不妊治療の保険適用範囲拡大に関する意識調査
~妊娠希望の女性に聞く、保険適用拡大への期待と不安~
(株)エムティーアイが運営する、女性の健康情報サービス『ルナルナ』では、定期的にサービス内で様々な意識調査を行い「ルナルナ通信」として発信しています。
Vol.52では、2022年4月から新たに保険適用範囲が拡大した不妊治療に関する意識調査を行いました。これまで人工授精や体外受精などの治療は患者が全額費用を負担する自由診療のもと行われてきましたが、4月からはそれらの一部が保険適用の対象となり、高額だった治療費による負担が軽減され、これまで治療の開始やステップアップに踏み切れなかった人の後押しになることが期待されています。
今回の意識調査では、現在妊娠を希望しているルナルナユーザーから、不妊治療の保険適用範囲の拡大に対する様々な声が寄せられ、期待の声があがる一方で依然不安も存在することが明らかになりました。
日本では、今や生まれてくる子どものうち約14人に1人※1が生殖補助医療により誕生しているなど、不妊治療は身近なテーマです。本意識調査が、不妊治療を望む人たちにとってどのような支援が必要なのかを改めて考えるきっかけになってほしいと思います。
Vol.52では、2022年4月から新たに保険適用範囲が拡大した不妊治療に関する意識調査を行いました。これまで人工授精や体外受精などの治療は患者が全額費用を負担する自由診療のもと行われてきましたが、4月からはそれらの一部が保険適用の対象となり、高額だった治療費による負担が軽減され、これまで治療の開始やステップアップに踏み切れなかった人の後押しになることが期待されています。
今回の意識調査では、現在妊娠を希望しているルナルナユーザーから、不妊治療の保険適用範囲の拡大に対する様々な声が寄せられ、期待の声があがる一方で依然不安も存在することが明らかになりました。
日本では、今や生まれてくる子どものうち約14人に1人※1が生殖補助医療により誕生しているなど、不妊治療は身近なテーマです。本意識調査が、不妊治療を望む人たちにとってどのような支援が必要なのかを改めて考えるきっかけになってほしいと思います。
■ 不妊治療の保険適用拡大について、妊娠希望の女性の認知率は8割以上!年齢による制限についても6割以上が理解。
Q. 不妊治療について、2022年4月から新たに一部保険適用されることを知っていますか。
★不妊治療の保険適用の詳細はこちら:https://www.mhlw.go.jp/content/000913267.pdf
■ 治療の予定がない人も、8割以上が保険適用拡大によって治療開始を後押しされる可能性あり。
今回の保険適用拡大は、妊娠を望んでいる女性にとってどのような影響があるのでしょうか。まずは、現在不妊治療の予定がない人を対象に、保険適用拡大が治療開始を後押しするかを聞いてみると、「後押しする」27.4%、「後押しするかもしれない」57.3%となり、合計すると8割以上が保険適用拡大によって治療開始が後押しされる可能性を感じているようです。
「特に影響しない」15.3%の人の最も多い理由として「自然妊娠を希望しているから」が約半数にのぼりましたが、今後もし治療を考えるようになったときに自身に合った選択ができるよう、今のうちから保険適用のメリットや懸念点を把握しておくと安心ですね。
■ 不妊治療経験者の9割以上が、不安や困りごとが「ある」。不安内容1位は「経済的負担」!
現在、実際に不妊治療を受けている、または過去に受けた経験のある人を対象に、治療における不安や困りごとの有無をたずねると「ある」92.8%となり、ほとんどの治療経験者が不妊治療において不安を感じたり困った経験があることが明らかになりました。
具体的な内容を聞いてみると、1位は「経済的負担」67.4%という結果となりました。約5ポイント差で「精神的な負担」62.7%が続き、「治療と仕事の両立」37.6%、「いつまで治療を続けるべきなのかの判断」29.8%、「身体的な負担」28.2%なども上位に挙げられ、不妊治療患者の不安や困りごとはひとつではなく、様々な課題が混在していることがうかがえます。今回の保険適用拡大は経済的支援ですが、不妊治療にはそれだけでなく、例えば働きながら治療を続けられるための企業による支援など、様々な視点でのサポートが事業者にも求められていることを考えさせられます。
■ 保険適用拡大を受けて治療のステップを考える患者も!それによるメリット、デメリットとは?
Q. 今後不妊治療の保険適用範囲が一部拡大することを受け、治療のステップアップの予定はありますか。
患者の不安・困りごととして「経済的負担」が1位だったこともあり、今回の保険適用拡大が、子どもを望む人たちへの大きな支援になるかもしれません。保険が適用されると、高額だった治療費の自己負担は3割に下がることとなり、さらに高額療養費制度を活用できる場合は実質負担が3割以下になるケースもあります。経済的負担を心配してステップアップに踏み切れずにいた人は、保険適用の治療についてぜひ検討してみて欲しいと思います。
一方で、不妊治療の保険適用には懸念の声もあります。日本の現行の医療制度では、保険診療と自由診療を組み合わせる混合診療が認められていないことから、保険適用での治療を受けた場合、薬の量や注射の回数を増やすことができなくなるケースもあり、一人ひとりの状態に合わせて様々な治療法を併用して受けたいという患者にとっては課題もありそうです。不妊治療の開始やステップアップを検討している人は、国や自治体が出している情報と同時に医療機関の方針も確認し、パートナーとも相談しながら、自身に合った治療が受けられる方法を考えて欲しいです。
■ 不妊治療を検討している人が一番気になるのは「治療費」!9割以上が100万円までを想定。
Q. 不妊治療を検討しているという方にお聞きします。 不妊治療を受けるにあたり、どのような情報が欲しいと思いますか。上位3つを教えてください。(複数回答:上位5つ)
また、治療を検討している人へ今後治療に支払えると思える金額を聞いてみると、「50万円まで」32.9%が最も多く、100万円以上と考えている人は全体の1割以下という結果となりました。自由診療でかかる不妊治療の場合、体外受精の平均費用は約50万円※2という調査もあり、そのほかの細かな治療費も含めると、多くの人が上限として挙げた50万円では希望するすべての治療が受けられない可能性も考えられます。これらのことから、治療費について詳しく知りたいという声が多い状況にもうなずけます。
■ 約6割が「不妊治療の保険適用拡大が治療開始の後押しになる」と回答
Q. 不妊治療を検討しているという方にお聞きします。
不妊治療を検討している人へ、今回の不妊治療の保険適用拡大が自身の治療開始を後押しするかをたずねると、「後押しする」58.3%、「後押しするかもしれない」35.8%と、9割以上が治療開始の支援となる可能性を感じていることが分かります。
これから治療を考える人にとっては、治療によってどのような負担があるかは未知数のため、経済的負担が軽減される可能性がわかっていることは大きな安心材料のひとつかもしれません。
■ 自由回答では、保険適用拡大への感謝や、さらなるサポートを求める声も!
今回、不妊治療の保険適用拡大については自由回答でも多くの意見が寄せられました。今の制度に感じること、これから期待することなど、女性たちの生の声の一部を紹介します。
≪自由回答の一部≫
★保険適用にしてくれてありがとうございます。経済的に悩んでいた方も、一歩踏み出せるようになったと思います。
★保険適用にしていただいたこと、ありがたく思っています。仕事をしながら通院の多い妊活を並行して行うことは難しく、退職する他ありませんでした。出産・育児制度と同様に会社で優先される制度の制定案をお願いしたいです。
★不妊治療の補助費として、検査の段階でも出していただけることはとてもありがたかったです。 ただ、不妊治療後授かっても流産してしまうこともあり、その際のサポートが全くないので、心身だけではなく、経済的にも辛かった。
★授かれない人は何度も体外受精や顕微授精に臨んでいる。助成金だけでは当然賄えない。年齢制限はそのままでもいいと思うが、助成金の回数制限を撤廃してほしい。
★今回の保険適用については、混合診療で適用外となることからひとりひとりにあった治療が適用内では難しいと考えます。有名なクリニックが保険適用しないと発表するなど、本当に不妊治療を必要とする人への負担が増えただけにみえます。適用内の治療で済ませてうまくいかず、結局無駄にお金を使ってしまうだけになる人が増えるのではと不安です。これから適用範囲が増えていくことを願います。
★ほとんどの人は、治療以外にも身体的、精神的なケアもしているからそれが結構お金がかかることをわかって欲しい。少子化問題があるのにもう少し不妊治療に対して前向きに取り組むべきだと思います。
★経済的な負担もありますが、メンタル面でのサポートがとても必要。自身のキャリアと治療の両立、周囲の理解の必要。
★企業への不妊治療補助金があれば良い。仕事を休みにくい環境が、子どもを作りにくい環境に直結していると思う。特に不妊治療などで休みが多くなりやすい女性は、給与を減らされることも多いと思うので、昇進を諦めるか出産を後回しにするかの選択が迫られやすい。不妊治療にはお金がかかるので、給料が減るのはかなり痛手。
★少子化を止めたいのであれば不妊治療の保険適用範囲をもう少し拡充して欲しい。自治体も子供がいる世帯にだけでなく、子供を望んでいる世帯にももう少し手を差し伸べてほしい。不妊治療は経済的にも精神的にも苦しい、終わりも見えない。治療している夫婦は好んで不妊治療に通っている訳では無い、まだ見ぬ我が子に会いたくて治療を頑張っています。なのでもう少し不妊治療をしている夫婦に国も自治体もサポートを拡充してほしい。一部保険適用になったのはありがたいです。
★一刻も早く、高度不妊治療が安価で受けられる社会制度を整えて欲しい。妊活=女性という概念を覆すためにも、義務教育から男女ともに妊娠についての教育の充実を図って欲しい。身体の機能面だけでなく、女性機能やホルモンによる心の影響、パパになる男性の心構えや役割についても。また、産婦人科に行く心理的ハードルを下げたり、些細な症状でも通って良いんだという理解を伝えて欲しい。
★助成金制度の拡大と、男女関係なく妊娠や不妊治療に対する知識を与える事をして欲しい。
高額な治療費を理由に不妊治療に踏み切れなかったり、途中で治療を諦めようとしていた人たちにとっては、不妊治療の保険適用拡大は待望されていたのではないでしょうか。人工授精や体外受精などの保険適用での治療は始まったばかりのため課題もありますが、これを機に一人でも多くの人が子どもを持つことに前向きになれたり、負担を軽減しながら不妊治療に取り組めることを願っています。また、国や様々な事業者が手を取り合って、経済的な負担だけでなく精神的なケアや仕事との両立支援なども充実させ、社会全体で子どもを持つことを支えられる仕組みが期待されます。
『ルナルナ』は今後も妊活・不妊治療に関する情報発信やサポートを行うとともに、「FEMCATION®(フェムケーション)※3」を通じて、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。
調査実施時期:2022年3月23日(水)~2022年3月28日(月)
調査方法および人数:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』にて、妊娠希望ステージを選択中の利用者を対象に調査。そのうち、現在妊娠を希望している女性835名
※1:出典:厚生労働省 不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック より
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf
※2:出展:厚生労働省 令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業 最終報告書 より
https://www.mhlw.go.jp/content/000766912.pdf
※3:「FEMCATION®」は(株)エムティーアイの登録商標で、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。
概要:ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス
<無料コース>生理日予測を始めとする、女性のカラダとココロの健康管理サービス。過去の生理日から生理日・排卵日を予測し、日々の体調変化をお知らせします。
<ベーシックコース>デリケートな女性のカラダとココロの健康情報サービス。生理日管理に加えて、あなたにあったカラダやお肌、ココロの状態を365日サポートします。
<ファミリーコース/プレミアムコース>妊活から妊娠・出産までを独自の予測ロジックやアドバイスでサポートするサービス。妊娠しやすいタイミングを「仲良し日」としてお知らせし、妊活を手厚くサポートします。
課金額(税込):ベーシックコース:月額198円、ファミリーコース:月額330円、プレミアムコース:月額 400円
アクセス方法:『ルナルナ』で検索
Q. 不妊治療について、2022年4月から新たに一部保険適用されることを知っていますか。
現在妊娠を希望しているルナルナユーザーを対象に、今年の4月から始まった不妊治療の保険適用拡大に関して知っているかを聞いたところ、「知っている」85.3%という結果となり、高い認知率であることが分かりました。これまで患者の全額自己負担のもと行われてきた人工授精などの「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精などの「生殖補助医療」が、この4月から保険適用となったことについて、妊娠を希望する女性の関心は非常に高いようです。
★不妊治療の保険適用の詳細はこちら:https://www.mhlw.go.jp/content/000913267.pdf
Q.不妊治療の中でも体外受精の場合、保険適用には、「43歳未満」「40歳未満は6回まで、40〜43歳未満までは3回まで」という条件があることを知っていますか。
さらに、保険適用の条件として年齢制限や年齢によって回数制限があることを知っているかを聞くと、「知っている」64.9%と、こちらも高い認知率です。
■ 治療の予定がない人も、8割以上が保険適用拡大によって治療開始を後押しされる可能性あり。
Q. 「治療を受ける予定はない」「治療は受けないと決めている」という方にお聞きします。今後不妊治療の保険適用範囲が一部拡大することはあなたの治療開始を後押しすると感じますか。
今回の保険適用拡大は、妊娠を望んでいる女性にとってどのような影響があるのでしょうか。まずは、現在不妊治療の予定がない人を対象に、保険適用拡大が治療開始を後押しするかを聞いてみると、「後押しする」27.4%、「後押しするかもしれない」57.3%となり、合計すると8割以上が保険適用拡大によって治療開始が後押しされる可能性を感じているようです。
「特に影響しない」15.3%の人の最も多い理由として「自然妊娠を希望しているから」が約半数にのぼりましたが、今後もし治療を考えるようになったときに自身に合った選択ができるよう、今のうちから保険適用のメリットや懸念点を把握しておくと安心ですね。
■ 不妊治療経験者の9割以上が、不安や困りごとが「ある」。不安内容1位は「経済的負担」!
Q. 不妊治療を受けられて、不安になったり困ったりしたことはありますか。
現在、実際に不妊治療を受けている、または過去に受けた経験のある人を対象に、治療における不安や困りごとの有無をたずねると「ある」92.8%となり、ほとんどの治療経験者が不妊治療において不安を感じたり困った経験があることが明らかになりました。
Q. どのようなことで不安になったり、困ったりしましたか。上位3つを教えてください。 (複数回答:上位5つ)
具体的な内容を聞いてみると、1位は「経済的負担」67.4%という結果となりました。約5ポイント差で「精神的な負担」62.7%が続き、「治療と仕事の両立」37.6%、「いつまで治療を続けるべきなのかの判断」29.8%、「身体的な負担」28.2%なども上位に挙げられ、不妊治療患者の不安や困りごとはひとつではなく、様々な課題が混在していることがうかがえます。今回の保険適用拡大は経済的支援ですが、不妊治療にはそれだけでなく、例えば働きながら治療を続けられるための企業による支援など、様々な視点でのサポートが事業者にも求められていることを考えさせられます。
■ 保険適用拡大を受けて治療のステップを考える患者も!それによるメリット、デメリットとは?
Q. 今後不妊治療の保険適用範囲が一部拡大することを受け、治療のステップアップの予定はありますか。
現在不妊治療中の人を対象に、今回の不妊治療の保険適用拡大によって、今後治療をステップアップさせる予定はあるかを聞くと、「ある」36.1%、「検討している」36.7%となり、合計すると7割以上の人が保険適用拡大でステップアップを考えているという結果になりました。
患者の不安・困りごととして「経済的負担」が1位だったこともあり、今回の保険適用拡大が、子どもを望む人たちへの大きな支援になるかもしれません。保険が適用されると、高額だった治療費の自己負担は3割に下がることとなり、さらに高額療養費制度を活用できる場合は実質負担が3割以下になるケースもあります。経済的負担を心配してステップアップに踏み切れずにいた人は、保険適用の治療についてぜひ検討してみて欲しいと思います。
一方で、不妊治療の保険適用には懸念の声もあります。日本の現行の医療制度では、保険診療と自由診療を組み合わせる混合診療が認められていないことから、保険適用での治療を受けた場合、薬の量や注射の回数を増やすことができなくなるケースもあり、一人ひとりの状態に合わせて様々な治療法を併用して受けたいという患者にとっては課題もありそうです。不妊治療の開始やステップアップを検討している人は、国や自治体が出している情報と同時に医療機関の方針も確認し、パートナーとも相談しながら、自身に合った治療が受けられる方法を考えて欲しいです。
■ 不妊治療を検討している人が一番気になるのは「治療費」!9割以上が100万円までを想定。
Q. 不妊治療を検討しているという方にお聞きします。 不妊治療を受けるにあたり、どのような情報が欲しいと思いますか。上位3つを教えてください。(複数回答:上位5つ)
さらに、現在不妊治療を検討していると回答した人を対象に、治療にあたりどのような情報が欲しいかをたずねると、1位は「治療にかかる費用について」84.2%となり、治療費への関心が非常に高いことが分かります。
また、治療を検討している人へ今後治療に支払えると思える金額を聞いてみると、「50万円まで」32.9%が最も多く、100万円以上と考えている人は全体の1割以下という結果となりました。自由診療でかかる不妊治療の場合、体外受精の平均費用は約50万円※2という調査もあり、そのほかの細かな治療費も含めると、多くの人が上限として挙げた50万円では希望するすべての治療が受けられない可能性も考えられます。これらのことから、治療費について詳しく知りたいという声が多い状況にもうなずけます。
■ 約6割が「不妊治療の保険適用拡大が治療開始の後押しになる」と回答
Q. 不妊治療を検討しているという方にお聞きします。
今後不妊治療の保険適用範囲が一部拡大することはあなたの治療開始を後押しすると感じますか。
不妊治療を検討している人へ、今回の不妊治療の保険適用拡大が自身の治療開始を後押しするかをたずねると、「後押しする」58.3%、「後押しするかもしれない」35.8%と、9割以上が治療開始の支援となる可能性を感じていることが分かります。
これから治療を考える人にとっては、治療によってどのような負担があるかは未知数のため、経済的負担が軽減される可能性がわかっていることは大きな安心材料のひとつかもしれません。
■ 自由回答では、保険適用拡大への感謝や、さらなるサポートを求める声も!
今回、不妊治療の保険適用拡大については自由回答でも多くの意見が寄せられました。今の制度に感じること、これから期待することなど、女性たちの生の声の一部を紹介します。
≪自由回答の一部≫
★保険適用にしてくれてありがとうございます。経済的に悩んでいた方も、一歩踏み出せるようになったと思います。
★保険適用にしていただいたこと、ありがたく思っています。仕事をしながら通院の多い妊活を並行して行うことは難しく、退職する他ありませんでした。出産・育児制度と同様に会社で優先される制度の制定案をお願いしたいです。
★不妊治療の補助費として、検査の段階でも出していただけることはとてもありがたかったです。 ただ、不妊治療後授かっても流産してしまうこともあり、その際のサポートが全くないので、心身だけではなく、経済的にも辛かった。
★授かれない人は何度も体外受精や顕微授精に臨んでいる。助成金だけでは当然賄えない。年齢制限はそのままでもいいと思うが、助成金の回数制限を撤廃してほしい。
★今回の保険適用については、混合診療で適用外となることからひとりひとりにあった治療が適用内では難しいと考えます。有名なクリニックが保険適用しないと発表するなど、本当に不妊治療を必要とする人への負担が増えただけにみえます。適用内の治療で済ませてうまくいかず、結局無駄にお金を使ってしまうだけになる人が増えるのではと不安です。これから適用範囲が増えていくことを願います。
★ほとんどの人は、治療以外にも身体的、精神的なケアもしているからそれが結構お金がかかることをわかって欲しい。少子化問題があるのにもう少し不妊治療に対して前向きに取り組むべきだと思います。
★経済的な負担もありますが、メンタル面でのサポートがとても必要。自身のキャリアと治療の両立、周囲の理解の必要。
★企業への不妊治療補助金があれば良い。仕事を休みにくい環境が、子どもを作りにくい環境に直結していると思う。特に不妊治療などで休みが多くなりやすい女性は、給与を減らされることも多いと思うので、昇進を諦めるか出産を後回しにするかの選択が迫られやすい。不妊治療にはお金がかかるので、給料が減るのはかなり痛手。
★少子化を止めたいのであれば不妊治療の保険適用範囲をもう少し拡充して欲しい。自治体も子供がいる世帯にだけでなく、子供を望んでいる世帯にももう少し手を差し伸べてほしい。不妊治療は経済的にも精神的にも苦しい、終わりも見えない。治療している夫婦は好んで不妊治療に通っている訳では無い、まだ見ぬ我が子に会いたくて治療を頑張っています。なのでもう少し不妊治療をしている夫婦に国も自治体もサポートを拡充してほしい。一部保険適用になったのはありがたいです。
★一刻も早く、高度不妊治療が安価で受けられる社会制度を整えて欲しい。妊活=女性という概念を覆すためにも、義務教育から男女ともに妊娠についての教育の充実を図って欲しい。身体の機能面だけでなく、女性機能やホルモンによる心の影響、パパになる男性の心構えや役割についても。また、産婦人科に行く心理的ハードルを下げたり、些細な症状でも通って良いんだという理解を伝えて欲しい。
★助成金制度の拡大と、男女関係なく妊娠や不妊治療に対する知識を与える事をして欲しい。
高額な治療費を理由に不妊治療に踏み切れなかったり、途中で治療を諦めようとしていた人たちにとっては、不妊治療の保険適用拡大は待望されていたのではないでしょうか。人工授精や体外受精などの保険適用での治療は始まったばかりのため課題もありますが、これを機に一人でも多くの人が子どもを持つことに前向きになれたり、負担を軽減しながら不妊治療に取り組めることを願っています。また、国や様々な事業者が手を取り合って、経済的な負担だけでなく精神的なケアや仕事との両立支援なども充実させ、社会全体で子どもを持つことを支えられる仕組みが期待されます。
『ルナルナ』は今後も妊活・不妊治療に関する情報発信やサポートを行うとともに、「FEMCATION®(フェムケーション)※3」を通じて、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。
調査実施時期:2022年3月23日(水)~2022年3月28日(月)
調査方法および人数:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』にて、妊娠希望ステージを選択中の利用者を対象に調査。そのうち、現在妊娠を希望している女性835名
※1:出典:厚生労働省 不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック より
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf
※2:出展:厚生労働省 令和2年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業 最終報告書 より
https://www.mhlw.go.jp/content/000766912.pdf
※3:「FEMCATION®」は(株)エムティーアイの登録商標で、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。
サイト名:ルナルナ®
概要:ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス
<無料コース>生理日予測を始めとする、女性のカラダとココロの健康管理サービス。過去の生理日から生理日・排卵日を予測し、日々の体調変化をお知らせします。
<ベーシックコース>デリケートな女性のカラダとココロの健康情報サービス。生理日管理に加えて、あなたにあったカラダやお肌、ココロの状態を365日サポートします。
<ファミリーコース/プレミアムコース>妊活から妊娠・出産までを独自の予測ロジックやアドバイスでサポートするサービス。妊娠しやすいタイミングを「仲良し日」としてお知らせし、妊活を手厚くサポートします。
課金額(税込):ベーシックコース:月額198円、ファミリーコース:月額330円、プレミアムコース:月額 400円
アクセス方法:『ルナルナ』で検索
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