NECと昇降機・立体駐車場メーカーのダイコー、機械式駐車場の安全性向上と人手不足の解決に向け協業
― 事業化に向け、12月に開発中の無人化ソリューションのデモンストレーションを実施 ―
日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼CEO:森田隆之、以下NEC)は 、機械式駐車場の安全性向上と人手不足の解決に貢献する無人化ソリューション(注)の開発に向け、ダイコー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:兒玉康智、以下 ダイコー)と2025年6月から協業を開始いたしました。
本協業では、NECがシステム全体の企画・実証を担当し、ダイコーの堅牢な機械式駐車場のハードウェア技術と豊富な業界ノウハウを組み合わせることで、利用者の安全確保とオペレーターの人手不足という、駐車場業界の重要課題の解決を目指します。
また、開発中の無人化ソリューションをいち早くご体験いただける先行デモンストレーションを2025年12月に実施いたします。

■背景:高まる機械式駐車施設の安全要求に応える
オフィスビル、ホテル、商業施設などに併設される機械式駐車施設では、オペレーターが利用者の駐車を支援し、安全な運営に重要な役割を果たしています。しかし、安全面での事故は依然として発生しており、さらなる対策が求められています。これまでNECは、機械式駐車施設の無人化実現に向けて取り組み進めてきましたが、その活動の「安全・安心」の強化にダイコーも共感し、今後は両社が協力して取り組みを進めていくこととなりました。
NECとダイコーは、こうした社会課題や業界全体の安全性向上や人手不足といったニーズに応えるため、機械式駐車場とシステムを連携させた革新的なソリューションの提供を目指します。
■協業の概要:システムインテグレーター「NEC」 × 昇降機・立体駐車場メーカー「ダイコー」
本協業は、両社の強みを持ち寄り、これまでにない付加価値の創出を目的としています。
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NEC(システム全体の企画・実証)
長年培ってきた画像認識とAI技術やシステムインテグレーションの知見を活かし、ソリューション全体の設計からソフトウェア開発までを担います。画像認識とAI技術による安全・安心の実現に加え、利用者が直感的に使えるUI/UXをデザインし、ワンストップでのサービス提供を目指します。
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ダイコー(機械式駐車場ハードウェア連携・業界ノウハウの提供)
国内有数の昇降機・立体駐車場メーカーとして、機器の制御技術や安全規格、事故事例やヒヤリハットに基づく安全ノウハウを提供します。NECが開発するシステムと機械式駐車場を、安全かつスムーズに連携させるための技術協力を行います。
■デモンストレーション概要
開発中の技術をより多くの方にご覧いただくため、2025年12月に先行デモンストレーションを実施いたします。場所は、港区のオフィスビルに併設された機械式駐車施設を予定しています。
本デモンストレーションでは、実際の駐車施設を使用し、以下のソリューションを体感頂けます。
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降車確認ソリューション
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装置内の侵入検知ソリューション
※デモンストレーションの詳細やお申し込みについては、<本件に関するお問い合わせ先>までご連絡ください。
■今後の展開
今後も両社でのさまざまな検証・検討を重ね、2027年度のサービス提供を目指して取り組んでいきます。
以上
(注)「NEC、AI技術を活用し、機械式駐車施設の無人化実現に向けた実証を開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000884.000078149.html
<本件に関するお問い合わせ先>
ダイコー株式会社 営業推進部
E-Mail:eisui@daiko-s.co.jp
NECインダストリーインフラ統括部 新規事業開発グループ
E-Mail:iid-pr@dpf.jp.nec.com
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