【70代の応募が大幅に増加!】第25回『有老協・シルバー川柳』入選作品発表!

株式会社ポプラ社

今年で25回目を迎えた「有老協・シルバー川柳」。今年は15,261句が寄せられ、その中から入選した21作品(1作品は第23回から新設の有老協賞)を発表いたします。
株式会社ポプラ社は、今回の入選作21作を含めた傑作川柳を1冊にまとめた『シルバー川柳15』を9月3日(木)に発売いたします。本シリーズは累計100万部を突破し、「敬老の日」のプレゼントなどにも大人気のシリーズです。

今年の応募総数は15,261句と昨年よりも18.4%増加しております。応募者平均年齢67.3歳、最年長は101歳の男性、最年少は11歳(女性)でした。65歳以上の応募が増加しており、特に70代の応募が前年より大幅に増加しました。

男女比については男性66.4%女性32.5%と、昨年同様男性の比率が高いですが、減少傾向にあった女性の割合は微増しています。

今年6月に韓国で開催されたメディアイベント「第16回 イーデイリー 戦略フォーラム」では、「高齢化との向き合い方」というテーマで、本シリーズの担当編集者が登壇いたしました。

日本のみならず世界各国で高齢化を迎えている近年、社会を風刺する娯楽である「川柳」で老いを笑いに変えて前向きにとらえる“日本流・高齢化との向き合い方“は、言語を超えて共感を呼んでいます。

『シルバー川柳』編集担当・浅井四葉による講演

▼韓国での講演会の様子はこちらの記事をご覧ください

【日本の「高齢化との向き合い方」が韓国で話題に】累計100万部突破の「シルバー川柳」シリーズが韓国のメディアイベントで取り上げられました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001036.000031579.html

第25回入選作品 ※順不同、敬称略

〇定年後 悠々自適は 妻でした          ミッキー(大分県、78 歳、男性)

〇腕立て伏せ 伏せたらずっと 伏せたまま     カジ(東京都、77 歳、男性)

〇老犬が 黙って俺の 愚痴を聞く         カワサン(大阪府、74 歳、男性)

〇よく喋る 家電と妻に 囲まれる         江戸川散歩(千葉県、73 歳、男性)

〇備蓄米 孫が平らげ 帰ってく          けんちゃん(岐阜県、60 歳、女性)

〇振り込める 金があるなら 苦労せん       館野史隆(埼玉県、53 歳、男性)

〇レジに行き 一桁違い 戻す服          青木尚子(東京都、77 歳、女性)

〇どこ行った 暗証番号 書いた紙         スカイ(福岡県、65 歳、男性)

〇貸金庫 思い出せない 入れた物         怪傑もぐり33 世(神奈川県、54 歳、男性)

〇自叙伝を 書いて配って 捨てられる       角森玲子(島根県、57 歳、女性)

〇道端で 休んでいたら 拝まれる         隼人(神奈川県、61 歳、男性)

〇散骨を 海にはするな 泳げない         夕陽のガンマン(千葉県、76 歳、男性)

〇ポイントは 使っていいぞと 遺言に       原信彦(岐阜県、66 歳、男性)

〇寒くない やさしい妻が 猫に聞く        大高正和(香川県、66 歳、男性)

〇手相では 晩年安泰 それはいつ         ネコハル(徳島県、57 歳、女性)

〇リビングで すべって転んで ブレイキン     佐藤千恵子(愛知県、71 歳、女性)

〇高齢者 前期後期の 次末期?          増山健一(東京都、77 歳、男性)

〇タブレット 使えず回る 寿司見つめ       とんちゃん(大阪府、75 歳、女性)

〇10 時間 睡眠だけは オオタニ流         ジイジ(愛知県、71 歳、男性)

〇「もうダメだ」言って10 年 元気です               鈴木陽菜(愛知県・21 歳、女性)

有老協賞

〇笑うこそ 施設に香ほり 老いたのし   ゲンサン(和歌山県、89 歳、男性)【Grand Home 瑞穂 ご入居者】

『シルバー川柳15』本文より
『シルバー川柳15』本文より
『シルバー川柳15』本文より

応募状況

<応募総数>15,261 作品

<応募者年齢>平均年齢:67.3 歳 最年長:101 歳(男性) 最年少:11 歳(女性)

<応募者男女比>男性:66.4% 女性:32.5% 性別不明:1.1%

応募総数は昨年に比べ2,370 句多くなっています(対前年比+18.4%)。年代構成比では、65 歳以上の応募が67.6%(+4.3%)と前年より増加しており、とくに70 代の応募が前年より大幅に増加しています(+3.5%)。40~64 歳の応募者は昨年に続き減少傾向にあります(-2.5%)。男女比では、男性が66.4%、女性が32.5%で、昨年同様男性の比率が高いですが、減少気味だった女性の応募割合は微増しています。

題材について

時事的なキーワードを自分のものに

令和の米騒動で連日のように耳にした「備蓄米」、事件の報道で話題になった「貸金庫」、パリ五輪で一躍知られるようになった「ブレイキン」など、時事的なキーワードをしっかり自分のものにしている作品が数多く寄せられました。

入選作:備蓄米孫が平らげ帰ってく

    貸金庫思い出せない入れた物

    振り込める金があるなら苦労せん

    リビングですべって転んでブレイキン

夫のせつなさが感じられる夫婦「あるある」

リタイア後の夫婦の関係を詠んだ句もシルバー川柳の定番ですが、今年は夫の視点で描かれたちょっとせつなくなるような作品が目立ちました。夫婦で笑って読みながらも、いささか身につまされる夫と悠然と微笑む妻の姿が目に浮かぶようです。

入選作: 定年後悠々自適は妻でした

     老犬が黙って俺の愚痴を聞く

             よく喋る家電と妻に囲まれる

             寒くないやさしい妻が猫に聞く

定番の加齢ネタは自虐ユーモアたっぷり

体力・知力の老化をテーマにした作品は、今年も秀逸な句がたくさん寄せられました。その中でも、自身の現状をクールに見つめた自虐的なユーモアの川柳が入選を果たしました。「わかるなあ」と思わずうなずく人も多いかもしれません。

入選作:腕立て伏せ伏せたらずっと伏せたまま

            自叙伝を書いて配って捨てられる

            道端で休んでいたら拝まれる

            高齢者前期後期の次末期?

            タブレット 使えず回る 寿司見つめ

有老協・シルバー川柳とは

公益社団法人 全国有料老人ホーム協会が、設立20 周年記念事業のひとつとして、2001 年に公募を開始しました。以後、高齢社会・高齢者の日々の生活に関するものであれば題材に制限を設けず、応募資格も一切設けなかったことから全国の幅広い年代層から応募をいただいています。シルバー川柳は、超高齢社会を迎えた日本の世相を反映する1 つとして定着し、シルバー世代の第二の人生を応援しようと川柳募集を毎年実施しています。

公益社団法人 全国有料老人ホーム協会(有老協) とは

有老協は、有料老人ホーム利用者の保護と、ホームを設置・運営する事業者の健全発展を図ること

を目的に設立された、老人福祉法第30 条、第31 条に規定されている公益社団法人です。

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今年の敬老の日は2025年9月15日(月)

タイトル:『シルバー川柳15 杖忘れ走って店に取りに行く』

編者:公益社団法人全国有料老人ホーム協会+ポプラ社編集部編

本体:1,210円(税込)

発売:2025年9月3日

書誌ページ>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008518.html

Amazon>>https://amzn.to/41GqoEI

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会社概要

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URL
https://www.poplar.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田3丁目5番8号 JR目黒MARCビル12階
電話番号
03-5877-8101
代表者名
加藤 裕樹
上場
未上場
資本金
-
設立
1948年06月