NYストリートカルチャーを追体験する100冊展—「BLANKMAG」ポップアップイベント開催—
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2025年2月7日より、URBAN RESEARCH KYOTOにて、カルチャーレーベル「BLANKMAG」のポップアップイベント「BLANKMAGBOOKS STORE & SALON SOUVENIR SHOP」が開催されます。本イベントでは、創設者・鈴木氏が長年にわたって収集・編集してきたZINEや写真集、計100冊を時系列で展示販売。90年代から現代までのNYストリートカルチャーの変遷をたどる貴重なコレクションが並びます。
「ストリートの歴史を、時間を超えてもう一度体験できるような空間を作りたい」。そんな鈴木氏の想いが込められた本イベントは、アート、ファッション、スケート、音楽、グラフィティが交差するNYのリアルなカルチャーシーンを深く知る機会となるでしょう。
そもそも「BLANKMAG」とは。
「BLANKMAG」は、NYのストリートカルチャーを軸に、アートやファッション、写真、音楽といった幅広い分野を独自の視点で編集し、発信するカルチャーレーベルです。創設者の鈴木氏が個人的な記録として始めたオンラインアーカイブは、やがて世界中の同じ価値観を持つ人々とつながり、12年にわたる活動へと発展しました。
「元々は自分の好きなものを整理するために、TumblerやInstagramに写真をアップしていただけなんです。でも、それを見た海外の人たちから『これ面白いね』という反応があって、自然とコミュニティができていった」。そう語る鈴木氏にとって、「BLANKMAG」は単なる情報発信の場ではなく、カルチャーを愛する人々がゆるやかにつながるための“編集された空間”でもあります。
「BLANKMAG」が発信するのは、流行ではなく「ストリートカルチャーの本質」。NYで生まれたスケートやグラフィティ、ヒップホップがどのように交差し、新しい表現が生まれてきたのか。その歴史と背景を伝え続けています。
100冊でたどる、NYストリートカルチャーの変遷。
本イベントでは、鈴木氏が厳選したZINEや写真集、計100冊を展示販売。単に“貴重な本”を並べるのではなく、ストリートカルチャーの流れを理解できるよう、時系列に沿った構成となっています。
「例えば、90年代半ばの映画『KIDS』は、当時のNYのストリートカルチャーに大きな影響を与えました。その監督ラリー・クラークの写真集や、彼の周辺にいたアーティストたちの作品を並べることで、当時の空気感が伝わるようにしています」と鈴木氏。
100冊の中には、ストリートアートシーンを牽引したアーティストの作品集、ZINEカルチャーの変遷を記録した書籍など、一般の書店では手に入らないものばかりが揃います。特に、ダッシュ・スノウやライアン・マッギンレーなど、2000年代以降のNYのアートシーンを象徴するアーティストたちの作品は必見です。
「このイベントで紹介する本は、どれもNYのストリートカルチャーにとって重要なピース。でも、値段や希少性で語られるものではなく、その本が持つストーリーや背景を知ることが大切なんです」と、鈴木氏は気持ちを込めて言います。
イベントを通して伝えたいこと。
「ストリートカルチャーの本質は、表現の自由さとコミュニティの力にあると思うんです」と鈴木氏は言います。
「例えばNYでは、スケーターが集まるスポットにグラフィティアーティストが加わり、そこに音楽やファッションが生まれる。カルチャーは決して単体で成立するものじゃなくて、いろんなものが混ざり合って、そこに集まる人たちが新しい流れを作っていく。それがストリートの面白さなんです。今回のポップアップをURBAN RESEARCH KYOTOで開催することにも意味があります。リニューアルしたばかりのURBAN RESEARCH KYOTOは、まだ“色”がついていない状態。そこにストリートのエッセンスを加えることで、新しいカルチャーの拠点になれたら面白いなと思っています」。
また、本をただのアーカイブとしてではなく、「未来につながるヒント」として見てほしいとも語ります。
「今回の100冊の中には、僕自身の人生を変えた本も多い。でも、それを読んでどう感じるかは人それぞれ。大切なのは、自分なりの視点で何かを掴んでもらうこと。そのきっかけになれば嬉しいですね。今の時代、Instagramを見れば世界中の情報が一瞬で手に入る。でも、手に取って紙の質感を感じながらページをめくることで、より深くその文化に入り込める。ZINEや写真集は、そういう体験を与えてくれるメディアなんです」。
今回のポップアップイベントは、単なる「販売の場」ではなく、新しいカルチャーと出会うための入り口。
「普段ストリートカルチャーに触れていない人でも、まずは気軽に覗いてみてほしい。『こんな世界があるんだ』と感じてもらえたら、それだけで十分です」。
2月7日から始まる「100冊展」、ぜひアーバンリサーチ京都でその空気感を体験してみてください。
BLANKMAG鈴木氏の推し6選。
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『Tulsa First Edition』 Larry Clark
数多くのフォトグラファーや映画監督にまで多大な影響を与え続けた伝説の写真集『TULSA』。こちらは1971年にLustrum Pressから出版された初版、サイン入り。50年以上経ったいまでも、衝撃的な作品として知られています。NYのブランドSupremeから表紙の写真を落とし込んだスケートデッキやTシャツが発売されています。(鈴木)
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『Teenage Lust -Second Edition-』 Larry Clark
伝説の写真集『TULSA』から、12年も費やして発表された2作目の作品集『TEENAGE LUST』(初版は1983年)。こちらは1987年に自費出版で発行されたSecond Edition。NYのブランドSupremeから表紙の写真を落とし込んだスケートデッキやTシャツが発売されています。
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『Kids(日本語版)』 Larry Clark
『KIDS』はニューヨークのストリートキッズたちの日常をリアルに描いた伝説の映画。脚本を手掛けたのはハーモニー・コリン。クロエ・セヴィニーやNYを代表するアイコニックスケーター、ハロルド・ハンター、レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアースも出演している。映画のシナリオとフィルムスティルで構成されたフィルムブック(日本語版)。1996年当時、この映画に衝撃を受けてNYストリートカルチャーを追いかけるようになりました。私の人生を変えた映画『KIDS』のフィルムブックです。
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『POLAROIDS』 Dash Snow
ライアン・マッギンレーやダン・コーレンと共にNYアート界のスーパースターとして注目されるも2009年7月に惜しくもオーバードーズにより亡くなってしまったダッシュ・スノウのポラロイド写真集。当時の日常を記録したポラロイド写真の数々。NYのブランドSupremeからも彼の作品を落とし込んだアイテムが発売されています。
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『POST 9-11』 Ohwow
2011年、Los AngelesのOHWOW galleryで開催された歴史に残る「exhibition “POST 9-11″」。ニューヨークで起きた惨事「9-11」以降の混沌とした時期に様々な不安や景気後退を感じる中、クリエイティブを通して活動を続け、頭角をあらわした新しい表現者たち……。ライアン・マッギンレー、ダン・コーレン、ダッシュ・スノウ、テレンス・コー、ネイト・ロウマンなど、ゼロ年代、NYのL.E.S (ロウワーイーストサイド)を中心としたカルチャーシーンの主役であり、研ぎ澄まされた感性を持った彼らがアートとして消化した作品が一同に展示されたexhibitionのカタログ作品集。
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『BLANKMAG BOOK -Second Edition-』 BLANKMAG
自分の書籍コレクションをまとめた「本 の 本」。世界的に価値が定まっている、いわゆるレア本はあまり掲載されておりませんが、BLANKMAGらしい独自なセレクトで200ページを超えるボリューミーな内容。今回のポップアップショップに出品されている本も多数掲載されています。
BLANKMAGBOOKS STORE & SALON SOUVENIR SHOP
【開催期間】
2025年2月7日(金)〜
【開催店舗】
URBAN RESEARCH KYOTO
住所:京都府京都市中京区寺町通円福寺前町285
電話:050-2017-9156
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
Instagram @ urbanresearch_kyoto
Instagram @ blank_mag
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