【LINEヤフー】闇バイトへの加担リスクを学べる中学生・高校生向け 情報モラル教材を静岡大学と共同開発/さらに「LINE」を悪用した闇バイト・詐欺行為の撲滅を目指し啓発活動を実施
闇バイト防止教育―"闇バイト"を自分ごととして考える https://www.lycorp.co.jp/ja/sustainability/csr/article/056/
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は、昨年から実施している闇バイトに対する啓発等の取り組みに続き、新たな取り組みを開始しました。LINEヤフーと国立大学法人静岡大学(以下、静岡大学)は、闇バイトの加担リスクを学ぶことを目的とした中学生・高校生向けの情報モラル教材「「闇バイト」を自分ごととして考えてみよう~闇バイトに注意!あなたを犯罪に巻き込む手口~」を共同開発しました。本教材では、コミュニケーションアプリ「LINE」をはじめとした身近なインターネットツールにおける闇バイトのリスクや闇バイトに関わってしまった場合の対応方法などを学べます。
また、LINEヤフーでは、昨年に続きSNSを悪用した詐欺行為等に警戒が必要な情勢を受け、今年も2月に「LINE」を悪用した詐欺行為に関する啓発活動を行っています。そして3月19日(水)より新たに、闇バイトに特化した啓発活動を実施します。
LINEヤフーは、2025年1月に総務省などとの官民連携プロジェクト「DIGITAL POSITIVE ACTION」への参画も表明しており、関係機関との連携や各種取り組みを一層強化していきます。

(1)情報モラル教材「「闇バイト」を自分ごととして考えてみよう~闇バイトに注意!あなたを犯罪に巻き込む手口~」について
LINEヤフーと静岡大学は、一般財団法人LINEみらい財団(以下、LINEみらい財団)と連携し中学生・高校生向けに、昨今問題となっている闇バイトへの加担リスクを学ぶことを目的とした教材を共同開発しました。本教材は、コミュニケーションアプリ「LINE」をはじめとした身近なインターネットツールにおける闇バイトへの加担リスクや闇バイトに関わってしまった場合の対応方法などを学べる情報モラル教材です。本教材を通じて、生徒たちがより自分ごととして「闇バイト」のリスクや見極め方を捉えることで、自身で考えて、学ぶ機会を提供します。
本教材は、本日よりLINEヤフーのホームページ内にある「闇バイト防止教育―“闇バイト”を自分ごととして考える」にて公開しており、無料でダウンロードが可能です。また、LINEみらい財団と連携し、現在18都県82市区町村の教育機関で活用されている活用型情報モラル教材「GIGAワークブック2026年度版」での掲載も予定しているほか、中学校・高校を対象に、本教材を活用したオンライン授業も2025年4月より実施予定です。この授業では、LINEヤフーの社員が講師を務め、本日より、講演依頼の受付も開始します。
<教材概要>
・タイトル:「闇バイト」を自分ごととして考えてみよう~闇バイトに注意!あなたを犯罪に巻き込む手口~
・教材ダウンロードURL:https://www.lycorp.co.jp/ja/sustainability/csr/article/056/
・対象 :中学生・高校生
・実施時間:50分
・対応教科および領域:特別活動を中心に、道徳・国語・社会・技術・家庭・情報・総合的な学習(探究)の時間など
・講演依頼申し込み:https://forms-business.yahoo-net.jp/linecsr/s/moral
<本教材のねらいとポイント>
・「闇バイト」を「自分ごと」として捉えさせる
「自分は絶対に闇バイトをやらない」と考えるのではなく、あえて「自分がお金が必要になってしまう場面」や「ちょっと怪しいけどやってしまうかもと感じてしまう場面」を考えさせることで、闇バイトへの加担リスクを自覚させます。
・闇バイトを見極めるための知見を増やす
闇バイトの募集要項には、一見犯罪と分からないような仕事内容や高額な報酬を示唆する文章が記載されていることが多いため注意が必要です。本教材では、実際に闇バイトを募集する側に立ち、募集コメントを考えるワークを通じて、どんなキーワードに注意が必要なのか、闇バイトの可能性がある募集を見極める力を養います。
・「おかしいな」と思ったときにどう対応をすればよいかを考えさせる
「闇バイトに気をつけよう」だけではなく、「おかしいな」と思ったときに、誰に、どのように相談するかを考えます。また、SNSで闇バイト募集に関する情報を見かけたときの対処法についても学びます。

(2)「LINE」を悪用した闇バイト・詐欺行為撲滅のための啓発活動について
LINEヤフーでは、「LINE」の安心・安全な利用環境実現のため、関連府省庁、団体などと定期的に情報交換を行い、2023 年12 月から特にSNS 型投資詐欺をはじめとした詐欺行為や闇バイトへの対策を強化しています。
2024年3月には、関連省庁等の協力のもと、様々な詐欺・闇バイトの手口や「LINE」での対処法などをまとめた特設サイト(https://fraud-alert.landpress.line.me/fraud_alert/)の公開と、啓発活動を行いました。また、同年6月には、「LINE」内の各サービス画面上での注意喚起文言の表示や通報項目の追加など、詐欺対応強化のため新しい取り組みを開始しています。
「LINE」における詐欺行為の撲滅に向けた取り組み:https://www.lycorp.co.jp/ja/sustainability/csr/article/046/
警察庁が公表している「令和6年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」※1によると、SNS型投資詐欺の被害額は2024年4月が過去最多となり、被害者が悪用者と初めて接触した場所(当初接触ツール)は、「LINE」も多い状況でした。そこで、関係機関と連携しながら上記のような対策を継続的に行ってきましたが、2025年3月に公開された資料※2によると、SNS型投資詐欺の被害額および当初接触ツールの「LINE」の件数は、2024年4月のピーク時より減少傾向にあります。LINEヤフーは今後も、ユーザーの皆様が安心・安全にご利用いただけるサービス提供のため、取り組みを継続していきます。
※1 特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等(令和6年・暫定値)について
※2 令和7年1月末のSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について
<今回の実施内容>
・SNS型投資詐欺に続き深刻化する闇バイトに対して、2024年2月に公開した闇バイトの注意喚起ページにインフォグラフィックなどを追加し、内容を更新予定です。
・3月19日より、闇バイトに特化した啓発活動を行います。「LINE」内の各告知枠や自社運営のLINE公式アカウント、公式SNS等で随時発信します。なお、詐欺行為に関する啓発活動は2月17日より行っています。
・3月18日より、LINEオープンチャットを利用する全ユーザーに対して、ポップアップで闇バイトに関する注意喚起を実施します。なお、闇バイト・詐欺行為等に関するこういった啓発活動は、昨年より定期的に行っています。

・3月17日に、新たに「SNS型投資詐欺」「ロマンス詐欺」をテーマにしたショートアニメをLINEヤフーのセキュリティポータルおよびYouTubeチャンネルに公開しました。LINEヤフーでは、ユーザーのセキュリティ意識の向上を目的に、日常に潜むセキュリティの脅威や注意すべきポイントを動画などでわかりやすく解説しています。
LINEヤフーセキュリティポータル
トップページ:https://www.lycorp-security.jp/ja/
動画一覧 :https://www.lycorp-security.jp/ja/video/
※フィッシング詐欺や闇バイトに関する注意喚起動画も公開しています
YouTubeチャンネル
SNS型投資詐欺:https://www.youtube.com/watch?v=nMMS-LYjSUM
ロマンス詐欺 :https://www.youtube.com/watch?v=gdLtEfmnunU
■LINEみらい財団について
LINEみらい財団は、LINE株式会社(現LINEヤフー株式会社)がCSR活動の一環として行っていた若年層向け情報モラル教育活動を個社のCSR活動に留まらず広く社会に還元し、より広域的・永続的な活動することを目的に、2019年より設立されました。これまで、静岡大学と共同開発した活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」は、現在18 都県82 市区町村の教育機関で活用されているほか、金融・情報リテラシー教育や情報防災教育など取り組みを広げています。
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