熊本県の「わいた第2地熱発電所」における発電および熱輸送設備の建設開始【TGES】
TGESは、LNG基地や地域冷暖房、エネルギーサービス(*2)等の事業において、自らが施設・設備のユーザーとして培ったエンジニアリングや運転保守(以下「O&M」)の知見・ノウハウを、太陽光発電設備やバイオマス発電設備の設計・施工、O&Mなど再生可能エネルギー分野に活かしてきました。今回、TGESとして初めて地熱発電設備の設計・施工に取り組み、長期間にわたる運用性、保守性に優れた設備を実現します。
<わいた第2地熱発電所の概要>
会社名 | わいた第2地熱発電株式会社 |
所在地 | 熊本県阿蘇郡小国町大字西里字山際3070番1他 |
発電出力 | 4,995kW |
方式 | シングルフラッシュ方式(*3) |
商用運転開始 | 2026年3月 (予定) |
なお、本発電所の運営は合同会社わいた会(*4)(以下「わいた会」)と、ふるさと熱電株式会社(以下「ふるさと熱電」)が行います。
地熱発電は、天候に左右されない安定的な再生可能エネルギーであり、豊富な資源量からベースロード電源としての活用も期待されています。TGESは地熱発電のエンジニアリングに取り組み、普及拡大を推進することで、2050年カーボンニュートラル実現に貢献していきます。
*1:ふるさと熱電が設立した特別目的会社。
*2:エネルギーサービス事業者がエネルギーシステムを所有、メンテナンスまでワンストップで行い、利用者は初期投資不要でエネルギーサービス利用料を対価として支払うサービス。
*3:地下でフラッシュ(減圧沸騰)した地熱流体(蒸気・温水)から汽水分離器(セパレータ)によって蒸気を1回だけ分離しタービンで発電機を動かし発電する仕組み。地熱発電にはこのほかにダブルフラッシュ方式や、バイナリー方式等がある。
*4:わいた地区全30世帯の世帯主で構成された会社であり、小国町の地熱開発における地域調整を担う。売電で得た収益の一部はわいた会に還元し、地区の整備や産業創出に活用している。
【再エネ発電設備の建設・メンテナンスの主な取り組み】
ジェームズフィッシャーアンドサンズ社と日本の洋上風力向け O&M 事業等における協業契約を締結(2024年2月27日発表)
https://www.tokyogas-es.co.jp/notice/pdf/20240227-01.pdf
東京ガスグループにおけるオフサイトコーポレートPPA 小売供給事業の実施について (2023年5月30日発表)
https://www.tokyogas-es.co.jp/notice/pdf/20230530-01.pdf
共同事業会社「A&Tm」の設立について ~太陽光発電事業のアセットマネジメントとテクニカルマネジメントをワンストップで提供~(2022年9月16日発表)
https://www.tokyogas-es.co.jp/notice/pdf/20220916-01.pdf
沖縄県うるま市「中城バイオマス発電所」営業運転開始のお知らせ(2021年7月21日発表)
https://www.tokyogas-es.co.jp/notice/pdf/20210721-01.pdf
宮城県仙台市 バイオマス専焼火力発電所におけるオーナー支援業務および運転管理業務の委託契約締結について(2021年4月7日発表)
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