翻訳生き地獄、住み心地はどうですか?― 宮脇孝雄さんエッセイ集『翻訳地獄へようこそ』刊行記念イベント 8月23日開催
東京・下北沢「本屋B&B」にて、翻訳家・宮脇孝雄さんと書評家・豊崎由美さん対談
株式会社アルク(東京都千代田区 代表取締役社長:安嶋 明、以下アルク)は、『翻訳地獄へようこそ』の刊行記念イベントを、本屋B&Bにて8月23日(木)に開催することをご案内申し上げます。
「昼間は(訳書が出た歓びで)恍惚に震えていても、深夜、自分の訳書をこわごわのぞいては、ここはああすればよかった、あそこはこう訳せばよかった、と頭の中で添削大会が始まって、後悔の嵐に翻弄され…」(『翻訳地獄へようこそ』まえがきより)――
本書では、『死の蔵書』や『異邦人たちの慰め』など、エンターテインメントから文学まで多様な作品を訳してきたベテラン翻訳家の宮脇さんが、数多くの翻訳実例も引用しつつ、翻訳のやり方を実践的に紹介しています。
原作者の「声」を正しく伝えるために、翻訳者はここまで原文への感覚を研ぎ澄ませ、知識を携えなければならないのか―― 読めば読むほど翻訳者の苦悩と翻訳の奥深さがじわじわ伝わってくる一冊です。
本書の刊行を記念し、東京・下北沢の「本屋B&B」にてイベントを開催します。
当日は、海外文学の目利きとして知られる書評家・豊崎由美さんをお迎えし、対談形式でお送りします。
100バーセントの正解がない翻訳の世界にあって、より正しく魅力的な訳文を紡ぎだすために、翻訳家たちはどんな生き地獄でのたうち回っているのか? いい翻訳と、悪い翻訳との違いは? ひと昔前と今とで翻訳事情はどう変わった?などなど、「翻訳の世界」に迫ります。
<イベント開催概要>
【タイトル】
宮脇孝雄×豊崎由美「翻訳生き地獄、住み心地はどうですか?」
『翻訳地獄へようこそ』(アルク)刊行記念
【日時】2018年8月23日(木) 20:00~22:00(開場:19:30~)
【会場】本屋B&B
【入場料】
前売:1,500円(+ 1ドリンクオーダー)
当日:2,000円(+ 1ドリンクオーダー)
▼イベント詳細・チケット申し込みはこちらから▼
http://bookandbeer.com/event/20180823/
【出演者プロフィール】
宮脇孝雄(みやわき・たかお)
1954年生まれ。翻訳家。翻訳に関するエッセイをはじめ、料理や英米文学・ミステリに関するエッセイ、評論も多い。(株)日本ユニ・エージェンシーで翻訳教室を開講、専修大学で非常勤講師を務める。主著に『翻訳の基本』『続・翻訳の基本』『英和翻訳基本事典』(研究社)、主訳書に『死の蔵書』『幻の特装本』『異邦人たちの慰め』(早川書房)、『ジーン・ウルフの記念日の本』『ソルトマーシュの殺人』(国書刊行会)など。
豊崎由美(とよざき・ゆみ)
1961年生まれ。ライター/書評家。著書に、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『石原慎太郎を読んでみた』(栗原裕一郎との共著、原書房)、『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る!篇』『同 場外乱闘篇』(本の雑誌社)、「文学賞メッタ斬り!」シリーズ(大森望との共著、PARCO出版/ちくま文庫)など。Twitter文学賞の発起人でもある。
<書籍『翻訳地獄へようこそ』について>
【発売日】2018年6月22日
【価格】1,728円(税込)
【サイズ】A5変型、204ページ
【ISBNコード】9784757430747
【著者】宮脇 孝雄
【URL】https://ec.alc.co.jp/book/7018092/
<本件に関する報道関係者向けお問合せ先>
アルク 広報担当 河合(かわい)
e-mail:ko-ho@alc.co.jp
TEL: 03-3556-2711
[アルクとは]
アルクは、1969年4月の創業以来、企業理念として「地球人ネットワークを創る」を掲げ、実践的な語学力を身につける教材の開発をすすめてきた語学教育総合カンパニーです。創刊から45年を超える『ENGLISH JOURNAL』など学習情報誌をはじめ、受講者数延べ120万人の通信講座「ヒアリングマラソン」シリーズ、書籍、研修、eラーニング教材、各種デジタルコンテンツの提供など、語学分野における学習者向けの様々な支援を行っております。 https://www.alc.co.jp/
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