元旦に生まれる赤ちゃん約38万6千人~2016年の新生児死亡は260万人、すべての子どもが生き抜ける世界へ【プレスリリース】

赤ちゃんを守ろう世界キャンペーン開始

 

生後10カ月の女の子。(インド)2017年7月撮影© UNICEF_UN076876_Sharma生後10カ月の女の子。(インド)2017年7月撮影© UNICEF_UN076876_Sharma

【2018年1月1日 ニューヨーク 発】

 2018年の元旦、世界で約38万6,000人の赤ちゃんが誕生するだろうと、ユニセフ(国連児童基金)は本日述べました。そしてその9割を超える子どもたちは、発展途上地域で生まれるとされています。

 2018年最初の赤ちゃんはキリバス共和国のクリスマス島で生まれ、同日最後の赤ちゃんは米国で生まれることになるでしょう。この日世界で生まれる赤ちゃんの半数以上は、以下の9カ国で生まれると推定されています。

 インド:69,070人、中国: 44,760人、ナイジェリア: 20,210人、パキスタン: 14,910人、インドネシア: 13,370人、アメリカ: 11,280人、コンゴ民主共和国:9,400人、エチオピア: 9,020人、バングラデシュ: 8,370人

 多くの赤ちゃんが生き残る中で、生まれたその日を生き抜くことのできない赤ちゃんもいるでしょう。2016年、毎日推定2,600人の子どもが、生後24時間以内に亡くなりました。約200万人の新生児にとって、生後第1週目が人生最後の週になりました。合計すると、260万人もの子どもが、生まれて1カ月経たないうちに命を落としたのです。これらの子どもたちの8割以上は、予防や治療が可能な原因、すなわち早産、出産時の合併症、敗血症や肺炎などの感染症を理由に亡くなっています。

 「ユニセフの新年の決意は、すべての子どもが、1時間以上、1日以上、1カ月以上長く生き、生き抜いて成長していけるよう支えること」とユニセフ本部保健部長のステファン・ピーターソンは述べました。「政府やパートナー団体に呼びかけ、数百万人もの子どもの命を守るために、実績のある、低費用の解決方法を用いて取り組んでいきます」

 この20年間で世界の子どもの生存率は大きく上昇し、5歳未満児の死亡数は2016年で年間560万人にまで削減されました。しかし、新生児の生存率の向上は遅く、5歳未満児死亡数の46%は生まれてひと月目に生じています。
 

肺炎にかかった赤ちゃんを抱く母親。(エチオピア)2014年9月撮影© UNICEF_UNI169764_Clark肺炎にかかった赤ちゃんを抱く母親。(エチオピア)2014年9月撮影© UNICEF_UNI169764_Clark

 来月、ユニセフは「Every Child Alive」と題する赤ちゃんを守るための世界キャンペーンを開始し、支払える費用で、質の高い保健医療サービスをすべての母親と新生児に届けることを訴え、かつ、実行します。これには、保健施設での安全な水や電気の安定した供給、専門の技能を持つ保健スタッフの出産立会い、へその緒の消毒、生まれて1時間以内の授乳、母子の早期の肌と肌のふれあいが含まれます。

 「世界のすべての赤ちゃんが22世紀の世界を見る機会を持つべき時代に入っています」とピーターソンは述べました。「しかし残念ながら、今年生まれる約半数の子どもたちはそれが叶わないでしょう。2018年1月にスウェーデンで生まれる子どもは2100年まで生きる可能性が高い一方で、ソマリアで生まれる子どもは2075年を超えて生きる可能性が低いのです」

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■ユニセフについて
 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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