代官山~多摩川)で、「住みここち沿線」の総合順位でも2位の評価を得ています。トップ10の沿線のうち9沿線が、「住みここち沿線」の総合順位でもトップ10に入っています。
●「交通利便性」因子の1位は、東京メトロ半蔵門線(清澄白河~押上)です。トップ10の沿線のうち7沿線が、「住みここち沿線」の総合順位でもトップ10に入っています。
●「行政サービス」因子は、1位はブルーライン(あざみ野~北新横浜)、2位は東急田園都市線(池尻大橋~二子玉川)で、トップ2の沿線は偏差値70台の極めて高い評価を得ています。
●「静かさ治安」因子の1位は、小田急多摩線(新百合ヶ丘~唐木田)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ています。トップ10内には、2位の北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)・10位の京成千原線(千葉中央~ちはら台)など千葉県の沿線も昨年に引き続きランクインしています。
•「街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版>」は、首都圏の居住者を対象に、2019年~2023年の5年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)をランキング対象として集計しています。なお、偏差値が50未満の場合は、総合順位を「-」と表示しています。
•偏差値とは、評点の平均値が50になるように正規化し、評点の数値が平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。偏差値が同じ場合、小数点2位以下が異なります。
•平均家賃相場は、沿線内各駅の徒歩10分・築10年の25平米のマンションをベースとしています。(当社調べ)
街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版> 因子別評価 TOP20 ②
●「親しみやすさ」因子の1位は東急目黒線(不動前~多摩川)、2位は東急東横線(代官山~多摩川)で、「住みここち沿線」の総合順位でもトップ2となっている沿線です。トップ10には、東急沿線が6沿線ランクインしています。
●「物価家賃」因子の1位はJR五日市線(拝島~武蔵五日市)で、唯一偏差値70台の極めて高い評価を得ています。
●「自然観光」因子の1位は江ノ島電鉄線(鎌倉~藤沢)、2位はJR横須賀線(北鎌倉~久里浜)、3位は京急逗子線(金沢八景~新逗子)です。トップ3の沿線は神奈川県の海沿いの観光地を通る沿線で、いずれも高い評価を得ています。
●「防災」因子の1位は北総線(新鎌ヶ谷~印旛日本医大)で、千葉県の沿線です。
•「街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版>」は、首都圏の居住者を対象に、2019年~2023年の5年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)をランキング対象として集計しています。なお、偏差値が50未満の場合は、総合順位を「-」と表示しています。
•偏差値とは、評点の平均値が50になるように正規化し、評点の数値が平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。偏差値が同じ場合、小数点2位以下が異なります。
•平均家賃相場は、沿線内各駅の徒歩10分・築10年の25平米のマンションをベースとしています。(当社調べ)
街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版> TOP30の因子別評価&順位
●1位の東急目黒線(不動前~多摩川)は、因子別では「親しみやすさ」で1位、「交通利便性」で3位の評価を得ています。「親しみやすさ」では偏差値70以上、「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「静かさ治安」「防災」では偏差値60以上で相対的に高い評価を得ています。
●2位の東急東横線(代官山~多摩川)は、因子別では「生活利便性」「親しみやすさ」の両因子で2位の評価を得ています。「生活利便性」「親しみやすさ」では偏差値70以上、「交通利便性」「行政サービス」「静かさ治安」「防災」では偏差値60以上で相対的に高い評価を得ています。
●3位の東急大井町線(大井町~二子玉川)は、因子別では「行政サービス」で3位の評価を得ています。「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」では、偏差値60以上で相対的に高い評価を得ています。
•「街の住みここち沿線ランキング2023<首都圏版>」は、首都圏の居住者を対象に、2019年~2023年の5年分の回答を累積し、回答者数50名以上の沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)をランキング対象として集計しています。なお、偏差値50未満の沿線はランキングに表示していません。
•因子の評点は、59項目の街に対する評価を因子分析した結果から算出しています。
•偏差値とは、評点の平均値が50になるように正規化し、評点の数値が平均値からどの程度隔たっているのかを示したものです。偏差値が同じ場合、小数点2位以下が異なります。
•平均家賃相場は、沿線内各駅の徒歩10分・築10年の25平米のマンションをベースとしています。(当社調べ)
調査概要
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇回答者
首都圏117沿線(山手線、山手線内側の地下鉄および中央区・千代田区・港区所在の一部路線を除く)居住の20歳以上の男女、2019年~2023年合計209,015名を対象に集計。
[男女比] 男性49.4%:女性50.6%
[未既婚] 未婚38.9%:既婚61.1% [子ども] なし50.1%:あり49.9%
[世代比] 20歳代15.3%、30歳代21.6%、40歳代24.2%、50歳代23.0%、60歳代11.5%、70歳代4.3%
◇調査期間
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:43,521名)
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査(回答者数:43,650名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:50,374名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査(回答者数:48,460名)
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査(回答者数:23,010名)
計209,015名
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗 健(フェロー)、調査票配布回収:株式会社マクロミル
◇回答方法
住みここち沿線ランキングは、現在居住している街(駅)についての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点 満足:75点どちらでもない:50点 不満:25点 大変不満:0点)」の平均値から作成。
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•本調査の対象となった自治体には、詳細データを提供可能ですので、個別にお問い合わせください。
•学術研究目的の場合、本調査個票データについて提供できる可能性がありますので個別にお問い合わせください。
•「住みここちランキング」WEBサイトでは、「住みここち」と街づくりに関する学術論文や調査データの解説記事を掲載しています。詳細につきましては、WEBサイトをご覧ください。
▼詳細はこちら
https://www.eheya.net/sumicoco/
▼プレスリリースはこちら
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2024/sumicoco_ensen_shutoken2023.html
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